Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

三十数年ぶりの「パッション」

2023年03月30日 | グルメ

代官山の旧山手通り沿い、お洒落なヒルサイドテラスの一角にレストラン・パッションはあります。
私がここに来たのは実に三十数年ぶり。
若かった私が何を食べたのかなんてまったく覚えていませんが、正式なフレンチレストランに緊張したこと、赤い豪華な絨毯、奥に大きな暖炉があったことをぼんやりと覚えていました。



お店のHPによると、アンドレ・パッション氏は1970年に大阪万博で来日、名店「イル・ド・フランス」のシェフを経て、1984年に代官山のこちらを開店されたのだと。
単身で来日した彼はこちらで結婚、今や孫5人を含む11人の大家族で、息子さん二人も店を手伝っているのだそうです。
確かに、体格は違うけれどちょっと似た感じの黒髪の男性が二人、店内でてきぱきと接客を。



こちらのスペシャリテ「カスレ」は、白インゲン豆をソーセージや鴨肉と共に、カッセロールと呼ばれる土鍋に入れてじっくりと煮込んだラングドック地方の郷土料理。
白インゲン豆がたっぷり、そしてどうにも脂っぽくてコクがあると思ったら、豚足や豚の皮も入れてあるのですって。
真ん中がその写真、これで二人分(注文できるのは二人分から)。
深い味わいの、とーってもボリュームがある料理です。



他にアミューズ、レンズ豆のポタージュスープ、イサキのカルパッチョなど。
デザートは、ワゴンから好きなものを3品。
「ダークチェリーの焼きカスタード」が美味しい!と思ったら、これもこちらの定番なのですって。



銀鼠色に淡い花の絞りが入った着物で、誕生日ランチ。
パッション氏に褒められました。
女性へのお世辞は、フランス人男性のエチケットでありましょう。

コメント (16)
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