Zooey's Diary

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ジェットストリーム最終回秘話

2012年11月07日 | 社会
某SNSで、「ジェット・ストリーム」についての話が盛り上がりました。
午前0時に始まった往年のTokyoFMのラジオ番組です。
「遠い地平線が消えて 
 深々とした夜の闇に心を休めるとき…」
ジェット機の轟音が徐々に消えると
テーマ曲「ミスター・ロンリー」の優しい旋律が流れ
パイロット(案内人)が静かな口調で語り始める。

懐かしいなあ…
私、これ、中学から高校の頃、よく聴いていたのです。
あの頃はFM愛知、自分の部屋の小さなラジカセで。
毎晩12時位になると、一応寝る用意を始め、
ベッドで本を読みながら。
落ち着いたテノールの城達也の声が大好きでした。
日航がスポンサーというのも
田舎の少女の想像力をかきたてました。
海外旅行がまだまだ夢だった時代…

その案内人、城達也氏の最終回についての記事が
以前、読売新聞に載っていました。
もう随分前のことなのでリンクはできないのですが
私のメモ書きによると
番組開始から27年たった94年秋、
久しぶりにその番組を聴いた、当時のFM東京の後藤社長はびっくりしたのだそうです。
「自分が知っていた城の声とはまるで別人だったから」と。
翌朝、番組スタッフに訊くと、みんな声の異状に気が付いていたが
「城さんはこの番組が生きがいだと言っている。
 声がおかしいとはとても言えない。」と。
社長はそれから一週間、番組を聴き続け、
「このままでは彼のイメージが壊れる。私から伝えよう。」
と彼を11月末に社長室に呼ぶと
「ご心配をおかけしました。腹を決めました。」と
自分から降板を切り出したのだそうです。

その年の12月30日、
「では皆様さようなら。よいお年をお迎え下さい。」
と語ったのがオンエアの最後の言葉。
2ヵ月後、食道がんで城氏は空に旅立ったのだそうです。
そんなドラマがあったなんて…

YouTubeでその最終回の様子が出て来ました。
少女の頃の思い出が、BGMと共に蘇ってくるようです…


コメント (14)
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