需要があるかどうかも定かではない中、
はじめたこの入門編ですが、
続いてLv1に入っていきたいと思います。
前回は、碁盤や碁石のこと、石の置き方などを学びました。
今回は、
「囲碁は何をすればいいゲームなのか」
言い方を変えれば、
「どうなれば勝ちのゲームなのか」
という疑問にお答えしたいと思います。
ゲームの一番根幹の部分ですからね。
ここがわからなくてはイメージのしようがありません(笑)
まず、
日本語で説明すると、囲碁とは
「陣取りゲーム」 です。
最終的に相手より多くの「陣地」を確保すれば勝ち、
というゲームなのです。
では具体的にどういう状態が陣地なのか、
図でみていこうと思います。
(図1)
図1のような状態で黒の陣地、白の陣地はどこでしょうか。
最初は理屈で陣地を理解するのは難しいので、
「なんとなく囲っているところが陣地っぽいぞ」
という雰囲気を掴んでいただければ結構です。
解答は、
(図2)
図2の〇のところが黒の陣地、
そして△のところが白の陣地となります。
右半分は黒が、
左半分は白が囲っているのがおわかりでしょうか。
このように囲っている壁の内側の空間が陣地というわけです。
このひとつひとつの〇が1ポイントの黒の陣地です。
図1に戻ってみてみると、これからの空間は、すべて石を置くことのできる線の交点でした。
まずは黒の陣地を数えてみましょう。
〇が32個あるので、、、
黒地は32目(もく)あります。
ちなみに目(もく)とは囲碁における陣地の単位なので覚えておいてください。
次に白の陣地は、
△が29個あるので、、、
白地は29目ですね。
黒地が32目対白地が29目、
32-29=3
で黒地が白地より3目多いので、
黒の3目勝ちという結果になるわけです。
それでは最後に練習問題です。
ちょっと難しいかもしれませんが、
黒の陣地、白の陣地はどこか考えてください。
(練習問題)
囲っている壁の内側の空間が陣地でしたね。
(解答図)
解答図のように、
〇が黒の陣地(黒地)
△が白の陣地(白地)
となります。
では数えてみましょう。
黒の陣地(〇)は、23目
白の陣地(△)は、20目
なので、
黒の3目勝ちということです。
それではLv1のポイントをまとめてみましょう
- 囲碁は「陣取りゲーム」
- 囲っている壁の内側のあいている空間=陣地
- 陣地は1目、2目と数える
というわけで、Lv1では囲碁というゲームの目的についてお話しました。
どうしても説明不足な部分があると思うので、この時点ではまだぼんやりで大丈夫です。
これから色々話していく中で謎が解けていくと思います。
このように、
相手より多くの陣地を確保しようとする
という目的を達成しようと打っていく中で、
当然相手の思惑と衝突し、戦いがおこるのですが、
ここが囲碁の醍醐味であると言えます。
次回は囲碁におけるとても大きな要素である、
「相手の石を取る」ということについてお話しようかなと思います。