花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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マグロはえ縄漁船の出港(鹿児島県いちき串木野市)

2013-09-06 17:45:41 | 日記
いちき串木野市としては9年ぶりのマグロ漁新造船です。同市神崎水産の「第78幸榮丸」(436トン乗組員24人)は台風一過の9月4日昼前に串木野外港を出港しました。



地元「南日本新聞」記事によると最新の冷凍設備を備え最大で284トンのマグロを収納でき、建造費は約7億円。北大西洋と東太平洋で約1年間マグロはえ縄漁をします。乗組員の殆どは東南アジア系の若者のようでした。



この日は台風17号が午前3時頃に鹿児島県指宿市に上陸し北東に進みましたが、北よりの風が少し強い程度で出港に影響はありませんでした。



いちき串木野市長の挨拶の後、関係者一同で乾杯。船の別れはゆっくりで名残が尽きないものとイメージしていましたが、出港儀式は5分ほどで終わりました。手際良い作業で意外にもあっさりと船は岸壁を離れました。



見送りには漁業関係者に近くの保育園児も加わりにぎやかでした。新造船でもあり涙の別れというよりも、祝福と期待感に包まれた船出でした。



軽やかなエンジン音を響かせて船が完全に岸壁を離れると初めて汽笛が鳴りました。乗組員が手を振り始めたのは一連の出港作業が一段落してからでした。旅客船と違ってお客さんが乗っていないため、両方とも手を振るタイミングが少し違いました。



出船には「蛍の光」が付き物ですが特に音楽はなく、ゆっくりとした速度で何度も汽笛を鳴らしながら港を後にしました。防波堤の先に見えるのは薩摩半島先端の野間岳です。遠ざかる船に思わず涙が出そうになりつつも、乗組員一同の安全と健康、大漁を祈って見送りました。



民謡「串木野さのさ」

○ハァー百万の 敵に卑怯はとらねども 串木野港の 別れには
    思わず知らず 胸せまり ホロリ涙の ひとしずく(男涙を ついほろり)サノサ

○ハァー落ちぶれて 袖に涙のかかるとき 人の心の 奥ぞ知る
    朝日を拝む人あれど 夕日を拝む人はない サノサ



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