バリボーママのひとりごと♫

福岡発東京経由シカゴ行!ご主人様よっちゃんの仕事の関係でシカゴへ。約7年の駐妻生活を経て帰国、今に至ります☆

adoption

2021年02月28日 | シカゴ生活
先日、前々から観たいと思ってた映画が
テレビで無料視聴できる期間のリストにあった

「The instant family」という映画

さくっと言うと…
ある子供のいない夫婦が
訳あって施設で暮らす子どもを養子に迎えようと
里親制度を使って一緒に住んでみる…的な内容

trailer/予告編を見る限り
コメディ要素が強く、ぎゃはぎゃは
笑える面白さだと思ったのだけど…

実際観たあとは
めっちゃ考えさせられたなぁ


adoption/養子縁組 や  foster care/里親制度
こちらでは割とよく聞きます

adoption=法的手続きあり
foster care=法的手続きはなく、一時的に(もしくはadoptionの前に)面倒を見る

意味的にはこういう違いがあるようですが
親が育てられない、または親がいない、など
さまざまな理由で施設に預けられている子は
ベビーちゃんからティーンまで
びっくりするほどの数の子がいるそうで…この国の抱える問題のひとつ


アタシも養子を題材にしたfostersっていうドラマに
はまってめっちゃ観てたし
(ドラマの題材になるくらい日常に普通にある、といえる)

実際周りでも養子の話を普通に聞くし、いるし…


あるお知り合いファミリーはね、
子供が5人いてバスみたいな自家用車に乗ってるのだけど
実はそのうちふたりは養子だと…

もともと三人も子どもいるのに
さらに二人の…言い方は悪いかもしれないけど「肉親以外の子」を
面倒見て育てているわけです

どういう経緯でそうなったのかは知らんけど
「慈愛」「博愛」の気持ちと経済的余裕がないと
…いや~、気持ちはあっても
なかなか実際に行動に移すのは難しいよね

そのご夫婦、
見るからに人のよさそうな
温厚そうな、
余裕がありそうな感じだったのだけど

養子の事実を知ってからは
ただ「やさしい」とか「人がいい」って言うだけでなく
彼らに対する「尊敬」の気持ちがアタシの中に生まれました

実際、アタシも人助けはしたい
世の中にさびしい思いや
つらい思いをしている子がいると思うと心が千切れそう
だけど…現実としてやっぱり…養子とか里親って
責任背負う自信は持てないです

アメリカでは
里親・養子縁組、たくさんいると知って「すごいな~」と思ったけど
その反面、
産み捨て、ティーンの妊娠、ドラッグ、ネグレクト、暴力…
そういう問題がたくさんあるってこと

アタシの願いはただひとつ
子どもたちが笑顔で過ごせる世界であってほしい

ちょっと発言が壮大すぎる
だけど…映画を観て本当にそう思いました
映画では最後、
法廷で養子縁組の手続きを取って終わるのでハッピーエンド
実際はそんなに簡単なことじゃないんだろうけどね
でもハッピーで終わってくれてよかった

養子縁組に関しては
渡米からかなり初期のころに
びっくりした記憶があるのに
そのころはほかにもびっくりすることが多すぎて
記録するのをすっかり忘れていた

…ってことで
いまさらながら記録。