こちらのみなさま、必ずと言っていいほど
「なんで?」「どうして?」という答えを求めます
日本でならきっと
「なんとなくぅ~」
「理由はないけど…」ってことにも
日本でならきっと
「暗黙の了解」で理解するところや
「行間を読ん」で類推するところも
必ずと言っていいほど
「なんでそう思うの?」
というような質問が来ます
…
これ、実はかなりのプレッシャー
why/becauseの質問に慣れてない
根っから日本人のアタシは
「…なんで…だろうね」
「…なんでって言われてもぉ…」
答えられないことが多い
例えば①
週に一度の個人英会話のテューターから
毎週映画(ビデオ・主にディズニー映画)を見て
質問に答えるワークシートの宿題が出る。
そこにある問題は…
「この映画は好きですか、嫌いですか? それはどうしてですか」
「この映画の中で一番好きな音楽はどれですか? そしてなぜですか」
「登場人物で一番好きなのは誰ですか そして…
理由はなんですか」
アタシ、撃沈
…
…
だってすきっちゃも~んっ
じゃ、だめなのね
毎回必死に理由を探すアタシ…
やっぱり「英会話」で大切なのは「英」よりも「会話」能力…と実感
例えば②
先日の王子の野球の試合で
外野を守っていた子が右中間のフライを落とした
ま、割と走って行って取らなければならないような
彼らにとっては難しいフライだったことは確か。
試合後、コーチは
かかわっていたセンターとライトの子に聞く
「なぜ取れなかったんだ理由が知りたい」
決して責めた口調ではないが
フライを取れなかったことに「理由」を求める。
アタシ、驚愕であんぐり
「フライを取れなかったこと」に「理由」が必要なその現実にただただ驚いた
参考までに彼らの答えは
お互いに、
「ライトから追ってきているのが見えたから、僕は止まった」と、
「センターのボールだと思ったから、止まった」
当り前っちゃぁ当り前の返事
これに対してコーチの返事は「声を掛け合うんだぞ」
全員当り前のことしか言ってないけど
これをいちいち口に出して言うのがアメリカなんだな~と思う
例えば③
子どもたち、夏休みの間も
テューター/家庭教師のセンセに来てもらってる
毎回例文を作る宿題が出るのだが
その例文にも必ず文章を完結させるために「理由」を求められる
同義語を使った文章を作る
nap/昼寝 と slept/寝る
『I take a nap, and my mother slept in her bed, because we are tired.』
(僕は昼寝をして、そしてお母さんも寝た。
なぜなら疲れていたからだ)
eat/食べる と dine/外食する?
『I eat snacks, and my friend dine Sushi for lunch, because we are hungry.』
(僕はスナックを食べ、そして友達はお昼に寿司を食べに行った。
なぜなら僕たちはお腹が空いたからだ)
(王子の実際の宿題から抜粋)
こうやって「…だよね~」「…と思った~」と
アタシ的には思いっきり適当にスルーするところを
ほぼほぼ拾い集めてきちんと説明しなければならないらしい
…ややめんどくさい