41才! 海外で不妊治療デビュー

40歳で不妊治療デビュー。赴任国の隣のタイでAIH2回後、3月に初IVFを、8月のKLCで2回目のIVFは残念な結果に。

セカンドオピニオンを聞きに

2007年06月05日 | 不妊治療 タイ
やってきました。  
B病院。 ごめんね他の病院に浮気して えへっ


どうか悪い結果になりませんようにと祈りながら
不妊治療センターへ この日は9時から12時までの診察とのことで
8:40到着。 (だって、予約はできなかったし診察する時間ができたら
           ってことだったので早めに行って待っていよう。 っと)

小さめの待合室にはご夫婦2組、その他に4人
3時間の診察時間内に私の時間はとってもらえるのかしらん・・
外国語の通訳らしき人もいて、暗い雰囲気はない。

おっ、日本人の女性がひとり(日本語の新聞読んでた)
どうしようかなぁ、話しかけてみようかなぁ・・
ん~ 意外とシャイな私は気になりつつも 持参した本に目を落とす。
1時間くらい読んだかな~

やっぱり話かけてみようかな。
日本人に会えるチャンスってなかなかないし・・・
色んな情報も知りたいし

   「あの、すみません」  と思い切って声をかけてみた。
   「はい 」 うわっステキな笑顔
   
そんなことから始まってお話をしてみると
この国の医療事情、先生の評判、昨日行ったS病院、他の病院のこと
それから、それから ご自分の治療体験をたくさん教えてくださった。

周りに日本人があまりいない私には宝の山のような情報がいっぱい   「うんうん、それでそれで?」と聞き入っている時に私の順番が、

   「あ~ん もっと聞きたい~


彼女の診察は終わっていたため、もうこれ以上お話を聞くことはできない。
診察の順番が回ってきてうれしいのかうれしくないのか・・・


   「あなたが終わるまで 待ってますよ。」
   「うわっ~ うれしい」  ホントうれしい。


その後  診察を終えた私の支払い、薬受け取りまで付き添ってくれて
色々教えてくれた彼女。  
同じ悩みを抱えていてがんばっている人がいるんだ
心細い気持ちで小さくなっていた私のハートが暖かくなった。


同胞よがんばろう (ちょっと危ない?)
とお互い深い絆を結んで別れた。 



不妊治療デビュー 初日その4

2007年06月04日 | 不妊治療デビュー 初日
そっか・・・  最終手段しかないんだ
初めの一歩だった不妊検査で最終手段宣告

ホテルに帰る足取りも重く ホテルに到着
あれも買おう、これも買おうと思って楽しみにしていたお買い物に
行く気にもなれないし かと言ってホテルの部屋にひとりぼっちでいると
暗くなってしまう。

とりあえず外にでよう。
帰りの飛行機まであと一日半、希望もない今、どうやってすごそうか
とノロノロ歩きながら考える。
気持ちを紛らわせる為に髪でも切ろうか?

そうだ! フェイシャルエステに行こう。
この国に来たらいつも行っているささやか贅沢フェイシャルマッサージ
頭もガンガン痛むし、1時間横になっていれば気分も変わるかも。

そこに行くことで気持ちが楽になったのか。 

ふっ と そうだ  明日丸一日予定がないなら 以前排卵誘発剤を貰ったB病院に行ってみよう。 
セカンドオピニオンってのもあるじゃん

そうよ、そうよ。 そうしましょう

あっ、でも予約ができなければ診察は難しい。
思い切って電話をしてみると

「すみません。先生、明日はいらっしゃるのですが担当が変わったんですよ
        違う科になりますけどよろしいですか?」 とのこと

「そうですか。 どこに変わったんですか?」
「婦人科から不妊治療センターに変わって、今はそこの医長なんですよ」
「えっ その方が都合がいいです。 不妊の相談にと思っていたので

やった~  朝から上がったり下がったりのテンションに疲れつつも
とりあえず、予約はできないが明日診察してもらえることになった。ことで

す~んごく気が楽に。
足取りも軽くエステへ向かった。


ここの顔マッサージ値段もお手ごろだし、すっごく気持ちが良い。
2時間近く、うとうとしながらマッサージしてもらったら
   すっきり

さあ、明日のセカンドオピニオンにかけるぞぉ

  なぜだか、悪い結果がでるとは考えもしない単純な性格。。。のようです。

不妊治療デビュー 初日 その3

2007年06月04日 | 不妊治療デビュー 初日
 「彼とよく相談してみます。」
 
と取りあえず、診察室を後に。
先生はとても良い感じだった。 説明もとても詳しくて

日本ではよく聞く、先生忙しそうで質問できなかったのよ。。。  
てことは全くなかった。

時間をかけて丁寧に説明してくれたし、手書きで筋腫の場所や色々書いてくれたし
十分な満足できる診察時間だった。

話の内容は納得でききたけど 筋腫の手術はかなりショックだった
しかもかなりの費用がかかる。

気持ちを落ち着けて考えようと院内のカフェへ
おいしそうなものがたくさんあって明るくキレイ

身体が冷えていたので暖かい紅茶とランチセットを注文。
紅茶を口に含むと身体の中を暖かいものが通っていく感触が心地よい
この身体に必要のないものができているのか・・・

顕微受精以外に方法はないですか? と聞いた時に先生は
40歳だとこれが良いです。 と他の方法は説明さえしてくれなかった。
私の知識だと、まずタイミング法から始まり
人工受精→体外受精→顕微受精  と顕微受精は最後の手段だと思っていた。

そっか、もう最後の手段しかないんだな

そこで初めて涙がでた

こんなにお金をかけなければ使い物にならない身体になっていたんだ・・・


不妊治療デビュー 初日その2

2007年06月04日 | 不妊治療デビュー 初日
顕微受精。  少しは知識があったので
詳しく聞いてみることに。

概要はそれぞれの身体から卵子、精子を取り出して
その精子を卵子に注射で入れて 受精させ、それを培養した後
女性の体内に戻すというもの

遠方からの通院なので生理周期1週目には身体に貼るタイプの排卵誘発の薬
2週目には鼻にスプレー、注射

この注射は自分で打ってください とのこと。
 「え~ 怖くて、そんなことできません
 「大丈夫です。 お腹のお肉をつまんでするもので、同じやり方で
  糖尿病の人も自分で注射できるんだから大丈夫ですよ。」

その後病院に来てもらって卵胞の様子をみたり注射、卵子の取り出し、
培養、体内に戻すので2週間この国に滞在する。 
採精はいつでも可能です、。

結果がよければ ってことなんだろうけど

最短2ヶ月  おぉぉ~すごい 
 そうすればできるのか

これなら通院も大変じゃないし、うん。 いいかも

   「先生の説明よく わかりました。 彼とよく相談してみます。」
   「費用は○○○です」
   「はい。そうですか。」
 (現地通貨で言われていたのではっきりいくらかはわかっていない。
    頭の中はわ~い これでできるんだわ~モード)
   
   あっ、日本円ではいくらかな? 頭で計算
 
    「130万円
   そんなにするのぉ・・

それと先生からもうひとつ
      「子宮筋腫がありますね。 妊娠するのには問題がないけど
      妊娠したらすごく痛いでしょうね。 取った方がいいですよ。
      すぐにできますよ。明日にでも。 お腹切らなくてもいいですし
      全身麻酔ですから2日の入院は必要ですが 3時間くらいの
      手術で難しいものではありません。」  

どうしよう・・・ 全身麻酔って怖いけど 先生が取った方がいいっていうなら
取った方がいいよね。。。 難しくないって言ってるし
2泊3日の予定で来ているけど、帰るのを延長するか
それとも週末にだーりんと一緒にでなおすか。。。

      「費用は70万円です。 保険を使えますよ。」

不妊治療デビュー 初日

2007年06月04日 | 不妊治療デビュー 初日
とうとうその日が来ました。

前に排卵誘発剤を処方してくれたB病院ではなく
色々調べて成績の良い S病院へ行くことに決定

病院には前もって 不妊検査をしたい旨を伝え
診察日のタイミングを教えてもらい予約。
飛行機も定刻より早く到着

うん、うん いい感じ

タクシーで病院に到着してカウンターへ
「予約は9時でしたよね?」 (その時すでに11時)
「えっ? 11時15分です」

そんなやりとりから始まり あんなにメールで確認した予約が
違う日に入っていた。
「そんな~ 困ります 飛行機で来たんですよ。」

そんなこんなで出鼻をくじかれたが
なんとか診察受けられることに

先生はやさしそうな感じ
まずは問診。

最終の生理、期間、アレルギーの有無、その他色々。
今日は、内診、エコー、卵管造影もしましょう。 ということで
なかなか効率よく検査が進みそうな感じ

まずは、内診。 「少し、炎症を起こしていますね。」
        「・・・

その次に超音波で中を見てもらいました。
        「子宮筋腫がありますね。」
        「それは、知っています。」(心の声)
        「う~ん。1,2,3,4」
        「えっ そんなにあるんですか?」
        「大きさは 大きいのが二つくっついていて 5センチくらい」        「が~ん
        
        「卵胞も見えます。 まだ小さいです。左側」
        「あっ よかった。ちゃんと排卵してるんだ」(心の声)

診察室に戻って

     「今日は、少し炎症があるので卵管造影はできません」
     「え~ 次はいつ来られるかわかんないのに。。 とほほ。。
       それを一番期待していたのに・・・」 (心の声)

     「子供欲しいですか?」
     「はい。」

     「では、イクシーをした方がいいです。」
     「イクシー?? ミクシイなら聞いた事があるけど

話を聞いてみると 「顕微受精」のことだった。
    

いままでのこと Vol④

2007年06月03日 | いままでのこと
排卵誘発剤の3周期もすぎ
毎月きてくれる生理。

あれ~ なんで? 3回もチャンスがあれば
もう大丈夫と思っていたんだけどな~

どこまでも能天気な私もさすがに考えてみなきゃいけない時が
きたのかも。 と一考


子供がいたらいいな~と思うこともある。
でも、できなくてもだーりんがいてくれればいいや
子供を生むのに年齢制限がなければ、まだいなくてもいいかも。
でも、そんなこと言っていられる歳か? 40歳(のんきすぎ?)
歳をとった時に あ~なんであの時に努力しなかったんだろう。
あの時努力していれば子供を授かることができたかもしれない。 
と後悔したくない。

不妊治療してもできなければ 諦めがつくかも
やらなかったことで後悔はしたくない。

努力したことで自分の選ぶも決まってくるかも

よし 不妊検査、治療を受けよう


人様からみると なんて遅すぎる決断と思われても
やろうと思ったときがまさに 
「その時」

友人のAちゃんも子供がいないのを気にも留めていなかったのに
ある日突然、しかも二日続けて違う人から不妊治療のことを聞かされたらしい
神様が行け って言ってるかも と不妊治療を決心。

高齢組に入っていて、決して若くない歳だった。
でも、今では二人の子持ち。

彼女の笑顔をみているとやっぱりやってみよう と決心 

おくればせながら 私も不妊治療デビューすることに決定

いままでのこと Vol③

2007年06月03日 | いままでのこと
排卵誘発剤を3周期分もらい、説明を受けた。
この日とこの日と・・ との印まで・・

もう、これで大丈夫だわ~
と、すでに頭は妊娠モード。
今からだと、冬生まれの子ね。 
もしかしたらクリスマスプレゼントになるのかしらん?
とニヤニヤしながらホテルに帰った。

でも、冷静になって考えてみると
こんなに簡単に排卵誘発剤って飲んでもいいものなの?
だって、先生内診さえしなかったんだよ。
血液検査だって、申し出たプロラクチンだけだったし
尿検査さえしていないじゃん
これによる副作用だって聞いていないし・・・

ニヤニヤした以上に不安がよぎる

翌日赴任国に帰った私はダーリンに話すのをためらった。
自分の中で気持ちを整理してから話そうと思ったのだ。

でも、整理なんてできない これから先のことを
予測することなんてできないし、もし・・・なんてこと考えていたら
なにも進まない。

思い切って話してみると
「いいんじゃない。 飲んでみれば。 
     心配しても生まれてくる子は僕達の子供だよ
「そっか
「んでね。 先生がこの日と。。。にだって ぽっ
「・・・・・

    ひいちゃいました。 だーりん

こんなこと言うときっとひくだろうなとは思っていた。
でも、伝えないと とかなり遠まわしに言ったんだけど・・




いままでのこと Vol②

2007年06月03日 | いままでのこと
そんなこんなで赴任国に戻った私。

「時々プロラクチン値を検査した方がいい」との医者の言葉通り
数ヵ月後に隣国へ

うわ~ すごい病院。
日本とは違ってここの国の医療はビジネスのひとつらしく
私立の病院はとてもきれいでエリート医師をそろえているらしい。
スタバや和食レストランなどもあり、入り口はホテルですか??
といった感じ。

外国人専用のカウンターや
日本人専用窓口やアラブ人窓口などもあり
英語が通じるのは当たり前
待合室にはコーヒーをサーブしてくれる人までいるのだ

病院のHPには医者の経歴から話せる言語まで紹介されている。
たいていの医者は英語は当たり前。 その他の言語もたくさん
公には医療はビジネスではない日本から来ると、良いか悪いかわかんないけど
とにかく。 すごい。

初めての病院にキョロキョロしているうちに
私の番に

いままでの経緯とプロラクチンのことを話し
検査してもらうことに 結果は日本での正常値を少し超えていた。 
が~ん
 
   やっぱり・・・・  だからできないんだ
と思っていたら

「この国ではこの数値は正常値です。 問題なし
「へっ? そうなんですか」

「子供欲しいですか?」
「はい」
「それなら 排卵誘発剤を飲んでみてください」
「あっ はぁ・・

おわり

いままでのこと

2007年06月03日 | いままでのこと
ただいま40歳とほんの少し

あれっ? できないな。  
んっ? えっ どうして?

そうこうしているうちに2年の月日が発ち
遅ればせながら 不妊治療デビューしました。

20代には生理痛がひどくて通院したこともありましたが
ピルを飲んで排卵を止めてみたりと色々調べてみて、悪いところはなし。
先生いわく 「結婚して子供生めば生理痛は軽くなりますよ」とのこと

なんだ~ そうなんだ。 と納得

それ以来子宮がん検診、乳がん検診ともに異常なし
ごくごく小さい筋腫もみつかったけど 問題なし。

ところが35歳を過ぎたことから生理前に2日~7日微量にホントに微量の
出血があるようになり病院に行ったところ
「まぁ 歳をとるとこういうこともあります。 生理前は出血しやすいからね」
と薬もなし。

39歳になって
でも、この微量の出血と生理の約6日間はおりものシート&ナプキン生活
つまり、月の半分はナプキンって生活がイヤになり
今度は違う病院に

ホルモンを調べてみると プロラクチン値が少し高い。
「これが高いと妊娠しにくい人もいますよ」 とのことでカバサールを服用
3ヶ月飲むと正常値に戻ったため服用終了。
「半年に一度調べてみた方がいいですね。」と言われ帰宅。

でも、今私が住んでいるのは日本ではなく発展途上国
調べるには隣の国まで飛行機でいかなきゃいけない状況

まぁ、でも正常値に戻ったから妊娠するかも
とウキウキして不妊 イヤイヤ赴任国に戻ったのでありました。