フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

炭水化物・糖類・糖質そして糖尿病

2017-03-08 13:22:25 | 日記

   今朝の朝日新聞に『糖質から逃げられない現代』という医師による記事があった。「現代人は甘い食べ物や飲み物をとりすぎ、そのため代謝経路に狂いが生じ糖尿病などの原因になっている」ことから書き起こし、「甘さと一口でいうが、栄養学的には炭水化物から食物繊維を除いた糖質であり、糖を分解する代謝回路がフル稼働し、さらに血糖量を調整するインスリンが大量分泌されて膵臓が疲労する」と説明している。さらに「なぜ人間は糖質から逃げられないか。脳が甘さを感じると快感をもたらすドーパミンを分泌する。この味を覚えると中毒になる。そのメカニズムは危険な(中毒性をもつ)薬物に似ている」と説いている。そうか、それは知らなかった。私も健診結果としてカロリーを控えるようにイエローカードを出され、「糖分」を減らすように言われているのだが、悪の根源みたいに言われる「糖分」とか「炭水化物」は何を指すのか、多少の知識は持っているつもりだったが、この記事を読んで改めて調べてみたら次のようになった。

☆炭水化物=糖質+食物繊維
☆糖質=糖類+多糖類+糖アルコール
☆糖類=単糖類+二糖類
☆多糖類=でんぷん・グリコーゲン・ペクチン・キチン・マンナンなど
☆糖アルコール=ソルビトール(保存剤など)・キシリトール(ガムなどに使われる)
☆単糖類=グルコース(ぶどう糖)・フルクトース(果糖)・ガラクトースなど
☆二糖類=スクロース(ショ糖=砂糖)・ラクトース(乳糖)・マルトース(麦芽糖)
   さらに言えば
★でんぷん=体内では→デキストリン→麦芽糖→ブドウ糖に分解される
★砂糖=ぶどう糖+果糖(一つずつ繋がったもの)
★乳糖=ぶどう糖+ガラクトース(同上)
★麦芽糖=ぶどう糖+ぶどう糖(同上)
  
   こうしてみると糖の種類と呼び方が分かるが、因みに血糖値とか糖尿病の「糖」はぶどう糖を指していう。なるほど 、炭水化物とか糖類とか砂糖とか、みんな体内に入ればエネルギー源としてのぶどう糖になるのだ。「糖分をひかえろ」というのは、 甘い物(=砂糖を使った食べ物)を控えろとは少し意味が違うことが分かる。
   冒頭のこの記事の中にはこうもあった。「糖質のやっかいさは必ずしも強い甘みを伴わないことにある。茶碗一杯のご飯に含まれる糖質は角砂糖17個分に当たる。糖質のワナである」と。

 


  

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