フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

映画ふたたび

2012-11-25 23:06:56 | 日記

   前号も映画の話題を書いたけれど、今日は市内の団体主催による映画祭があり見に行って来た。
   何と4本立ての企画で、会場は映画館ではなく常時催しものが行われる施設。朝10時からの上映で終ったのはすっかり暗くなった6時半、入場料はたったの1000円である。
   昔は二番館と呼ばれ封切から大分経った映画の3本立てというのが当たり前だったが、今どき3本立てなんていうのはお目にかかれない。勿論4本立てなど生まれて初めてのことであった。実は、これは「平成24年度 文化庁優秀映画鑑賞推進事業」によるものであるが大満足をして帰った。

   ラインアップは、市川昆監督、長谷川一夫主演の「雪之丞変化」、谷口千吉監督、池辺良・山口淑子主演の「暁の脱走」、今東光原作、勝新太郎・田宮二郎主演の「悪名」、そして黒沢明・三船敏郎コンビによる「隠し砦の三悪人」。 「暁の脱走」は戦後間もなく撮られた反戦的映画であるが、あとの3本は日本映画の最盛期と言える時代の代表的な作品である。私には勝新太郎や田宮二郎、市川雷蔵、山本富士子、若尾文子、中村玉緒らの若い時の花形スターが続々現れて、ワクワクした。また柳永二郎、山茶花究、小沢栄太郎、千秋実、藤原鎌足、志村喬などの名脇役たちも懐かしいし、浪花千栄子の登場には改めてスクリーンに見入った。現役時代の長谷川一夫の映画は余り見ていないが、雪之丞はさすがに妖艶な役者ぶりだ。
   私は映画監督では黒沢明のファンであり、特に「七人の侍」や「用心棒」「椿三十郎」などの活劇が好きで、「隠し砦の三悪人」もこれまで6,7回は見ていると思う。しかし、再々みているそのほかの映画でもそうなのだが、ストーリーの細部では「こんな場面があったっけ?」と思うことが度々である。だから見飽きないのかもしれない。

   映画に関する思い出を一つ。学生時代、大学祭の学部の責任者であった私は黒沢監督の「椿三十郎」の映画会を企画した。映画会社にも自分でフィルムを借りに行った。大して呼び込みもしなかったのだが、プログラムに載っているので500人ほど入る講堂が超満員になった。だが、その翌日、同じ講堂で開催した真面目な企画の講演会は”知る人ぞ知る”著名な論者を招いたのだが、懸命な呼び込みにも拘わらず入場者はパラパラ。大学祭の責任者である自分自身が「さくら」で会場の前の方に陣取って、質問などをした苦い思い出がある。
  
[一気に色づいて来たカエデ林]

   一週間ほど前のブログで「紅葉にはまだ早いカエデ林」と紹介したところだが、このところ気温冷え込んだり、冷たい雨が降ったりしてカエデ林も一気に色づいて来た。       

          

           

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