フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

立春過ぎて雪/後藤さん・虎は死して皮を残す

2015-02-05 12:14:25 | 日記

   今、外では雪が降っている。暦の上では昨日が立春、「春に入った」と思ったところで今日は東京地方も雪だ。東京ではむしろ立春を過ぎてから雪が降ることが多いように思う。私が小さい頃、「二・二六事件のあった2月26日は不思議と雪が降る」と母が言っていたのをよく覚えている。 元々立春とか夏至、冬至など季節の節目を表す二十四節季は太陰暦(日本で言えば旧暦)に基づくもので、現在普通に使われる暦(太陽暦)の季節感とはずれている。 私は、このブログでもずっと投稿していたように季節の移ろいを木や草の花に感じ取っているが、神代植物園では「春が立つ」を実感している。  

   「虎は死して皮を残す」という言葉がある。広辞苑で確かめたら「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」とあった。「動物の王者たる虎は死んでもその皮が尊ばれるように、名誉や功績のあった人は死んでからも名が残る」という意味に使われる。
   イスラム国人質事件で命を落とした後藤健二さんは、改めてジャーナリストとしての功績が取り上げられるにようになって私の頭に浮かんだ言葉である。犬死ではなく”皮を残した”と感じるからだ。 「命を賭した」という言葉もよく使われる。紛争地の生の姿を伝えるために危険を冒すこともそう表現されると思う。「賭した」、つまり「賭け」なのだから負ける(=死ぬ)こともある。その覚悟はあったはずだ。その賭けは政府に守られた賭けではない。だって政府に守られた記事なら「御用記事」だろう。後藤さんが賭けた結果に対して政府を責めるのはちょっと筋が違うと思う。

   前号で『それにしてもヨルダン人のパイロットやイスラム国人の死刑囚の身の上はその後どうなっているのだろうか』と書いたが、パイロットの方は人質交換交渉の時点では既に殺害されており、ヨルダンで死刑囚となっているイスラム国テロリストもヨルダン政府の報復措置で処刑される(された?)ようだ。人間の血を血で洗う愚挙は人間自身では止めることが出来ないようだ。

[日本語教師の中国滞在記] 山東省編#21-宿舎で学生たちと食事パーティー

   授業が軌道に乗り学生たちが宿舎に訪ねて来るようになって、「先生の部屋で食事会をしよう」というようなことにもなって来た。最初は1年生であった【上3枚の写真】。私はまだ1年生の授業を持っていなかったが、受け持ちのモリキさんが率いて我が部屋でのパーティーとなった。材料や食器(使い捨ての紙製の皿やコップなど)は全て学生たちが買って持ち込んだ。私はビールとソフトドリンクの飲み物だけ提供。料理自慢の数人が取りかかって(写真左)十品以上の料理が出来上がった(写真中)。中には男子学生が造ったものもあるが、どれも美味しい料理で感心した。後に分かることだが、中国では料理は女性が造るものとの考えはなく、男性でも料理上手が多いことを知った。

    

   また、中国人はこうしてみんなで食事をするのが好きなようだ。中華料理そのものが皿などに盛り付けた料理を各自が取り分けて食べる。和食も洋食も一人分ずつ盛り付ける料理が大半であるのとは基本的に異なる。なるほど中国料理はこうして大勢で食べる文化なのだと分かる。

 下の写真左2枚はウー・ヘイのグループで、右2枚はダイ・フイフイのグループ。前にも書いたように大体寮でのルームメイトがグループになって行動することが多い。右のダイさんのグループには男子のキョク・ウンリュウがその一員になることが多かった。学生たちとの食事についてはまた別に綴ることにしたい。

    

  

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