前回は、節分の日に春の兆しを訪ねて撮った写真と比べて、6日後の春の歩みを見てみた。今回はさらに6日経った神代植物園の春のメルクマールを追った。
まずはウメ(梅)だが、前々回(12日前)全梅林の中でたった一輪だけ咲いていた最早咲き種の「冬至」は前回(6日前)も4輪になっただけ、春の歩みは実にゆっくりであった。しかし開花間近の蕾がたくさんあり、この数日でかなり花開くものと予想されたが、今回やはりかなりの開花が見られた。それでも1分咲きにまでは至っていない。
下も早咲き種の「白難波」であるが、ようやく開きかけた蕾が散見される程度。それでも開花が近いことをうかがわせた。
続いてツバキ(椿)。広い椿園を探し回って、わずかながら咲いている花を見つけたが、本格的に咲くのはまだ先の話になる。
椿園ではツバキと近縁のワビスケ(侘助)も見られた(下)
そしてフクジュソウ(福寿草)。前回は2株だけだったのに比べれば少しは増えたものの、やはり春の歩みは遅いと実感する。