ハリソン君の素晴らしいBLOG

素晴らしい日本人=波里尊(はりそん)君が、新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『太陽にほえろ!』#194

2016-11-08 00:00:22 | 素晴らしい刑事ドラマ




殿下(小野寺 昭)の妹=島 京子として、中田喜子さん(当時22歳)がジーパン(松田優作)時代の第73話『真夜中に愛の歌を』以来となるゲスト出演。

偶然なのか意図的なのか不明ですが、その第73話で中田さんの恋人役だった堀内正美さんが今回も共演、屈折した殺人犯役で本領を発揮されてますw

なお、島京子は第33話にもチラッと登場しますが、その時は別の女優さんが演じておられました。


☆第194話『兄妹』

(1976.4.2.OA/脚本=小川 英&四十物光男/監督=山本迪夫)

トラックの荷台から女性の絞殺死体が発見され、被害者は東京行きのバスツアー参加中に行方不明になっていた事が判明します。

そのツアーには、京都に住む殿下の妹=京子(中田喜子)も参加しており、被害者は京子から譲り受けたスカーフを巻いていた。

そう、犯人=武上(堀内正美)の狙いは京子であり、被害者は人違いで殺されたのでした。

藤堂チームの素早い行動により京子は保護されたものの、武上は起爆装置付きダイナマイトを盾にツアーバスをジャック、乗客全員の生命と引き換えに、京子を連れて来ることを要求します。

粗筋だけ書くと物凄い凶悪犯みたいに思われるでしょうが、なにしろ演じてるのは堀内正美さんです。線は細いし屈折してますw

武上はただ、京子と二人きりで話がしたいだけ。でも屈折してるから女性には疎まれがちで、先の殺人も被害者がひどく彼を拒絶したのが原因らしい。映画『悪人』の妻夫木聡くんを彷彿させる犯人像です。

藤堂チームは、乗客30人の命と京子の命を天秤にかける羽目になっちゃいました。誰も答えが出せない中、殿下だけが毅然として、京子に言い放ちます。

「武上はお前と話したいと言ってる。行ってくれ」

「えっ?」

京子はショックを隠せません。実の妹に、なぜそんな危険なことをさせるのか? 兄にとって、たった1人の妹よりも刑事の任務の方が大事なのか?

京子は、保護された際にボン(宮内 淳)とこんな会話を交わしてました。

「小さい頃、甘えてばかりいた反動かしら。なんだか今はサバサバしちゃってるんです」

離れて暮らし、滅多に会えない兄妹なのに、寂しい素振りを一切見せない二人の気持ちが、ボンにはよく解らないのでした。

「だって、よくよく考えれば、兄妹なんてただ血が繋がってるってだけでしょ? そう割り切ってるんです」

「そんなもんかなぁ」

「それに、兄は刑事です。刑事っていう職業は、人間的な繋がりっていうのかな、そんなものが入り込む余地が無い職業なんでしょ?」

同じ刑事であるボンに向かって、こんな事をシレッと言っちゃう京子って、なかなかのタマですよねw さすが紅組キャプテンです。

「いや、島さんは違いますよ!」

「そうでしょうか?」

「そうですよ!」

ボンって、ほんとイイ奴ですよねw 自分はともかく殿下はそんな人じゃない!って……もしかしたら自分も刑事だってこと忘れてるのかも知れないけどw

さて、浜松で乗客全員を解放した武上は、京子をジープに乗せて逃走を謀ります。砂丘に入ればパトカーも追跡出来ないだろうってワケです。

だけど甘かった。警察にはヘリコプターという便利な乗り物がある事を、彼は知らなかった。

上空のヘリから決死のダイビングで砂丘に降り立ち、捨て身になって京子の命を救ったのは勿論、殿下に決まってます。

『太陽』名物、スローモーションによるクライマックスの大格闘シーンは、演じてるのが小野寺昭VS堀内正美なだけに迫力は全然無いんだけどw、京子の誤解を解くには充分な効果があった模様です。

「妹だから言えたのよね。行けって……危ないけど行けって」

そう、もし京子が赤の他人だったら、殿下は決して行かせなかった筈です。

「私、あのとき初めて解ったの。兄妹ってどういうものか」

「京子……」

島京子は翌年放映の第282話『婚約指輪』で再登場、婚約者として秋野太作というクセ者を連れて来て、大いに殿下を困らせますw
 
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