ハリソン君の素晴らしいBLOG

素晴らしい日本人=波里尊(はりそん)君が、新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『太陽にほえろ!』#280

2018-03-14 00:20:03 | 素晴らしい刑事ドラマ









 
☆第280話『狼』(1977.12.9.OA/脚本=小川 英&柏倉敏之/監督=木下 亮)

田代というルポライター(北村総一朗)がライフルで狙撃され、幸い軽傷で済んだものの当人は命を狙われる理由など無いと主張、捜査は難航します。

そんな中、交通課から藤堂チームに捜査協力の依頼が。トラックに撥ねられそうになった老婆を身体を張って助けた男(富川徹夫)が、その事故のショックで記憶喪失になり、おまけに持ってたアタッシュケースが何者かに持ち去られた=窃盗が絡んでるもんで、早瀬令子婦警(長谷直美)が何でも屋の一係を呼びつけたのでしたw

もちろん、一番下っ端のロッキー(木之元 亮)が派遣され、後に夫婦となる二人が初めてコンビを組むことになります。

初登場の第275話では敬語だった令子が、今回はタメ口でロッキーと会話してる様子から見て、約1ヶ月の間にある程度の交流はあったものと思われます。が、この時点じゃロマンスを匂わせる描写は皆無で、とりあえず色んなメンバーと組ませて相性を探ってたのかも知れません。(次の登場回ではゴリさんが令子と組みます)

さて、やがて2つの事件が繋がっていきます。記憶を無くしたその男こそが、ルポライターの田代を狙撃した殺し屋ではないかという疑惑が浮上したのでした。

でも、殺し屋が見も知らぬ老婆を命懸けで救うだろうか? ロッキーは男の善意こそを信じ、無実を証明しようと躍起になります。

残念ながら男=北条の正体はやはり殺し屋で、記憶を取り戻した彼は再びルポライター田代を狙うんだけど、それでも北条の善意を信じるロッキーは彼の前に立ち、説得します。

「お前には撃てない! お前は殺し屋じゃないんだ! 俺にもやっと分かった。記憶を失っていた間のお前が、本当のお前なんだ!」

それで北条はあっさり銃を下ろすんだけど、そこに至るまでの彼とロッキーの交流が描写不足で、いまいち説得力がありません。

演じた富川徹夫さんが基本的に暗い眼つきをされてるもんで、記憶を失ってる間の北条も善人にはとても見えないしw、ロッキーが彼の善意を信じる過程も描写不足。身体を張ってお婆ちゃんを助けた事実はあるにせよ、ロッキー自身がその現場を見たワケじゃないですからね。

「殺し屋」「記憶喪失」という、およそ現実離れしたワードが並ぶ割りに地味な内容で、唯一のアクションシーンが殺し屋とその雇い主、つまりゲストどうしの格闘というw、最も感情移入しづらいシチュエーション。

ロッキーは相変わらずパッとしないし、令子の存在もこういうストーリーだと添え物にしかならず、これは駄作じゃないにしろ凡作と言わざるを得ません。

ただ、前述の通りロッキー&令子の初コンビ作だし、若き日の北村総一朗さんやジャパンアクションクラブの西沢利明さん等ゲスト陣も豪華なもんで、一応レビューすることにしました。

作品がイマイチだとレビューもイマイチ。レビューの良し悪しは元ネタ次第っていう事実を、今回と前回の記事で露呈しちゃったかも知れませんw

それにしても、期待の新人=ロッキー刑事が輝ける日は、一体いつ来るのか? 令子のキャラも現時点じゃあまり活かされておらず、この二人は後に結婚して初めて、それぞれ存在価値が生まれたような気がします。そう考えれば運命の出逢いですよね。
 
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