football smile

the days turn into months and years

ULTRA

2016-01-04 | music

DEPECHE MODE
4 APR 1997
iTunes
http://www.depechemode.com/


年明けに実家から戻って、自分の部屋でじっくり音楽を聴く。今年はなぜか DEPECHE MODE を聴きまくる。そしてなぜかいちばん引っ掛かったのが、この「ULTRA」である。理由はまったくわからない。とても沈静なこの作品は、後の「EXCITER」とはまた違った種類の静けさを感じる。それはどちらかというと、絶望の中の静けさである。アランが見切りをつけるのも納得できる。結果としてデイヴは復活するのだが、本当に復活するのかいな?という空気感は、ここではまだ拭い去れない。そういうギリギリの音楽を聴いていると、どういうわけか元気が湧いてくる。

シングルの「Barrel of a gun」とか「Home」とか、ギターとリズムが刺々しい感じは、前作を継承しているかなあと思う。中でも好きなのは「Useless」だけど、そこにはやはり希望が見られない。ヘビーだねえ。しかし、最近のヘビーさとは明かに違う。多分ヘビーさも洗練されるのだろう。DEPECHE に必要なのは、何と言っても洗練なのだから。それにしても、ジャケットのデザインそのままの音楽だなあ。今年は DEPECHE を聴いて洗練を目指そう。

コメント
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