シリーズを読み始めるといつもハイペースになる森作品。
1冊当たりの読む速度も早い。本はゆっくり読むタイプなのだが森作品は例外だ。
前作Gシリーズ第1弾「φは壊れたね」のφとはなんだったのか・・・
Gシリーズ第2弾「θは遊んでくれたよ」のθも最後まで読んでもなんなのかわからなかった。
すべてのものに名前をつけなきゃ気がすまない人間。
そうしてものとの距離を認識し安心したり警戒したりする。
新発見したものにもすべて名前がつけられる。
名前だけ聞いてわからないものは意味を聞く。
ものの名前と意味は脳の中でセットとして記憶される。
文庫本のカバーの絵から想像するGシリーズの私なりの解析。
Gがなんなのか意味がわからないと気持ち悪い。
カバーの絵は脳の毛細血管だと判断し、Gの意味を考える。
清涼院流水氏による巻末の「βな解説」によればギリシャ文字シリーズだからGだという。
ギリシャ文字=G とはなんだ?たんなる頭文字なのか?
そういや今までのシリーズも頭文字だし・・・
頭の悪い私はめんどうなのでGの意味を考えることを放棄するw
じゃφやθはなんだ?なんで壊れたり遊んだりするんだ?
多分、四季だな・・・奴が1枚噛んでるな・・・
「θは遊んでくれたよ」の事件は特に取り上げるほどではない。
今までの流れから想像するに、シリーズ通しての謎や伏線のほうを勘繰ってしまう。
四季の名前や保呂草、たぶん彼女であろう人物が登場するとわくわくする。
以前の作品の記憶が文字通り名前によって脳から掘り起こしたくなる。
Vシリーズでは当初、犀川の子供時代の話だとわからない。
後に「そうだったのか~~」と楽しませてくれる。
今回のGシリーズも「そうだったのか~~」を目を凝らして探す。
Gシリーズで展開する事件にさほど興味がわかないのもこれが原因なのかもしれない。
だが「もうちょっとよく読んどけばよかった~」となるはずだ。
わかっちゃいるけどやめられない~♪
早く読んでしまうw 明、日椅子椅子だ裸だった~♪
次回作「τになるまで待って」が待ち遠しい♪