FO-29管制局からのお知らせ

「ふじ3号」(FO-29)の運用情報をこのブログを活用して提供していきます。

「ふじ」誕生から30年、そして「ふじ3号」誕生から20年

2016-08-15 13:26:40 | Weblog
 日本初の民間衛星であるアマチュア衛星「ふじ」が打上げられて30年となります。H-1ロケット試験機1号で打上げられた「ふじ」は、日本アマチュア無線連盟が中心となり、資金調達から衛星搭載用中継器の設計・製作を
行い、打上げたアマチュア無線中継用の衛星です。
 打上げに使用されたH-Iロケット試験機1号には、測地実験衛星「あじさい」(EGS)、磁気軸受フライホィール実験装置「じんだい」(MABES)そしてアマチュア衛星「ふじ」(JAS-1)が搭載され同時に打上げられました。
 我が国初の純国産ロケットによる複数個衛星同時打上げが成功し、日本のロケット技術がロケット先進国と肩を並べた瞬間でもありました。
 アマチュア衛星「ふじ」は、1989年11月に運用を終了しましたが、後継機の「ふじ2号」が1990年2月に運用を開始、さらに1994年8月にH-Ⅱロケットにより「ふじ3号」が打上げられ運用を開始し全世界のアマチュア無線家に衛星通信の場と研究テーマを提供しました。
「ふじ2号」は運用開始から18年後の2008年に停止しました。現在も運用を継続している「ふじ3号」は今年の8月で運用開始から20年を迎えますが、電力収支は良好でアマチュア無線家の技術の向上とアマチュア無線を通じての国際親善に寄与しています。

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