KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

北大病院看護部にて講演会

2011-08-11 10:55:55 | インポート

Photo 8月9日(火)17:00~19:00

北大病院看護部から「看護であるもの・看護でないもの」の講義依頼を受けました。お聞きしたところ、北大看護部では、20年も前に3年目ナース研修の講義で私が語った時のテープを大事に活用し続けてくださっているとのことです。テープが擦り切れ、声が聞きとれにくくなったので、テープ起こしをして印刷し、それをもとに研修が行われていると伺ったときには、涙が出るほど感激しました。心から有難いと思います。

そろそろ実物の講師による講演会を・・・という声があがり、参上したというわけです。

北大看護の底流には、このナイチンゲール思想がずっと息づいていたのです。

思えば、北大看護部の皆様とのお付き合いは長く、30年にも及びますが、この間に6代の看護部長さんたちとお付き合いさせていただきました。北大看護学校を長い間牽引されてこられた「葛西キヨシ先生」との出逢いによって、北大看護の理念や姿勢にたいへん打たれるものがあり、以来30年以上にわたって看護部の変化をお聞きしてきたのでした。

ここには「看護の原形」が息づいていますし、時代が変わっても変わらないものを守ろうという全体のエネルギーを感じます。激変する日本の看護界にあって、看護の本質を形にしながら実践している数少ない病院の一つだと確信しました。

現看護部長の川畑いづみさんは、温厚なお人柄・・・、でもたいへん頭のきれるパワフルな方です。北大看護部はいつおじゃましても看護部のメンバーの仲の良さが伝わってきます。

理念を共有し、新しいことに挑みつつ、本質を忘れない・・・、素晴らしい実践者たちです。

札幌は「ロマンの街」という表現が似合う美しい街です。日本で最も住みたい街ナンバーワンだそうです。

本日は、北の国からの報告でした!