AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

節目の一区切り

2014-02-05 23:35:00 | ノンジャンル
今日を以て、現在働いていた仕事場の業務は全て終了となった。

営業場所がバスセンターからキャナルシティへ、親会社が新星堂から山野楽器へという変遷はあったものの、ロックイン博多という楽器店で働いてから約10年。
ロックイン博多の歴史のおよそ3分の2年間を、ドラム担当として身を置いていたワケだが、今にして思えば長かったような短かったような・・・という感じである。

まァどんな職種にでも言える事だが、最初に入った時は思っていた事と全然違った。
元々人と接する事に対して不器用な人間である故に、販売と接客を兼任する仕事は感覚を掴むのに大変だった(この辺は今でも、良くなったとは思えないが:苦笑)。

自分の好きな楽器に携われる仕事だからと言って、ただ単にその手の知識量を多く持っているだけでは成り立たない。言ってみれば、それでお客が買ってくれるというイコールに単純に結びつかない。

人と人。
相互の接触感覚が非常に大きい効果となるというのを、とにかく身を以て知った。
インターネットの役割が日常となった現在では、ネット販売による低価格競売じみた争いが各方面で熾烈化してきている。
安くものが手に入ればその方が良い。商品に対するコメントも、参考に出来る。

しかし、
それでも人はやはり、何処かで“ヒト”に飢えている。
自分が好きで手にしている楽器に対して、一緒に語れる喜びというのは、プレイヤーなら貴重な体験であるというのは知っていると思う。

当然、こっちは商売の一環であるので、最終的に購入してもらうのが必須とはなる。
でも、人と人による共有感覚は、何ものにも代えがたい。
ここまでの期間を経て、その大事さは解ってきたつもりだ。

・・・・・・思えば、こんな人間をフォローしてくれたスタッフにも恵まれていたと感じている。
出戻りとかはあったにせよ、この最後までの5年以上は、入れ替わりが無く不動の面子であったのがその証拠だろう。

悲喜こもごもあったにせよ、スタッフ同士対立するという事が無い状態でやってこれたというのは、中々無いものである。

色々あったものだが、それも今日で終わり。
一抹の寂しさは、やはりある。

それでも、
時間ってのは動いていくからね。
もう今の段階で、過去であるという事実は変化しようがない。

大切かどうかはともかくとして、全て思い出となっていく。
次へ動かなければいけないという事実も変化しようがない。

とりあえず、
これから少しばかりは休暇期間だ。

その間に、これまでの時間が良い思い出になっていくように過ごしていければ良いがね。

その記念となるものを。


ロックインのオリジナル・スティックケースと、オリジナル・チューニングキーである。

今日まで一緒にやってきたスタッフのみんなが、新たな道を進めていけるように願う。