THE MOVIE STALLIONS

映画のための大切なネタ帳。

映画「トランスフォーマー」

2007年12月24日 03時08分48秒 | Movies
これは私の映画制作に対する情熱と深い関わりのある話だが、
映画「トランスフォーマー」を見た。

正直なところ、DVDが出る前に飛行機の中で見たのが最初
だったのだが、なかなかよかったので、DVDを購入してしまった。

ある面では久々に強く印象に残った作品となった。

その昔、テレビアニメで同じタイトルの作品が
放送されていたことを記憶されている方も多いだろう。
●もともと国内で販売されていた『ダイアクロン』
『ミクロマン』シリーズをアメリカのハスブロ社が
他の変形ロボット玩具と一緒に『TRANSFORMERS』
として販売したものが米国内で大ヒット、それを日本に逆輸入
したものが『トランスフォーマー』シリーズである。●
以上、ウィキぺディアより抜粋。
という背景が作品の題材にはある。
私の場合、アニメの記憶はかなり薄れているが、
主人公がロボットで、トレーラーのヘッドの部分が
変身する「コンボイ」と呼ばれる者がリーダーだった気がする。

さて、今回の本編では
そのアニメとは細かい部分では違いがあるけど
クルマや飛行機がロボットに変身するということに変わりはない。
遠くの星からやってきた生命を持つロボットが
その昔地球に飛来した彼らの星の大切な何かを
探し、奪い合うというのがおおまかな話の流れだ。

私は非常に窮屈なシートで作品を見始めたので
最後まで見る自信がなかったが、
それはまったく心配なかった。

物語の主人公は大きく分けるとロボットのほかに
3チームにスポットがあたるようになっているけど
そのなかでも特に強く物語を牽引していくのが
シャイア・ラブーフのいるチームだ。
ありえない出来事を彼を含めた主人公たちが
徐々に受けいれざるを得なくなる展開は
多少強引で性急な気もするが
悪い気はほとんどしない。

この作品で彼は非常に良くやっていると思う。
極端に言えば、マイケル・J・フォックスの
再来とまで感じた。
CGが多用され、演技も難しい部分が多かったと思うが、
非常にいい緊迫感とリズム感があった。
彼のシーンは全く緩むことや停滞することがなかった。
これは驚きに値する。

そして、この作品はとにかくCGの凄さが際立っている。
また、CG映像と演技のマッチがとてもうまくいっていると思う。
私もそんなにたくさん作品を見てきたわけではないが、
CGを使う作品にはこれまで何度も悲しい思いをさせられてきたが、
今回は違った。
タダひとつ、個人的な難点をいえば、
ロボットそのもののキャラクターからくる動き、また
アメリカ人が持つロボットそのものへの日本人と違う感覚からくる
動きがあまり好きではない。特に、悪役ロボチームで活躍する
小型のロボットが見せるキャラクターと動きは
少し苦手だった。

こんな印象をもって、発売されたDVDを改めて見た。
やはり迫力があって楽しめる映像だった。

しかし、シャイア・ラブーフに関しては
マイケル・J・フォックスまでかどうかは
次回の作品で答えを出したくなった。
私が比較した「バック・トゥ・ザ・フューチャー」での
マイケルはやはり間違いなくベストキャスティング
だった。エリック・ストルツに疑問を感じ、
途中で交代させたロバート・ゼメキスも天才だが。
しかし、ラブーフも悪いわけでは全くない。素晴らしい。
みなさんも、是非マイケルが「バック・トゥ~」で
クルマの中で見せる喜怒哀楽の素晴らしさと
比べてみてほしい。

また、他のキャストもなかなか絶妙だった。
特にシャイアの演じた役の両親はいい。
キャスティングはこの両親の役のようなサイズが
一番難しく、また重要なのだ。

この作品は、監督と脚本とキャストがうまくバランスが
取れていると思う。
是非一度見てほしい。

「トランスフォーマー」・・・・・・・・・・・・・・★★★★★★★
監督:マイケル・ベイ・・・・・・・・・・・・・・★★★★★☆☆
出演:シャイア・ラブーフ・・・・・・・・・・・・★★★★★★★
出演:ミーガン・フォックス・・・・・・・・・・・★★★★★☆☆
出演:ジョシュ・デュアメル・・・・・・・・・・★★★★★☆☆
出演:ジョン・ヴォイト・・・・・・・・・・・・・・★★★★★☆☆
出演:ジョン・タトゥーロ・・・・・・・・・・・・・★★★★★☆☆
出演:バーニー・マック・・・・・・・・・・・・・★★★★★☆☆
キャスティング:ジェーン・ジェンキンス・・★★★★★☆☆


評価について・・・
エンターテイメントが好きでホラー系は苦手な私の
感想を基にした評価。
★7個で満点。基本的にタイトルのほかは
名前を挙げた人物以外は特に評価したいと思わなかった

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド」

2007年12月09日 00時59分59秒 | Movies
これは私の映画制作に対する情熱と関わりのある話だが
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド」を見た。

前作から半年もの間ほとんど映画を見る時間が取れなかったが、
ここに来てやっと時間を取れて正直ほっとした。

この作品は前2作を見ていたので
自然な流れでDVDをゲットした。

さて内容だが、
今回も前作に続いて2作目までの説明がまったくない。
気持ちいいほどそのまま3作目にスパッと入る。
初めてこのシリーズを見る人のためのことなど
微塵も考えていない潔さは豪快だ。

この作品では前1,2作のなかでの謎が解け、
関係に一旦ケリがつくまでの話になっている。
3人の主人公たちがそれぞれ自分の親の世代から
引きずっている運命の連鎖に挑戦していく。

やっぱり前作を見たときと同様
前回までの話を思い出すのに苦労した。
しかし、やはりその世界観はゆるぎないリアリティーで
見る者を迷わせることはない。
前作と同じレベルであることもうれしかった。

展開も意外性があって楽しい。
事情が複雑に複雑になっていくが、
その分ラストに対する期待も膨らんでいく。
ま、「期待できた」ということか。
リズムに圧倒されていくので問題ない。

ちょっと気になるのはそれらの身にふりかかる出来事に
登場人物たちはひるまない。多少悩んではいるようだが。
そういったこともリズムに圧倒されちゃっていく。

それはそれで楽しいからOKだと思う。

ただ、今回は困ったことが起こった。
ファンタジーとして作りこまれた世界がリアルだったため、
死後の世界と現世のハザマの世界が登場するのだが、
そこが難しかった。
おいらには視覚的にその世界を味わうことができなかった。
もちろんそれはそれで問題ないのだ。
話の流れからはいやでもわかるので。
ただ、そこだけが気になった。

また、ジャックの葛藤や内面の表現方法に新しい手法が出てきた。
これは賛否両論だろうが、個人的には少し違和感があった。

いずれにせよ作品のエネルギーは凄まじいので
2時間半を超える長さもほとんど気にならない。
また、展開が大きく速いので飽きが来ない反面
役者の濃い演技みたいなものを楽しむ場面もごくわずかだ。
しかしいずれにせよ楽しめるということには
違いない。

キャストは前作から続いて同じ役者が出演していて
目新しい人は「1人」超印象的な配役をしているけど、
まぁ、ご愛嬌かな。楽しめたけど。

まだ一度もこのシリーズに触れたことのない方には
是非連休や年末に一気に3作品を見て楽しんでもらいたい。
体は疲れるかもしれないけど
楽しめると思う。
3作品の締めとしてよくできていたと感じた。
この次もあるような気がしてしょうがないけど。

「ワールド・エンド」・・・・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
監督:ゴア・ヴァービンスキー・・・・・・★★★★★☆☆
出演:ジョニー・デップ・・・・・・・・・・・・★★★★★☆☆
出演:オーランド・ブルーム・・・・・・・・★★★★★☆☆
出演:キーラ・ナイトレイ・・・・・・・・・・・★★★★★☆☆
出演:ステラン・スカルスゲールド・・・★★★★★☆☆
出演:ジオフリー・ラッシュ・・・・・・・・・★★★★★☆☆
出演:チョウ・ユンファ・・・・・・・・・・・・★★★★★☆☆


評価について・・・
エンターテイメントが好きでホラー系は苦手な私の
感想を基にした評価。
★7個で満点。基本的にタイトルのほかは
名前を挙げた人物以外は特に評価したいと思わなかった。