clef

半径1mの世界

お見舞い

2005-03-09 | Weblog
昨晩残業中に母から電話。
何かしら大事な用件がないかぎり電話なんてしないので
すぐにコールバックしてみた。
入院中の祖母の病状が不安定なので今のうちにお見舞いに来て
ほしいということでした。

祖母はもともと持病のようなもので気管支や肺の状況がよくなく
入退院を繰り返していました。
でも、他はいたって健康で顔色もよければ頭も年齢から考えれば
驚くほどしっかり。

前回逢った時と比べると確かに辛そう。
鼻からチューブで酸素をいれていても息苦しそうでした。
ちゃんとした説明を受けていないので定かではないですが、酸素を長く
入れていると二酸化炭素がたまってくるらしく意識レベルが落ちるそう。
前日まで酸素マスクをつけていたらしく、お医者様から勧められたようでした。

病室に入るとさすがにすぐにはわからないらしい。視力が著しく低下しているのも
原因らしい。
顔色はいいのだけれど、苦しそう。私が来たことを母が説明すると、
「髪型がかわっていたから分からなかったよ。会社休んできてくれたの?」と
しっかりと返事があった。
何も食べれないから何も持ってこないでといわれていたけれど、
何となく食べるのが好きな祖母は反応するんじゃないかと思い
カトルカールを小さく一口大にして持っていった。
「歯がなくても大丈夫なくらい柔らかいけど、食べてみる?」と聞いてみると
食べるという。あっという間に大半を食べてしまった。
どうもこのところ栄養凝縮タイプのゼリーかヨーグルトが主食だったよう・・・。
普通の食事がとれないのはきっとこたえるでしょうね。

祖母はよく野菜を作って食べさせてくれて、子供ながら菜の花のお漬物が
とても美味しかったのを思い出します。
カルピスが製造していた、缶に液体が入っていて牛乳と混ぜるタイプのムースも
よく作らせてもらいました。
ちらし寿司も一工夫してあって美味しかった。いもがらなんかも入っていた。

それに子供ながらずっと思っていたのは「凄い美人」ということ。
病気をしている今でさえその面影がある。
睫はきれいに長く上方にのびていて、すごくキレイ。
いつだったか若い時の写真を見たときには驚きました。まるで女優さん。
スタイルもよければ、ちょっと外人のような顔立ちで長い巻き髪がきれい。
遺伝や隔世遺伝の恩恵にはあずかれませんでしたが・・・。

お医者様からは厳しいといわれているようだけど、
気力によっても変わるし、少し寒さも緩んできたし
少しは辛い状況が緩和されるといいなと思い仕事へ向かいました。

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