ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

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Xバンド・レーダー基地 「熱を発生する特性がある」電波を大出力で飛ばす在日米軍施設が京都に!

2014-06-01 | 電磁波

TPY-2レーダー(「Xバンド・レーダー」)について 平成25年4月 防 衛 省 より

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140527/4730471.html


(管理人より) ついに国内に米軍施設を増やす工事が始まってしまいました。それも危険な電波を飛ばしまくるレーダー基地です。見た感じは映画スターウォーズに出てくるトラックみたいですが、完全にサイエンスフィクションを超えて現実になってます。

Xバンドレーダー は、波長2.5~3.75cmの電波を用いるレーダーの総称。波長が短いために大気による減衰が大きく、遠方に到達させるには大出力が必要となる。」(

毎日新聞によると、

「配備予定のレーダーはトレーラーでけん引する移動式で、全長約13メートル、高さ約3メートル。直進性が高い電波を高出力で発射する。Xバンドとは8ギガ~12ギガヘルツの高い周波数帯を指す」

とあるように、Xバンドレーダーは大出力で電波を飛ばすんです。以下の防衛省の図では危険性がわかりません。電波もDNAを切断する放射線の仲間だということはこのブログでもすでに書きました。

以下の図を見ると 光線に近いことがわかります。

京都府ではこういう対応です↓ アメリカと国の言いなりですね。

TPY-2レーダー(いわゆるXバンド・レーダー)配備について  京都府HP

TPY-2レーダーの配備について皆様の疑問にお答えします

国が「安全安心」を言う時はまずいことを隠しているということです。原発事故後の日本に住む人なら学習済みのことです。Q&Aから気になるところを抜粋します。

https://www.city.kyotango.lg.jp/kurashi/oshirase/kikakusomu/somu/00054/documents/h250424kaitou.pdf  より

国の質問に対する答えの 「弱い電波は健康への悪影響がない」という内容と、「熱を発生する特性により立ち入り禁止」という内容に、整合性がありません。

結局、「安全」といいながら、大出力で電波を飛ばし、熱を発生する「危険」があるということです。もし間違ってレーダーの電波が人間や生き物に当たったらどうなるかということです。

電波は見えないのですから、運用が始まったら実際どこに飛ばされてるか周辺住民にはわかりません。

「原発問題で味わった悲しい経験を、二度と味わいたくない」電磁波問題の第一人者・荻野晃也氏に聞く 

電離放射線も非電離放射線も危険というのが常識になってきた。事実、2011年の5月、世界保健機関(WHO)傘下の世界ガン研究機関(IARC)は、2001年に極低周波に、2011年5月にはマイクロ波に発癌性がある可能性を認定した。 日本では、電離放射線を放射線と呼び、非電離放射線を電波と呼んで区別しているが、欧米では全てが電磁波であり、同時に放射線の仲間である。


それから、防衛省の資料には、弾道ミサイルの探知・追尾が目的、我が国の弾道ミサイル防衛能力の向上と書いてありますが、実際は日本の防衛のためではありません。

有事の際にはレーダー基地が攻撃対象になりやすいのは明白。日米地位協定のために米軍基地は治外法権で、私たちにはどうすることもできません。

毎日新聞より

「防衛省によると、当面は用地造成を進め、10月にレーダー本体を設置。12月までに管理棟や倉庫などを建設し、レーダーの本格運用を始める。居住区など付帯施設は17年度末までに完成させる。要員は最大約160人。このうち軍人は約20人で基地に駐在、残りの軍属は基地外から通う。」

米国防総省の軍事戦略の基本指針となる「4年ごとの国防計画見直し」(QDR)に、Xバンドレーダー は、北朝鮮の長距離弾道ミサイルを念頭に、「米本土防衛」と明記されています。予算案では4800万ドル(約49億円)を計上。 

 ―防衛省側は、「北朝鮮からのミサイルを迎撃するためにレーダー配備が必要」としています。本当に日本を守ることができるのですか?

 孫崎 レーダーが組み込まれるミサイル防衛システム(MD)で、日本を攻撃する弾道ミサイルを撃ち落とすことは不可能です。弾道ミサイルは、打ち上がると1000キロ以上の上空を飛ぶことが可能ですが、イージス艦によるミサイル迎撃範囲は数百キロ、対地空迎撃ミサイルは数十キロ程度で、物理的に届きません。

 また、ミサイルが日本に落下してきたところを狙っても、猛スピードで落下してきます。大陸弾道弾で秒速7キロ、中距離弾道ミサイルで秒速2キロです。それが東京都心、国会、米軍基地や自衛隊など、どこを狙うのか分かりません。北朝鮮から発射されて数分の間で、超高速で動くミサイルの目標は分からないまま、迎撃するのは物理的に不可能です。「米軍がミサイル迎撃に成功」というニュースを見たことがあるかもしれませんが、これはあらかじめ米軍内で発射時刻や目標を決めた上での成功です。北朝鮮がミサイルを撃つ場所や時刻を事前に教えてくれる訳がありません。
 ペリー元米国防長官(94~97)もミサイル防衛システムは役に立たないと述べていますし、専門家になればなるほど技術的に難しいことを認めています。

 ―「日本の防衛のための配備」としていますが、迎撃できなければ意味が無いのではないですか? 

 孫崎 京都に配備する意味は、私にも良くわかりません。先程述べたように、迎撃は不可能だからです。
 アメリカ防衛のための配備なら十分に意味はあると思います。アメリカに向かうミサイルを京都のレーダーで補足すれば、距離の離れている米国内のどこを狙うのか分析できる可能性が高まります。迎撃が不可能だとしても、置く意味はあるかもしれません。ただ、日本を守ることができるシステムではありません。

 ―北朝鮮からの攻撃を防ぐにはどうしたらいいですか?

 孫崎 平和的な外交を粘り強く続けるしかありません。
 戦後の流れを見ると、冷戦が終結して以降、国家間の紛争は減少し、現在の世界では、国際問題を話し合いで解決するのが当たり前になっています。レーダー配備や防衛力増強は相手国との緊張感を増やすだけで、問題を解決することはできません。国連・国際法にもとづき、平和外交を果たすのが日本の役割です。それが北朝鮮からの攻撃をやめさせる最大の手段です。

―アメリカのいいなりで、政府・防衛省はレーダー配備を強行しようとしています。なぜこうしたことが行われるのでしょうか?

 孫崎 日米安保条約、日米地位協定により、日本はアメリカに従属している状況です。アメリカは「望むだけの軍隊を望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利」を戦後の占領統治時に勝ち取り、いまだにその状況が続いています。軍事・外交だけではなく、経済面でもアメリカの要求をのまざるを得ません。自主独立をめざす総理大臣や閣僚もいましたが、すべてアメリカの意向で退陣・失脚させられてきました。
 しかし、現在はアメリカだけに頼る状況ではありません。中国が大国に成長するなど、国際情勢が大きく変化しています。領土問題など周辺国との緊張を対話で解決し、日本は日米同盟を解消し、自主独立の立場で外交すべきです。 

  


https://twitter.com/nobaseokinawa/status/471244091083489280

 

京丹後米軍基地建設着工。本日5/27、6:30頃の様子。通勤時間帯にも関わらず狭い道にずらりと並ぶでっかい装甲車。ものすごく邪魔です。道をわざと塞いで、人々が抗議に集まるのを阻止してるんでしょうか。えーと、これも税金ですよね。 

 

 https://twitter.com/nobaseokinawa/status/471244091083489280

米軍基地⇒日米地位協定日米安保条約

原子力発電所⇒日米原子力協定

 



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