10/9、私は山口県環境保健センター大歳庁舎に行ってきました。もともと学校みたいな感じの古~い建物。屋上があります。山口県環境保健センターのHPには外観などの写真が一切ありませんのでアップしときます。追記(パンフレットの中にはありました)
ハイボリュームエアサンプラーについての情報公開請求(購入目的・購入代金)をしていて、その資料を受け取りに行ったのです。以下わかったこと。
ハイボリュームエアサンプラーは山口県に1台。平成24年に購入。37万円。環境放射線モニタリングに用いる目的。
大気浮遊じんの測定は、昭和58年の「環境試料採取法」に準じて行われている。
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/lib/No16-1.pdf
今は平成24年ですので、30年前のやり方と同じ? チェルノブイリも 3.11福島原発事故もあったのに同じ?まあそこは置いといて、
頻度 年4回
1週間に2日 30時間 朝9:00~翌日午後3:00まで 1ヶ月 4回 3ヶ月で10000㎥ 吸引
集塵したろ紙をゲルマニウム半導体検出器に入れて測定。測定後、試料は1年分まとめて日本分析センターに送る。
しかもデータ公開が1年後。
ちなみに山口県にゲルマニウム半導体検出器は2台。なぜか見せてもらえませんでした。
私は「今は福島原発事故後の緊急時。緊急時のマニュアルで毎日測定してください。北九州市の震災がれきの焼却も行われている。出なかったら出なかったでいいので安心材料を提示して欲しい」とお願いしましたが、
「環境政策課が判断すること」「国との委託事業なので、環境省の指示に従ってやる」という返事。さんざん震災がれきの話をして
「ハイボリュームサンプラー購入代金370000円は税金。県民の命を守る検査です。マスクをするかしないかなどの判断材料が欲しい。回数を少しでも増やしてください」と言っても、聞いてもらえませんでした。
「一週間に2日ならほかの5日は空いているはず、とにかく回数を増やしてほしい、物理的には可能ですよね」とさらに言うと
「物理的には可能でも、労力とか時間とか経費がかかるゴニョゴニョ・・・・・無理なんです!」
私「え?労力って?検査測定って、そんな毎回重たいもの運ぶんですか?」
検査する女性「いえ、ろ紙をポンポンと切って機械に入れるだけ」
私「じゃ、できますよね~ 」 課長さん 「う~ できません」 私
3時間話しましたが聞いてもらえませんでした。しかし、諦めずにまた行きます。
3階屋上のサンプラーを見に行ったのですが、後ろに同じものがもう一台あったので「これはなんですか?」と聞いたら「これは別のものです」とはぐらかされたので、もう一度電話で聞いてみます。もしかすると前使っていたものかもしれません。壊れてなければそれも使えるし、毎日データを出している太宰府みたいにできるかもしれません。http://www.fihes.pref.fukuoka.jp/~hoshano/
福岡県 | 2012年:10月(最新) 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月 |
小野先生のブログでお馴染みの丸タライですが、山口県にもありました!たしかにタライでした。
帰りに、モニタリングポスト(敷地内)と、四角豆がぶら下がった緑のカーテンを見て帰りました。モニタリングポストの数値も設置場所ではわからないタイプ。ほかの県のは外から見えるのに・・・
県内のモニタリングポストの画像、募集します!残り4箇所、お近くの方お願いします。
感想としては、山口県職員の人は地理的に海が見えませんので、障害物なしで海をこえて煙が飛んでくるイメージがわかないのかな~と思いました。震災がれきのことはみなさんご存知でないご様子でした。それなのに、「そこまでしなくていい」という個人的な判断ができるのが不思議???
結局は「環境政策課が決めること」の一点張り。
県民の安全を守るのではなく、とりあえず口だけ「安全です」と県民にいうのが、このセンターの仕事なのかなと思いました。
帰りながら、悲しくなって涙が・・・
追記
山口県環境保健センターにあるハイボリュームエアサンプラーの総台数がわかりました。電話で確認しました。昨日までの県の説明では1台ということになっていましたが、実際は全部で12台ありました!
容量がそれぞれ違うので、用途を分けているようですが、12台もあったことは驚きでした!
有害大気調査用・・・・5台
ダイオキシン・・・・4台
化学物質・・・・2台
放射性物質・・・・1台
私は、公文書開示請求書に「山口県環境保健センター屋上のハイボリウムエアサンプラーの購入目的・購入代金」と書いたのですが、なぜだか放射性物質測定用のハイボリウムエアサンプラーだけの資料が来ました。だからほかにもあったことはわかりませんでした。
「すべてのハイボリウムエアサンプラーの~」とすればよかったかもしれません。最初行ったときどうして1台のことしか教えてもらえなかったのかはわかりません。
ちなみに放射性物質測定用のハイボリウムエアサンプラーは古いのは壊れて新しいものを平成23年度に購入したそうです。
聞いてみるといろんなことがわかりました。
県民を代表して、調査に行ってくださってありがとうございました。
3時間も話して下さったのに、結局公務員は公務員でしかないことが確認できただけで、
どんなにか無念で悲しい思いをされたことでしょうか。認めたくはありませんが、公務員ってこんなもんです。どうやったらこの仕組みが変えられるのか、
私たちの安全が守られるように動かせるのか、
長い戦いですね。
2年後のデータしか見れないのは、ほんとに変。
そのおかしさを指摘しても、職員の方が理解できないのはなぜでしょうか?
放射性物質の危険性をを過小評価しているせいでしょうか?
なんのための理系なのかなと思います。
この世の中のために働ける機関があればはたらきたいくらいです。
今もやりたくない仕事を生活のために働いています。
日本人として日本に誇りに思えない自分も悲しいです。