バイノーラル(Binaral)、辞書で見ると両耳のとか立体放送向きのと書かれています。一般的に入手出来る音楽ソースはスピーカでそれを聴くことを前提に録音がなされています。
これをヘッドフォンで聴きますと頭の真ん中から聞こえてきて、スピーカで聴くような臨場感は出てきません。確かにヘッドフォンで聴いてみますと頭の真ん中で鳴っています。多少は右、左から音が聞こえることもありますが、あまり臨場感が有りません。
ヘッドフォンで聴くためにはバイノーラル録音されたソースを使う必要がありますが、あまり無いようです。
バイノーラル録音はマネキンの頭部の様なダミーの頭部の両方の鼓膜の当たりにマイクを置きそのマイクから音を取り入れ録音する方式です。人間の鼓膜に音が到達するには耳たぶや鼓膜までの穴で音は反射や回折をします。この状態に近い録音をするわけです。
バイノーラル録音されたソースがネットに転がって居ますので一度聴いてみると臨場感の違いがはっきりします。あまり音楽はなく(著作権の関係ですかね)自然界の音が多いようです。
そこでwav ファイルをデジタル的にバイノーラル変換させてみました。変換ソフトはfoobar2000を使いました。
ソースの中味にも依りますが、バイノーラル変換した方が確かに音が広がり臨場感が出ている印象です。もっと音場の広がりのあるオーケストラの方がその差がはっきりするかも知れません。
ネットをググルとバイノーラルビートと云うのも出てきます。つまり右で200Hz、左で210Hzの音を出すと頭の中で10Hzのビートが作られると云うことの様です。このビートが何やら癒し、リラックスに役に立つとか、、、、、これも実際に聴いてみると良いかも知れません。
今でも高級部品を使ったのと一般部品を使ったのを、持っています。
www.aa.alpha-net.ne.jp/tapence/page/headphone.html
foobar2000でconvertしてもそれほどの効果は出来ません。バイノーラル録音するのがベターだと思います。
そこそこには取れたんですが、近くの私語が意外にはっきり入ってしまい、ちょっと興ざめでした。
理論的には出来るはずなんですが、実際には完全には成りません、不思議ですね。
>神戸の十字屋さんに生録に行ったことが有ります。
そこそこには取れたんですが、近くの私語が意外にはっきり入ってしまい、ちょっと興ざめでした。
確かに臨場感は有りますね。バイノーラル録音のmusic CDがあれば聴いてみたいところです。
簡単に作るには百均なんかの小さなぞうさん鋳物フライパンの底側、(スリット型にして使うといい音になるのでその反射板です)
爪ではじいて近々音が出る場合は、ダンピングシートを貼ります。
AKIの「WM-61A」マイク2個、(当時こんなに良いのはなかった)
0.5から1mmくらいの和紙、これを切り抜いて指向性を決めます、
和紙を挟んでコンデンサマイクの受音口をぞうさんの平らな部分に押しつけます。
この形を保てるようなアームを非共振体で作りマイクを固定します。
2個のマイクの間に三角柱を立て後ろに平板を付け左右音を分離をします、上側は明いているので適当なミックスになります。
この表面材質で反射音特性が決まるので、ダンプしたいときは厚めの和紙を貼ったりします。
ぞうさんの内側にはアクリル系ダンピングシートで足を作り床からの伝導音を遮断します。
これでほとんど出来上がりなんですが、マイクの穴の和紙を取り除き音がこもらないようにします。
挟んでいる和紙も3時、9時だけにして、12時から入って6時に抜ける様にするとバイディクショナル、全部無しにすると無指向性、
12時だけ空けると単一指向性となります。
空ける角度の比率などで特性もそこそこ変えられたようです。
要は和紙の吸音声を利用して不要音を打ち消すのですが、昔使ったののはネジで隙間を調整したり、挟む吸音材を変えたりして特性をいじっていました。
前は市販品もあったんですがいつの間にか見なくなってしまいました。
おそらく手間がかかりすぎるのと、有名メーカなどに押されたのでしょうね。
ピアノなどの音がハッとするくらいの新鮮な音になりました。
以前はこれで取ったライブ録音のが出ていました、今はもう探せないですね。
「アートペッパーミーツザリズムセクション」
を流し録音してみました。
結果は95点で満足できました。
出来れば、マイクコードから拾うの雑音をもっと減らしたかったです。
今、売られているデジタル録音機のマイクの向きを左右に振ってもほぼ同じ結果が出るような気もしないでもありませんが。
ただ、ノンノさんの製作したものは、耳の様な形状を取り入れてますので、その効果が大きいのでは無いかと思いますね。