ラジオ少年の楽しい電子工作、その他

AVRを使った簡単な回路の実験、そして日々のちょっとした出来事を書きます。

第11回 1ビット研究会 開催

2015年07月08日 | 日記

7月7日(火)飯田橋グラン・ブルームで開催されました首記の会場へ行ってきました。お天気が心配でしたが、幸い大雨に降られることも無く幸いでした。参加費は無料です。

13:00~17:40

発表テーマ

1、新たな極みへ DSD11.2MHZ/1bitの世界

2、1ビット技術の無線マイクロ波応用とその実現性

3、Δ∑変調を用いない高標本化1ビット直接量子化記録再生システム

4、1ビットオーディオのインターネット・ライブストリーミング伝送

会場は5個並ぶ大きなセミナールームです。参加者は100名以上はいたと思います(180名を予定していたようです)

1、は幾つかのジャンルのDSD録音の音源試聴です、録音エンジニアが録音状況を説明しその音源を流すことでDSDを耳で評価する、そんな感じです。

2、オーディオとは直接関係ありませんが、1bit技術を応用した気象用レーダ、医療用メス、電波妨害ジャマー(ジャミング)等の説明です。

3、ここは前回に引き続き早稲田の学生の発表です。FPGAを使い400MHZのサンプリングレートで音楽をSSDに録音、再生するデモです。ハイサンプリングにディザを加えノイズレベルを押さえ込むというものです。

10cm四方くらいの小さな基板がアルミのシャシーに鎮座しています、もう少し情報があれば作れそうです。サンプリングレートを25MHz~200MHzまで変化させノイズレベルがどうなるか実際に音を出しながら比較したのですが、その差は分かりませんでした。と云うのは小さなスピーカで鳴らしていましたので、近くの人は分かるらしいのですが私の席では残念ながら分かりませんでした。

スペアナのデータではノイズレベルがサンプル周波数が上がるとはっきり下がっているのが分かりました。

DSDは再生装置が高価ですが、これなら安価に作れて其れなりの音質が得られるのでは、、、。

4、これはDSD音源をインターネットでライブ配信するデモです。ライブの前にベルリンフィルハーモニーの演奏をライブ配信したそうでその方式の説明と録音の試聴、5.6MHz x2=11.2MHz ステレオ。

ドイツからイギリスのサーバへ送りそこから日本へ送ったとか。

其の後、都内某所のスタジオからのDSDによるライブ配信の実演が行われました。

インターネットでのライブ配信は回線の品質に依存しますから、すべてのユーザが音切れの無い状態で受信できることが条件になります。それに著作権の問題もあります。

DSD、11.2MHzはデータ量が膨大になりますので、ダウンロードして自前の記録媒体に記録することが時間的にも媒体容量的にもどうでしょう?そうすると、ストリーミング方式になるのでしょうか。

 

 

コメント
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