きみの歌が聞きたい 野中柊
最新刊になるのかしら？
大人な話です。さらさらと読めました。
現実と非現実の絡み具合が良かった。
野中作品を読み続けてきて思ったのが、
野中さんは、実生活が顕著に出る作家さんなのでは？と思います。
①「楽しいことしよう」「気持ちいいことしよう」と前向きな話。
②「現実から抜け出したい」「ここからさらって」的な逃避行願望な話。
③「ささやかなことに喜びを見つけたい」「小さな幸せ」をかみしめる話。
どのジャンルの作品も好きだけど、かぇるは①の時の野中さんの話が好きだなぁ。
今回は明らかに②な話だった。
②な話は、もれなくラストが気になる終わり方。
もうちょっと先まで知りたい！！と思ってしまう。
ここで終わってもおかしくないけど、でも、書いてほしい！！
みたいな
①以外の作品は、ちょっと印象に残りにくい（個人的な好き嫌いだと思うけど）(￣ヘ￣;)
妊娠カレンダー 小川洋子
妊娠カレンダー、ドミトリィ、夕暮れの雨のプールと給食室、
の三本立て。
この作品で芥川賞を受賞したのか・・・。
どれも、面白いのだけど、続きが気になるぅうう
曲がり角を曲がって見えなくなった・・・みたいな終わり方ばかり。
いやいや、追いかけて見届けようよ！！
と渇を入れたくなるようなものばかりでした。
内容が深められるであろうものだけに、ここで終わらしてしまうのはもったいない
この人の何とも言えない空気感、かぇるは好きだけどね
さてさて、ここらへんで何ヶ月かに渡って行ってきた、
読書推進期間を終了しようかなと・・・・
これからも少なからずは読むのだけど、量は減ると思われます。
私の本意ではないのですが、他にもすることがいっぱいあるからね
テレビ観たり、映画観たり、遊びに行ったり、ブログ書いたり、寝たり・・・・
ま、いろいろ忙しいわけよ
この読書期間に読んだ本で、かぇるのおすすめ本ベスト３を発表します
1位 木曜組曲 恩田陸
2位 フランクザッパシリーズ 野中柊
（「フランクザッパ・ストリート」「フランクザッパ・アラモード」「パーティー・オン・パレード」）
3位 対岸の彼女 唯川恵
