花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、白色

2016-04-21 | 植物 花

今、「オオデマリ」(大手鞠)、「チョウジガマズミ」(丁子莢蒾)の白い樹木花が目に留まります。

爽やかな春風に靡きます、初夏も間も無くやってきます。


<「オオデマリ」(大手鞠)>

密生した花を球状に咲かせます、 開花前は、黄緑色ですが、開花に従って白色に変色します。

雄蕊、雌蕊が無く、装飾花だけで、当然、種子無しです、挿し木で繁殖させます。

両性花や装飾花を着ける「ガクアジサイ」(額紫陽花)に似た「ヤブデマリ」(藪手鞠)の園芸品種とのこと

直径10CM位の球状は、<手鞠>に相応しい命名です、英名も<スノーボール>でした。

<手鞠>の名前では、「コデマリ」(小手鞠)が有りますが、バラ科でチョット雰囲気が違う花です。

葉は、卵型で、葉の縁がギザギザ、葉脈に高低差が有って、見応えが有ります。

スイカズラ科、ガマズミ属、耐寒性落葉低木、日本原産、学名 Viburnum plicatum var.plicatum

英名 Japanese snow ball、別名 「テマリバナ」(手鞠花)

 下図は、「ヤブデマリ」 Viburnum plicatum var.tomentosum

下図は、バラ科の「コデマリ」 Spiraea contoniensis

<「オオチョウジガマズミ」(大丁子莢 蒾)>

上載の「オオデマリ」と同じスイカズラ(レンプクソウ)科、ガマズミ属です。

此の植物も、多岐にわたる種類が有る「ビバーナム」(Viburnum)の仲間になります。

似た花の「チョウジガマズミ」(Viburnum carlesii var.plicatum)より大きな花なので

「オオチョウジガマズミ」、 “大” の名前が付いた由

「オオチョウジガマズミ」の変種が「チョウジガマズミ」とのことで、見栄えも一段上で、芳香が有ります。

<丁子>の名前は、花を横から視ると丁子の形をしているから此の名前が付いたようです。

集散花序に漏斗状の小さな花を20個位球状に着けます。

蕾のうちは、紅色ですが、開花時には、白色になり、花冠が五裂します。

スイカズラ(レンプクソウ)科、ガマズミ属、日本、朝鮮半島原産、学名 Viburnum carlesii

別名 学名より 「ビバーナム・カレーシー」

亀吉

下図は、「トキワガマズミ」(ビバーヌム・チヌス) Viburnum tinus

下図は、「チョウジガマズミ」 Viburnum carlesii var.plicatum

<各 Viburnum の画像は、クリックで拡大します>


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