花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

”秋の宝石” (14)№ 1

2020-11-20 | 植物 花

「ナンキンハゼ(南京櫨)」、「ハゼノキ(櫨の木)」の葉の紅葉  が、一段と其の色を増してきました。


次は、サトウハチロウ作詩<小さい秋みつけた>に詠われてる「ハゼノキ」(櫨の木)の紅葉です。

<小さい秋みつけた>の中に

風見の鶏の ぼやけたとさかに はぜの葉 ひとつ はぜの葉赤くて 入り日色

と詠まれています、赤くて入り日色なのです。

日本原産の「ヤマハゼ」(山櫨)に似ていますが、葉の裏表や茎に細かい毛が生えていているのが「ヤマハゼ」で

無毛で薄いのが、「ハゼノキ」なので、区別可能です、亦、「ウルシ」にも似ていますが

葉の先端が、尖っているのが「ハゼノキ」で、丸味を帯びているのが「ウルシ」です。

ウルシ科、ウルシ属、落葉高木、東南アジア原産、雌雄異株、学名  Toxicodendrum succedaneum

英名 Wax tree (実から木蝋)を採ったことからとか

別名 「リュウキュウハゼ」、「ロウノキ」、「トウハゼ」、「ハゼ」



単に、「ハゼ」とも呼ばれています、<ハゼモミジ>(櫨紅葉)の名前で、秋の季語にもなっていました。

日本には、実から木蝋(もくろう)を採る為に、中国から琉球を経て入った由

別名に、「ロウハゼ」、「トウハゼ」の名前が付いた理由とのことです。

葉は、奇数羽状複葉、10枚から15枚位の小葉からなる

Cimg16632_3 

 

今日は、宝石<黒真珠” に見立てたカ果実を載せてみました、黒光りする熟した実達です。

最初は、「シャリンバイ」の実です。

<「シャリンバイ」(車輪梅)>

「車輪梅」の名前もユニークですが、由来は、車輪状に着く葉が

車輪のスポークに似ていて、花が、「梅」の花に似てる故の命名とか

花は、初夏の頃、円錐花序に、五弁の白、亦は、淡いピンク色の花を咲かせます。

実は、緑色から紫色、青色、熟すと黒色と変化します。

バラ科、シャリンバイ属、常緑低木、日本、中国、朝鮮半島原産、学名    Rhaphioleps umbellata

別名 「タチシャリンバイ」、「ハマモッコク」




 下図の様に、葉が、車輪の様に着きます、名前の由来です。


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