花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

暫くは、樹木花を(1)

2023-04-11 | 植物 花

初回は、「キクモモ / 菊桃」と「ゲンペイモモ / 源平桃」の花です。

<「キクモモ」>

秋と春が、同居した様な名前ですが、細長い花弁が、「菊」の花に似ている故の命名とか

此の時季、遠目には、満開の花が、ピンクの霞が、懸かった様に見えます。

葉は、花より遅く出ますので、八重咲きの花を充分愉しめます。

此の時季に、ピンク色の霞が懸かっている様に見える樹木は、「キクモモ」の他に

「コウバイ」(紅梅)や「カンヒザクラ」(寒緋桜)、「コヒガンザクラ」(小彼岸桜)も ピンク色の ”霞” ですか。

「キクモモ」の花は、細長い花弁が重なり合って「菊」の花に似ています。

原産地の中国から江戸時代に入って来た由、花の雰囲気が  ”中国的”  な感じがする花です。

「ハナモモ」(花桃)の一種で、花の色は、似ていますが、花の姿は、大分違います。

バラ科、サクラ属、落葉小高木、中国原産、学名   Amygdalus persica cv.Stellata

別名 「ゲンジグルマ」(源氏車)、華やかな牛車の一輪ですか

学名の   Stellata は、“星状” の意味とか、多数の輝く花弁は、将に “星” です。






因みに下図は、既に花期が終わった仲間の「ハナモモ」(花桃)です。

 

「ゲンペイモモ」/  源平桃」も此の時季の樹木花です。

<「ゲンペイモモ」>

「桜」染井吉野が、終わって、今が盛りの「ゲンペモモ」(源平桃)です。

「ハナモモ」(花桃)の一品種で実の採取より花を愛でます。

「桃」の花より大きいのですが、実は、小さく、食用には不向きです。

紅白の花が混在して咲く様を、赤を平家、白を源氏の旗の色に喩えたことから、“源平” の名前が付いた由

花の色は、紅、白と紅白の絞り模様(キメラ咲き)の三色ですが、毎年、決まったパターンでないのも面白い現象です。

八重咲きで枝垂れる品種も視られます。

“桃源郷” を思わせる暖かい色合いを愉しみます。

「桃」の花より大きな花ですが、反面、実が小さく、食用には、不向きです。

源平入り乱れての合戦のの様子です。

バラ科、サクラ属、落葉小高木、学名   Prunus percica、英名   Hana peach

別名「ジツゲツトウ」(日月桃)、「サキワケモモ」(咲き分け桃)



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