花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

春、ツルナ科の花

2015-04-22 | 植物 花

ツルナ科の花で、今が盛りの「テルナミ」(照波)の花から始めます。

黄金色の花弁が輝きます、別名「三時草」ですが、「ハゼラン」の別名の「三時草」と同じ名前です。

両者、午後の3時頃に開花する故の命名とのことですが、大分ズレが有ります、夜間は、閉じます。

亦、「照波」の由来は、多分、花の色が<夕陽に染まる波の色と似ているから>と勝手に想像しました。

三角錐の形(断面三角形)をした肉厚の葉が、ロゼット状に着いて、中から花茎が立ち上がります。

ツルナ(ハマミズナ)科、ベルグランツス属、多肉植物多年草、学名 Bergeranthus multiceps、英名 Bergeranthus 

蕾の色は、赤色です。



次の「マツバギク」(松葉菊) Lampranthus spp. も同ツルナ科です、花が「菊」のイメージですので

この名前が付いた由、此の花もメタリックカラー、陽の光に照り返ります。

似た様な名前に「マツバボタン」(松葉牡丹)が有りますが、ヒベリヒユ科ですので、別の植物です。

「サボテン」に似たところが有りますが、別の植物です。

ツルナ(ハマミズナ)科、マツバギク属、常緑多年草(多肉植物)、南アフリカ原産、学名 Lampranthus spectabilis

英名  Trailing ice plant  Fig marigold 



下図は、ランプランツ(Lampranthus)系より比較的耐寒性が有るデロスペルマ(Delosperma)系の花です。


次は、「バクヤギク」(莫邪菊)です、妙な名前ですが、葉が中国の剣の<莫邪>に似ている故の命名とか

葉が、<莫邪>の様な形に似ているのですか、花は、「菊」の花に似ています。

 ツルナ(ハマミズナ)科、ツルナ属、南アフリカ原産、常緑多年草(多肉植物)

学名 Carpobrotus chilensis 、英名 Ice plant、別名 「カルポブロツス」



最後は、同ツルナ科の「リビングストンデージー」の花で〆ます。

 地を這う様に広がり、花に陽が当たると、金属の様にキラキラ輝きます、上に載せた花々の様に、メタリックな感覚ですが

実際は、柔らかな花々です、葉が箆状なのが、上載の花々とは違っています。

葉が多肉質で、花が「菊」に似ているので、「サボテンギク」、葉が箆状なので、「ヘラマツバギク」の別名が付いています。

他に、「ベニハリ」(紅葉披璃)の名前も付いています、「リビングストンデージー」の名前は

イギリス人の探検家、リビングストン に由来するとか、探検の途上で此の花を見付けたのでしょうか

尚、「デージー(daisy)」の名前ですが、キク科ではないので、「ヒナギク」とは違うとか

ツルナ(ハマミズナ)科、ドロテアンツス属、半耐寒性一年草、南アフリカ原産、学名 Dorotheanthus bellidiformis

英名 Livingstone daisy

<各画像は、クリックで拡大します>


<予告>

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

<下図をクリックして御覧下さい>


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