花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

マルバノキ

2022-11-16 | 植物 花

<「マルバノキ」 /  丸葉の木>

シンボルツリーとしても人気の樹木ですが、黄色から赤色と、ハート型の葉の色の変化を愉しみます。

互生した葉が、長い茎の先で風に揺れています。

「マンサク」(満作)の仲間ですので、暗赤色の星型の花が、紅葉と同時に視ることができます。

マンサク科、マルバノキ属、落葉低木、日本の山野に自生、学名 Disanthus cercidifolius

別名 「ベニマンサク」(紅満作)

別名の 「ベニマンサク」(紅満作)は、赤い花で、「マンサク」の花に似てるからとか




花は、落葉する頃に咲きます、五弁で線形、細長く先端が尖っています、二個の花が、背中合わせに咲きます。

 

同じマンサク科の「マンサク」も似た葉を着け、紅葉も綺麗です。

<「マンサク  /  万作」>

 「マンサク」(満作)も、黄色い花を咲かせる早春の樹木花です。

山肌に咲く様子は、遠目には、黄色い霞が懸かったようです、香りが遠く迄、漂います。

赤茶色の蕚と黄色で細長い紐の様な花弁とのコントラストを愉しみます。

葉の展開前に花が咲くのは、他の早春の樹木花の特徴です、葉は、秋には紅葉します。

花弁は、4枚、雄蕊も4個、雌蕊が2個、赤褐色の萼、花弁は、ユニークな形で、黄色で細長い紐状です。

同 じマンサク科、トキワマンサク属の「トキワマンサク」(常磐万作)

「アカバナトキワマンサク」(赤花常磐万作)、別名「ベニバナトキワマンサク」(紅花常磐満作)が、名前のとおり常緑なのとの違いです。

亦、「マンサク」より、開花期が早い(1月~3月頃)、中国原産の「シナマンサク」(支那万作)が有りますが

一見、判別が難しいのですが、ポイントとして<「シナマンサク」(1)は、開花期に前年の葉が付いている場合が多い

(1)の葉は、表面に毛が生えているが、「マンサク」(2)は、無毛

花の中心部が(1)は、暗赤色で、(2)より濃い、開花期が(1)は、(2)より早い、(1)は、(2)より花に強い香りが有る

花の大きさは、(1)の方が、(2)より大きい>等々です。

尚、“万作、満作” の名前の由来は、昔、稲の作柄を占う樹木花で、花が、沢山咲いた年は、豊作になるとか 

黄金色の花を咲かせる姿が、豊年満作の縁起担ぎから

他に、早春に咲くので “まず咲く” を東北地方の訛りで “まんず咲く” から「満作」になった由

マンサク科、マンサク属、落葉小高木、日本原産、学名   Hamamelis japonica 、英名   Japanese witch hazel

別名「アオモミ」、「ハマメリス」


葉が出る前に咲き出す花もユニークな形です。

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