花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

実が稔る(25)

2023-11-19 | 植物 花

シリーズの今日は、「ウメモドキ」の赤く熟した実にしました。

<「ウメモドキ」梅擬>

小鳥の好物「ウメモドキ」の赤い実が照り映えます、葉や枝が「梅」に似ているので、漢字名は、「梅擬」とか

花は、初夏に咲く淡い紫色の小さな花です、花も「梅」の花に似ているので

「ウメモドキ」の名前の由来の一つですか。

モチノキ科、モチノキ属、落葉低木、雌雄異株、日本原産、学名   Ilex serrata、英名   Japanese winterberry

尚、仲間のモチノキ科、モチノキ属には、「モチノキ」(黐の木)、「クロガネモチ」(黒鉄黐)、「ソヨゴ」(冬青)

「アカミノイヌツゲ」(赤実の犬黄楊)が有ります。

赤く熟す時季が多少違いますが、皆、赤く照り輝く球状の実です。

初夏の頃に咲く薄紫色の小さな花です、「梅」の花に似ています。

<余録>

尚、同じ名前が 付いた「ツルウメモドキ / 蔓梅擬」が有りますが、モクセイ科の「ウメモドキ」とは違って

ニシキギ科に属します、「ウメモドキ」に似た実を着けて、蔓性なので、此の名前が、付いた由。

東アジア一帯に自生していて、花を咲かせる時季は、5月から6月の頃で、

集散花序に黄緑色の小さな(5m位)の花を咲かせます。

10月から12月には、淡黄色の果が、3ケ所割れて裂開、中から鮮やか橙赤色の仮種皮色に覆われた種子が、現れます。

日当たりの良い林の樹木に絡み付いた姿を見ます。

若い蔓は、細いのですが、徐々に太くなり、径が、5cmにもなるとのこと。

ニシキギ科、ツルウメモドキ属、落葉蔓性木本、学名   Celastrus orbiculatu

英名   Oriental staff vine、Japanese bitter sweet

<下図は、3ヶに裂開する前の果実です>

裂開すると鮮やかな橙赤色の皮を纏った種子が、現れます。



小さな小さな花です。


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