花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋、稔りの季節(10)

2023-10-16 | 植物 花

今日は、「ピラカンサ」と「コトネアスター」の赤い実です、秋の陽に輝きます。

<「ピラカンサ」の実>

「ピラカンサ」Pyracantha Hybrids とは、バラ科、トキワサンザシ属の総称とのことで

ヨーロッパ南部からアジア南西部原産の 「トキワサンザシ」(常磐山査子)Pyracantha coccinea

黄色で、中国南部原産の「タチバナモドキ」(橘擬)P.angustifolia 等が含まれるとのこと

以下に載せる「タチバナモドキ(橘擬)」の実に似ています。

5~6月に懸けて、白い小さな花を咲かせます。

赤い色は、小鳥達の格好の目印、種子を遠くに運びます、枝には、鋭い棘が在るので、注意

耐寒常緑高木、ヨーロッパ、中国原産



「ピラカンサ」の花は、初夏に「ユキヤナギ」の花に似た白い小さな花を咲かせます。(下図)

 下図は、「ピラカンサ」の一種「タチバナモドキ」 Pyracantha angustifolia  の黄色い実です。

次は、「コトネアスター」の実です。

「コトネアスター」Cotone Hybrids  は、バラ科、コトネアスター属の 総称とのことで、多くの品種が有ります。

一般に、「ベニシタン/紅紫檀」  Cotoneaster horizontalis  を「コトネアスター」と呼ぶ場合が多いようです。

枝が、下垂するもの、立ち上がるもの、匍匐性のもの、常緑、落葉のものと多種に渡ります。

今日は、「ベニシタン」(「シャリンバラ」)より大きな葉と実を着け、蔓性の

「コトネアスター サリシフォルム ´オータム ファイヤー`」  C.salicifolium cv.´Autum Fireを最初に挙げて

最後に「コトネアスター・ホリゾンタリス」、別名「ベニシタン / 紅紫檀」の画像を載せます。

上に挙げた「ピラカンサ」の実に似ていますが、「ピラカンサ」には、 枝の棘や葉の鋸歯が無いので区別可能です。

バラ科、サンザシ(シャリントウ)属、中国、インド、チベット原産、英名  Rockspray cotoneaster

匍匐性のものを “建築家の友人” と呼ぶとか、また、学名の   cotone  は、 「マルメロ」の古いラテン語で

aster  は、何々に似る意味とか、実の形が、「マルメロ」の実と花に似たところが有ります。

下図は、小さな実と葉を着ける「コトネアスター・ホリゾンタリス」 Cotoneaster horizontalis  

別名「ベニシタン紅紫檀」です。




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