中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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モンブラン登頂記(25):レストランSATSUKI

2010年05月13日 04時19分19秒 | フランス・スイス;モンブラン登頂

                     <レストランSATSUKIの入口>

       モンブラン登頂(25):レストランSATSUKI
          (アルパインツアー)
       2005年9月9日(日)。
その2。曇ときどき小雨。

■レストランSATSUKIで昼食
 イタリアのクールメイヨール観光を終えた私たちは,再びモンブラントンネルを通って,フランス側のシャモニーに戻った。
 12時16分,私たちは日本食レストラン「SATSUKI」の前でタクシーから下りた。
 お店の正面の煉瓦色の大きな壁にSatsuki RESTAURANT JAPONAISと黒い字の表示がある。その下にお店の入口がある。太い黒枠のサッシの扉である。Satsukiはジョセフヴァロー通りの中央に位置している。
 お店の中に入る。なかなか綺麗なお店である。テーブルが,島状に,数カ所,並べられている。全部で20人ぐらいは座れるだろうか。私たちはお店の中央付近の席に座る。
  ガイドのSさんは,この店のお馴染みらしく,応対に出た日本人のウエイトレスに,
 「今日は,マスターの××さんは,いらっしゃいませんか?」
と尋ねる。あいにく不在。Sさんは何か手みやげのようなものを,マスターに届けるようにウエイトレスに依頼する。
 私は日本語のメニューを見て品定めをする。そして,カツ丼。テーブルを挟んで私の反対側にいる消防署長は天ぷらザルソバを注文する。ところで,私の趣味の一つに,旅行中に食べ物の写真を撮るというのがある。今日もバッチリ撮ろうと思う。
 まず,お茶が出る。
 懐かしい日本茶である。焦げ茶色の湯飲みに熱い渋茶である。
 「旨~いっ・・・!」
久々の日本茶は,心底から美味しい。
 カツ丼の前に出来上がった天ぷらソバが,テーブルに配られる。カツ丼組が,
 「お先にどうぞ」
と気を遣って薦めるが,消防署長は美味しそうな天ぷらソバを目の前にして,手を付けずに待っている。
 他人の食べ物は,何時も美味しそうに見えるものである。私は目の前にある天ぷらソバの写真を撮りたくなった。そこで,私はデジカメを取りだして,食卓全体の写真を撮るついでに,目の前の天ぷらソバに焦点を当てる。すると,ソバの向こうで,消防署長が自分の写真を撮るかと思ったのか,カメラを意識したお澄まし顔になる。私は急に心変わりして,天ぷらソバとお澄まし顔の消防署長の両方を入れた写真を撮る。後でこの写真を見ると,なかなか良く撮れている。「宮様御用達のソバ」というキャッチコピーで,ソバの宣伝にも使えそうである。
 やがて,私たちカツ丼組の料理も配られる。テーブルマットは白い和紙である。マットの左側には満開の鉢植え桜がうっすらと印刷されている。右下には控えめに筆記体でSatsukiの文字が入っている。あとはまっ白,なかなかセンスが良い。手前には小さく折り畳んだ桃色の紙ナプキンが置かれ,その上に袋付きの割り箸が置かれている。そして,左から,カツ丼,お新香,みそ汁が並べられる。
 「うん,これは良いぞ!」
私は,何よりも,この和食の「見た目」に気に入った。
 とにかくご飯の量が多い。大きなカツである。これには参った。それに味は今ひとつ,何かが足りない。まず,カツの中まで味が染みこんでいない。それに,何となくコクがない味である。お新香も塩辛いだけで,微妙な味がしない。それに,1食15ユーロもする。でも量がすごいから,まあ値頃だろう。味に少々物足りなさもあったが,久々の日本食で,気分が和んだ。

<レストランの店内>


<私が注文したカツドン>

■シャモニー市内を散策
 13時頃,SATSUKIを出る。ここから,三々五々,歩いてホテルまで戻る予定である。  一同,揃ってシャモニーの目抜き通り,ジョセフヴァロー通りを南へ向かう。このジョセフヴァロー通りは,パルマ広場から先のハッカール通りにつながっている。
  途中,お土産屋,衣料品店などを冷やかしながら,満ち足りた気分で散策を楽しむ。何となく本屋に立ち寄る。私は,モンブランの説明書を購入したかった。いろいろと物色している内に,英語,中国語,韓国・朝鮮語,日本語などさまざま言葉で書かれた説明書が置いてあることに気が付いた。日本語版を手に取ってみる。なんとも凄い日本語である。何となく意味は分かるが,読むに耐えないほど粗末な日本語である。英語版と日本語版のどちらを買おうかと大分迷ったが,粗末な日本語も面白かろうと思い,結局,日本語版を購入した。
 本屋で夢中になって時間を過ごす内に,皆とはぐれてしまった。店の外に出て,ざっと探したが,だれも見当たらない。どうせどこかのスーパーかソーセージ屋にでも入って,お土産を物色しているのだろう。あえて一緒に帰る必要もないだろうと思い,脇道に逸れてみたり,電車の踏切で,レールを見たりしながら,一人で開放感に浸って,ブラブラ歩きを続ける。





<シャモニー市内散策>

■ホテルに戻る
 14時30分,ホテルの部屋に戻る。
 同室のフクロウは,まだ,戻っていない。まずは,風呂に入ろうと思う。そして,バスタブにお湯を張り始めた頃,フクロウが意外に早く戻ってくる。
 ゆっくりと風呂でくつろいだ後,恒例のメモ帳の整理を始める。これが結構面倒である。作業を始めるとすぐに眠くなるのが困る。隣でフクロウがしきりに荷物の整理をしはじめる。そして,ベッドに横たわって,私が買ってきた日本語の案内書を読みふけっている。私は,メモ帳の整理を続けていたが,やたらに眠くなり,いつの間にか,うたた寝をしている。
 今日は,19時に全員がロビーに集合して,町中のレストランへ出掛ける予定である。 明日は,長い旅を終えて,いよいよ帰国である。今夜は揃って夕食を食べる最後の晩ということになる。

                             (つづく)
「モンブラン登頂記」の前回の記事
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