中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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晴れ上がり富士山と編集長傘寿記念の丹沢;塔ノ岳(今年9回目)

2015年02月22日 10時41分42秒 | 丹沢の山旅

                                 <塔ノ岳山頂からの富士山>

   晴れ上がり富士山と編集長傘寿記念の丹沢;塔ノ岳(今年9回目)
               (単独山行)
         2015年2月21日(土) 晴後曇

■夜明けが大分早くなった
 早いもので今日はもう2月の下旬である.この時期になると,早朝の気温も幾分温かくなるので.塔ノ岳に出掛けるのも気分的に随分と楽になる.
 いつも通りに4時10分に家を出発する.月は出ていないが,金星がピカピカと輝いている.
 大船から東海道本線下り初電に乗車,小田原で小田急線電車に乗り換えて渋沢へ向かう.電車が新松田駅に近付く頃,辺りが明るくなりはじめる.夜明けが随分と早くなっている.
 渋沢に到着.そのまま大倉行バス停へ.今日もバス停へ一番乗りである.私がバス停に到着してから数分経った頃から,沢山の登山者が長い列を作り始める.
 6時45分発大倉行臨時バスに乗車する.バスは混雑.
 臨時バスと1番バスに乗車したご常連はHyさん,TGさん,YKさん,IsIさん,HNさん,SSKさん,TDさん,YUさん,KMさん,NMさん,TNさん,KIさん,IwI差,MTさん他多士済々.2番バスでMGさん,FTさん.このお二人には途中で追い越される.
 6時55分,臨時バスは大倉に到着する.

大倉から歩き出す
 7時07分,大勢のご常連と一緒に大倉から登山開始.
 TGさん,SSKさん,IsIさん,NMさん,TNさん,HNさんがご一緒.一同雑談をしながら賑やかに歩き出す.
 例によって歩き出しの速度が,私には少々速くて閉口するが,付いて行けないほどの速度でもないので,少し無理かなと思いながらも,何とか後に続く.
 前回塔ノ岳に登ったのは2月4日.今日の塔ノ岳まで実に2週間以上間が空いている.勿論,その間にも鎌倉周辺を随分と歩いてはいるが,これらはハイキング程度.やっぱり2週間間を空けると,身体がとても重たいなと感じる.
 7時25分,観音茶屋に到着する.ここで衣服調整や,午後からの懇親会用の荷物を茶屋に置くなどの雑務を終えて,7時32分,再び観音茶屋から歩き出す.

<観音茶屋で休憩> 

■見晴階段
 先頭はSSKさん,私は成り行きでSSKさんの後ろに付く.私のすぐ後ろにMNさんとTNさん.観音茶屋から歩き出して,分岐を通過する頃には,私達4人のグループと,その他の方々のとグループとの間が段々と開き始める.
 7時58分,見晴茶屋を通過する.そして,大倉尾根最初の難所である見晴階段に差し掛かる.
 何時ものように,階段を見上げた写真を撮る.今日は土曜日.登山者が多い.階段を見上げると沢山の登山者の後ろ姿が数珠繋ぎになっているのが見える.
 朝日が真横から眩しく射し込んでいる.

<見晴階段>

■駒止階段
 私は先頭を歩くSSKさんに何とかくっついて見晴階段を登り切る.つづいてモミジ坂.
 8時25分,一本松を通過する.大倉からの所要時間は1時間18分.観音茶屋で10分ほと休憩を取ったことを忘れて,
 ”シンドイわりには随分と時間が掛かったな…”
と不思議に思う.でも,すぐに,
 ”ああそうか…先ほど観音茶屋で休憩を取ったな…”
と思い出す.
 8時22分,前方に駒止階段が見え始める.大倉尾根2番目の難所である.この急階段をSSKさんやNMさんと一緒の速度で登るなど,今の私には,とても,とても,無理である.私は,後ろに居るお二方に,
 「お先にどうぞ…」
と譲る.とたんにお三方と私の距離はどんどんと開いていく.情けないことだが,これもやむを得ない.
 8時26分,ようやく駒止茶屋を通過する.大倉からの所要時間は1時間19分.観音茶屋での休憩時間を除けば1時間09分.今の私はこの程度の時間が掛かっても仕方がないなと納得.
 その間,先を行く3人の姿は私の視界から消えてしまった. 

<駒止階段>

■堀山の家
 駒止茶屋を通過して,堀山の尾根道に入る.登山道には踏み固められた根雪が残っている.
 駒止階段で私より先に行ってしまったお三方との距離がますます開いたらしく,全く後ろ姿も見えない.
 8時34分,富士山が良く見える場所に到着する.上空には青空が広がっているが,残念ながら富士山は雲の中である.
 堀山からの下り坂に入る.何時もならば,この下り坂は快調に飛ばすところだが,今日は踏みしめられた根雪がベッタリ,迂闊に速度を上げると転倒する危険があるので,安全を期して,慎重に歩き続ける.
  
<堀山の尾根道に入る>                           <残念ながら富士山は雲の中>

■小草平
 8時46分,小草平に到着する.堀山の家はまだ開店前.小草平のベンチで登山者1人が休憩を取っている.
 私は,歩きながら,
 ”さて,今日は(小草平から)花立山荘まで何分掛けて登ろうか…”
と胸算用する.
 今日の気温はやや高め,それに足許に踏みかためらえた残雪があるだろうということで,一応,
 ”花立山荘まで43分掛けて登ろう…”
と目標を決める.とはいえ,この目標はあくまで期待であって,別に達成できなくても,どうということもないものだが…

<小草平の「堀山の家」>

いよいよ長い登り坂だ
 小草平から坂道を登り始める.
 私のすぐ前に,数名の登山舎の後ろ姿見えている.良く見ると,その中に先ほどまで御一緒していたSSKさんやNMさんが混じっている.
 ”あれ~ぇ…意外に近いところを歩いておられるな,ビックリシタナモウ…”
 私は内心で,シメシメ…これならば,どこかで追いつけるかな…と思う.

<急な坂道を登り始める>

■萱場平
 9時02分,戸沢分岐に到着する.私の前を行くお三方は,戸沢分岐から萱場平に登る階段道をもうすぐ登りきるところである.私がポケットから記録帳を取りだして,戸沢分岐への到着時間を書き込んでいる僅か30秒ぐらいの間に,お三方との距離が大分広がる.
 9時04分,萱場平に到着する.ここで恒例の写真を撮る.この写真には最早お三方の後ろ姿は見えなくなっている.
 萱場平は日光が直射する場所のためか残雪は意外に少ない.木道の両側のベンチは休憩を取る登山者で一杯である.

<萱場平>

■後七分坂
 萱場平の水平道は,この時間,まだ泥んこが凍結したままである.凍結した泥んこの上に薄らと雪が降り積もっている.こんな道の写真を撮っても仕方がないなと思いながら,泥んこ道の写真を撮る.
 泥んこの水平道を過ぎると,短い階段道になる.階段道を過ぎると,登山道の道幅が広がる.ここからは,歩幅がやけに長い土留めのような階段道になる.この辺りは踏み固められた雪が凍結していて,とても滑りやすい.軽アイゼンを装着しようかなと迷うが,まあ,上りは何とかなるだろうということで,ノーアイゼンで登り続ける.
 その内に,何となく汗ばんでくる.
 ”これはイカン…歩行速度を少し抑えよう…”
 ふと,坂を見上げると,私より20メートルほど先を歩いているお三方の後ろ姿が見えている.またお三方に近づいている.こうなると,どうしても追い付きたいという気持ちが湧いてくる.この気持ちを,やっと抑えながら,粛々と登り続ける.
 やがて後七分坂(花立階段)に差し掛かる.30段ほど先に,NMさんが居られる.こうなるとどうしても階段を登る速度が速くなる.でも,階段を半分ほど登ったところで,私は力尽きる.こうなると,前のお三方との距離はますます広がってしまう.

■花立山荘
 私は息も絶え絶えに.9時26分,やっと花立山荘に到着する.このとき,もはやお三方の後ろ姿は私の視界から消えている.
 残念ながら,花立山荘前からも富士山は見えない.辺り一面に霧が立ちこめていて,寒々としている.数名の登山客が,山荘前のベンチで休憩を取っている.
 大倉を歩き出してからの所要時間は,2時間19分.観音茶屋での休憩時間を除けば,2時間12分.どちらにしても少々時間の掛かりすぎである.小草平からの所要時間は41分.こちらは,残雪の悪路を考慮すれば,まあ,まあ,の所要時間である.

<花立山荘>

■花立山を登る
 路面の状態が普通ならば,花立山荘から塔ノ岳山荘までの所要時間は約30分.従って,10時前に楽々塔ノ岳に到着できるはずだが,今日は雪のためそう簡単には歩けないなと予想する.
 案の定,花立山荘から先は凍結した残雪が連続するようになる.
 凍結した階段道を登っていると,後ろから,
 「…FHさん…」
と私に話しかける人が居る.
 毎度のことだが後のバスで来られたFTさんに追い抜かれて,私は落胆する.叶わぬ夢ながら.FTさんのように快速で登山してみたいなと願っている.
 花立山の中腹に差し掛かると,急に晴れだして,上空に青空が広がり始める.早速,この青空の写真を撮る.先ほど私を追い越したFTさんの後ろ姿が,花立山山頂付近で小さく写っている.

<花立山を登る>

■花立山山頂
 9時38分,ようやく花立山山頂に到着する.今日は足許が悪いので,花立山荘から花立山まで12分もかかっている.調子が良いときには8分で登れる距離なのに…
 この辺りから先は,今までとは全く違う残雪の別世界となる.
 あいにく富士山は,まだ見えないものの,目の前には雪化粧した塔ノ岳が見えている.勿論,山頂で立ち止まって周囲の風景をデジカメに記録する.

<花立山山頂>

■金冷シ
 花立山荘から金冷シまでは,比較的平坦な道が続くので,何時もならばかなり高速で歩くところだが,今日は完全な雪道である.安全を期するために,意識的にユックリ歩き続ける.
 ”転倒したら百年目,転倒したら百年目,…”
 私は馬鹿になったように転倒に注意しながら歩き続ける.馬の背の滑りやすい箇所も無事通過して,9時46分,金冷シに到着する.この辺りから残雪がさらに多くなる.
 花立山から金冷シまでの所要時間は6分.雪がなければ5分の行程である.
 金冷シから最初の長い階段を登り切る.階段の途中からは階段が隠れてしまうほどの残雪になる.歩くと靴そこから”キュツ,キュツ”と新雪特有の感覚が伝わってくる.
 金冷シから2番目の階段に差し掛かる.
 ここで,新老人クラブのSTさんとバッタリ.STさんと暫し立ち話.山頂直下で,さらに土曜日のマドンナさんとすれ違う.続いて,最後の階段の一番急傾斜の所で,MGさんとすれ違う. 

<金冷シから先完は全な雪道だ>

■塔ノ岳山頂
 10時01分,ようやく塔ノ岳山頂に到着する.山頂の気温はマイナス2℃.ほぼ無風なので,体感温度はそれほど寒くはない.何人かの登山客が屋外で休憩を取っている.
 大倉からの所要時間は2時間54分.かなり遅いが,この雪と,途中,観音茶屋で休憩を取ったことを考慮すれば,今の私には,まあ,まあ,こんな所だろう.ちなみに花立山荘からの所要時間は35分.やっぱり雪道の影響で,何時もより5分ほど余計に時間が掛かっている.これまたやむを得ないだろう.


<塔ノ岳山頂>

■塔ノ岳山頂からの眺望
 塔ノ岳山頂からの風景を何枚かの写真に収める.
 富士山が雲海の上に浮いているように見えている.眼下に雲海が広がる珍しい風景である.反対側を見ると,残念ながら大山は雲海の中に埋もれている.
 山頂で10程の写真を撮ってから,尊仏山荘に向かう.
 尊仏山荘の入口に,NMさんが居る.私が,
 「…今日は尊仏山荘に寄らないんですか…」
と尋ねると,立ち寄らずに真っ直ぐ下山して,駒止茶屋でユックリ過ごすとのこと.
 私も,このまま下山しようかなと迷うが,一寸だけ尊仏山荘に立ち寄ることにする.

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■尊仏山荘
 尊仏山荘に入る.山荘内のコーナー席には,何時ものようにKIさん,MTさん,FTさんが陣取っている.そして少し離れた所にSSKさんが座っている.常連の他に数名の登山客が陣取っている.石油ストーブの前には,看板猫兼営業部長の華伊達美弥雄さん(ネコのこと)が陣取っている.相変わらず威風堂々の姿形である.
 私は毎度の礼儀として,華伊達美弥雄氏の写真を撮る.
 書くのが遅くなったが,今日の小屋番はWBさん,WDさん,それにFYさん.オーナーのHDさんは見かけない.
 私はコーナー席の近くに座り込んで,例により300円也のお茶を所望する.
 お茶を飲みながら,暫し雑談.
 
<石油ストーブ前の営業部長華伊達美弥雄氏>

■滑りやすい階段道で苦労する
 10時36分,そろそろ引き上げる潮時と思って,尊仏山荘から下山開始.山荘前で6本爪軽アイゼンを装着する.
 何時の間にか,山頂は沢山の登山客で賑わっている.
 今日は観音茶屋で13時から編集長のYKさんの卆寿祝賀会が開催されることになっている.まだ,まだ時間に余裕がある.私はユックリペースで下山し続ける.
 10時50分,金冷シを通過,10時55分,花立山に到着する.ここで軽アイゼンを脱着する.
 アイゼンをリュックに仕舞い込んでいるときに,KIさん,MTさん,FTさんの3人組に追い抜かれる.
 私がアイゼンをリュックに入れて,歩き出す頃には.お三方は花立山のガレ場の下の方を下っている.私はこのお三方に追い付くのを諦める.毎度のことながら,私は自分にはすぐに物事を諦めてしまう悪い癖があるなと反省する.
 11時05分,花立山荘を通過する.山荘前のベンチは休憩を取る登山者で鈴なりになっている.登って来る沢山の登山者とすれ違いながら後七分坂を下り続ける.後七分坂の階段道が終わってから,融雪の泥んこガレ場を転倒しないように注意しながら下り続ける.
 さらにその先の道幅が広くて,長いステップの階段道差し掛かる.この辺りは日陰のためか,凍結した残雪がベッタリで,とにかく滑りやすい.余程,もう一度軽アイゼンを装着しようかと思ったが,まあ,十分に注意すれば歩けそうだし,集合時間までタップリ時間もあるし…ということで残雪歩行の復習を兼ねて,ノーアイゼンで下り続ける.
 11時22分,萱場平を通過する.登るときには凍結していた泥んこが,もうすっかり融けている.この辺りから先の下り坂は,泥んこ道の連続である.次々に登って来る登山客とすれ違いながら,ユックリと下り続ける.
 途中でYUさんに追い付くが,先に下山して堀山の家でお待ちしますということで先に行かせてもらう.

■堀山の家で途中下車
 11時35分,小草平に到着する.小草平のベンチは登山者で混雑している.
 久々に,堀山の家に立ち寄る.先客は堀山の家常連の女性3人と,KIさん,MTさん,FTさん.それに久々のImIさんである.ImIさんは療養中.リハビリの一環として,堀山の家まで登って来られたとのこと.
 私は300円也のコーヒーを所望する.山で賞味するコーヒーは実に美味しい.
 暫く歓談していると,女主人が,
 「…皆一緒に
写真を撮りましょう…」
と提案する.勿論異論はない.ストーブを囲んだ集合写真を撮る.多分,来週,堀山の家のHPに,この写真が披露されると思う,見るのが楽しみである.
 私は堀山の家の女主人に,来る3月に開催される神奈川美術協会公募展の開催案内をお渡しして,山荘の掲示板に掲載していたけるようお願いする.勿論快諾.謝々.
 蛇足ながら…
 五十三次洛遊会の皆様には,すでに多数,ご来場頂けることになっている.さらに,丹沢の知り合いの方々にご来場頂ければ,私にとって無上の光栄である.

<堀山の家のコーヒー>

■観音茶屋
 11時53分,リハビリ中のImIさんと一緒に,堀山の家から下山開始.勿論,リハビリ中のImIさんに合わせてユックリペースの下山である.
 堀山を通過して,駒止茶屋に近付く頃,後ろから来たSSKさんとIsIさんが私達に追い付く.ここから先,ImIさんには申し訳ないが,私はSSKさん達と一緒に,かなり速い速度で下山し続ける.
 12時22分,一本松に到着する.ここでSSKさんとImIさんが,下から登って来る方と立ち話を始める.その弾みで私が先頭になる.どうせ元々一人旅,ここからはマイペースにしようということで,重力に逆らわずに高速で下り続ける.丁度そのとき,30~40メートル先を下山している三角髭のTDさんの後ろ姿が見え始める.私はTDさんに追い付こうと思って,さらに歩行速度を上げる.
 12時31分,見晴茶屋を通過する.
 ところが,目標にしていたTDさんの後ろ姿が忽然と消えてしまう.
 ”あれぇ~…,TDさん,何処に消えたんだろう.”
正に鬼神出没である.
 その先で,TGさんに追い付くが,惰性がついているので,そのまま失礼して追い越させて貰う.完全な一人旅を続ける.
 12時43分,観音茶屋に到着する.集合時間の17分前である.
 先客は,常連のNGさん,NMさん,TNさん.それに始めてお会いする男性(お名前伺ったがすぐに忘れた).お店の真ん中にあるストーブを囲んで雑談中である.私はオレンジジュースなど2品注文してから,ストーブ談義に加わる.

■編集長YKさんの傘寿記念懇親会
 13時頃から,編集長YKさんの卒寿記念懇親会が始まる.懇親会の音頭取りは,言わずと知れたTGさん.YKさんの了承を得て,バースデーケーキの写真をブログに掲載する.
 実に素敵な笑顔である.
 会場は大いに盛り上がる.途中で出入りがあったが20人ほどの常連客が集まる.
 参加された方々の,前歴や出目は様々だが,そんなことはどうでもいい.無視.ただ唯一の共通点は塔ノ岳に繰り返し登っているということ.この共通点だけで集まっている珍しい集団である.
 和気あいあいの雰囲気の中で,楽しい時間はアッという間に過ぎ去る.
 やがて,予定時間の14時は瞬く間に廻ってしまう.
 
<YKさんのバースデーケーキ>                      <会場は盛り上がる>

■記念写真
 懇親会の締めくくりは,集合写真である.
 茶屋の女主人が,集合写真のシャッターを切る.それも依頼された沢山のカメラである.シャイな私は,気後れして撮影を依頼できなかった.本音は,どうせどなたかが集合写真を分けてくれるだろうと思っているから…
 その代わりに,沢山のカメラを構える女主人の姿と,小屋のガラス戸に映る皆さんの姿が面白いので,自分のデジカメに収める.
  
<観音茶屋で賞味したオレンジジュースなど>            <茶屋前で集合写真>

■ガラス戸に映る左右反対の集合写真
 茶屋のガラスで反射した集合写真は実に面白い.全員が左右逆になり,何となく靄が掛かっていて頼りなげである.この写真を撮っている本人がカメラを構えているところもちゃんと映っている.
 でも,一寸不思議である.
 なにが不思議って…ガラスに反射させると左右は反対になるのに.何で上下は反対にならないの? 仮に顔を90度傾けて眼の位置を上下垂直にしても,相変わらず左右だけが反対で,上下は反対にならない.何でだろう? 誰か教えて?
 ※私はこれでも前身はヘッポコ技術屋なので,何の不思議もないが,子どもの頃.この鏡の不思議さに大いに迷ったことを覚えている.

<なかなか味のある写真だ>

■今日も”良かった!良かった!”
 14時17分,集合写真を撮ってからお開きになる.
 私は適当な時間を見計らって,下山開始.勿論一人旅である.途中,先に歩きだしたImIさんに追い付く.
 暫くの間,ImIさんと一緒に歩く.
 「…急げば14時38分のバスに間に合うかもしれませんよ…」
ということで,ImIさんとお別れして,猛スピードで下山し続ける.そして,なんとか14時35分にバス停大倉に辿り着く.
 登山靴を洗っている時間はないし,それほど汚れてもいないので,そのままバスに飛び乗る.バスは少々混雑していて立ち席である.バスの中で常連のYUさんと一緒になる.
 渋沢駅での小田急への乗換時間は4分,小田原でも5分の乗換時間で快速アクティに乗車する.電車は両方とも空いている.座席に腰掛けた途端に眠くなるのには往生する.
 16時少し過ぎに無事帰宅.
 登山中に来ていた衣服類はすぐに着替えて,洗濯をする.
 夕食後,ノンビリと風呂に浸かって,登山の疲れを取る.
 ”明日は,どうせ雨.ならば,終日家に籠もって,水彩画の制作に没頭するぞ…”
 …という訳で,私はやたらと張り切っている.ま,そんなわけで.今日も”良かった!良かった!”である.

<ラップタイム>

 7:07  大倉歩き出し
 7:35  観音茶屋(7:44まで衣服調整)
 7:58  見晴茶屋
 8:26  駒止茶屋
 8:45  堀山の家
 9:26  花立山荘
 9:44  金冷シ
10:01  塔ノ岳 着(-2.0℃)
10:36     〃  発
10:50  金冷シ (※途中でアイゼン脱着)
10:44  花立山荘
11:35  堀山の家(11:53までコーヒーブレーク)
12:13  駒止茶屋
12:31  見晴茶屋
12:43  観音茶屋(14:17までYKさんの傘寿祝)
14:36  大倉着

 [山行記録]

■水平距離         7.0km(片道)

■累積登攀下降高度   1,269m

■登攀所要時間(雑談時間を含む)
  大倉  発        7:09
  塔ノ岳 着        10:01
  (所要時間)      2時間54分(2.90h)
  水平歩行速度     7.0km/2.90h=2.41km/h
  登攀速度       1,269m/2.90h=437.6m/h

■下降所要時間(休憩時間を含む)
  塔ノ岳 発        10:36
  大倉  着            14:36
  (所要時間)      2時間59分(2.98h)
  水平歩行速度     7.0km/2.98h=2.35km/h
  下降速度        1,269m/2.98h=425.8m/h
                                     (おわり)

「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5eb0745fa95887a4558179cde9623285
「塔ノ岳」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f6e10af37c95aa2b137ea57eca89eecc
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/b4a6a905804b6e8250156fd6dcb1303e 



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