中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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初秋の鎌倉:御霊神社巡りと面掛行列見物

2013年09月20日 10時27分14秒 | 鎌倉あれこれ

                                   <御霊神社の面掛行列>

       初秋の鎌倉:御霊神社巡りと面掛行列見物
          (五十三次洛遊会定例会)
         2013年9月18日(水) 

<散策地図>



<藤沢市内の御霊神社を一巡り>

■小田急線藤沢駅集合
 朝から爽やかな秋晴れである.
 もともと,今日,水曜日は塔ノ岳に行く日だが,今日は五十三次洛遊会の定例会が開催される日である.鎌倉案内役の私が,こちらをサボって塔ノ岳に出掛けてしまうわけにはいかない.そんなわけで,先日,北アルプスの常念岳・蝶ヶ岳縦走に出掛ける直前に塔ノ岳へ登ったまま,塔ノ岳は1週間あまりのご無沙汰である.
 …で,今日は後三年の役で大活躍した鎌倉権五郎の命日である.この日には鎌倉権五郎を祀った御霊神社(ゴリョウジンジャ;坂の下)で面掛行列(神奈川県指定無形民俗文化財)が行われる.これは見るしかない.ということで,洛遊会では,この面掛行列の見学を前々から予定していた.
 企画を担当する私としては,折角だから,坂の下の御霊神社だけでなく,鎌倉界隈に現存する御霊神社を一回りしたいなと思いながら,計画を立案した.その結果,あまり欲張ると回れなくなるので,藤沢駅から鎌倉駅の間にある鎌倉権五郎縁の場所,およびルート上にある社寺の幾つかを巡るコースを設定した.
 集合は9時30分,小田急線藤沢駅.今回は,洛遊会メンバー以外にも面掛行列を見たいという人が居るので,それらの方々にも特別参加して貰うことにした.

■まずは川奈の御霊神社から弥勒寺へ
 参加者は私を含めて13人.何時もの定例会より参加人数が少し少ない.でも,毎回10人余りの方々が,この会を楽しみにして参加されている,まさに案内人冥利.
 9時30分頃,小田急線藤沢駅前から歩き出す.まず目指すのはバス停御霊神社を目指す.
 鎌倉住民である私は,藤沢の地理はちょっと苦手,したがって枝道はやめて,バス通りを通って,バス停熊野神社に到着する.御霊神社はバス通りから樹木がこんもり茂っている尾根の階段を数十段登った所にあったと記憶しているが,何時の間にか神社がどこかへ移転している.
 バス通りから南へ延びる路地に神社例祭のために注連縄や提灯などが飾り付けられているのが見えるが,神社を探している時間的余裕がないので,思い切ってここは省略する.そして,東海道本線の立体交差橋を渡って,弥勒寺へ向かう.
 10時15分,弥勒寺に到着する.
 弥勒寺は藤沢市内の寺である.したがって,私の手許にある鎌倉の資料には,弥勒寺のことは一切書いてない,残念ながらこの寺の由来などは分からない.
 
<藤沢駅から歩き出す>                         <弥勒寺>

■御霊神社(宮前)
 再び東海道本線の跨線橋を渡って,10時35分,御霊神社(宮前)に到着する.
 ここも勿論,祭神は鎌倉権五郎である.鳥居を潜った所にテントが張られていて,お祭りの準備が進められている. 
 長い石段を登って,社殿前に到着する.ここで参拝を兼ねて,一休み.ちょうどそのとき,藤沢ウォーキングの事務局長で洛遊会メンバーでもあるOM氏とバッタリ.
 
<熊野神社(宮前)に到着>                     <熊野神社拝殿>

■鎌倉古道(上の道)から兜松へ
 御霊神社の裏山は旗立山である.近くにある案内板には,後三年の役のときに源義家がこの山の上に白旗を立てて兵士を募り気勢を上げたという説明が書いてある.
 ヤブ蚊が飛ぶ裏山を登って反対側に降りると,鎌倉古道(上の道)に突き当たる.この古道は化粧坂に通じている.
 古道を下ると某製鉄会社の工場に突き当たる.工場のフェンス沿いに鎌倉方向に少し進む.10時50分,兜松に到着する.兜松跡は工場の敷地内にあるので,フェンス越に眺めるだけで我慢しなければならない.
 後三年の役から凱旋した鎌倉権五郎が,この地に生えていた松の木に兜を掛けたという言い伝えがある場所である.もちろんそのときの松は現存していない.工場敷地内にある説明文によると,写真に写っている岩付近に松があったようである.
 
<鎌倉古道(上の道)>                          <兜松>
 
<鎌倉上町屋の社寺>

■長島ふな公園と泉光院
 柏尾川に掛かる神鋼橋を渡る.ここからは鎌倉市である.
 柏尾川の左岸を上流に向けて数分歩く.自動車の往来が多い道である.川にはアオサギ,ウなどの海鳥が沢山居る.
 途中で右折して上町屋の集落に入る.
 集落入口にある永島ふな公園の木陰でひと息入れる.その後,畑中の路地を辿って,11時12分,泉光院に到着する.ここは真言宗の寺である.申し訳ないがトイレ拝借.休憩.
 
<長島ふな公園>                              <泉光院>

■上町屋天満宮
 11時21分,上町屋天満宮を詣でる.平安時代,村岡の平良文が天神を祀ったのが,この神社の始まりだという(かまくら子ども風土記).
 
<泉光院を出発>                            <上町屋天満宮>

<深沢の社寺と御霊神社>

■等覚寺と大慶寺
 湘南モノレールの下を抜けて深沢の集落に入る.
 11時41分,等覚寺に到着する.ここは梶原景時縁の寺である.真言宗.往路を少し戻って.11時44分,大慶寺に到着する.ここは臨済宗円覚寺派の寺で関東十刹の一つに数えられた由緒ある寺である.
 
<等覚寺>                                <大慶寺>

■東光寺と御霊神社(深沢)
   11時46分,東光寺に到着する.ここは真言宗の寺である.和尚さんは近くの等覚寺と掛け持ちだとやら.
 境内に四国八十八ヶ所巡りがある.希望者はここで八十八ヶ所巡りを体験する.
 “寄り道していて,ちょっと時間がかかりすぎたかな…”
と案内役の私は少し心配になる.
 つづいて,12時02分,深沢の御霊神社に到着する.ここも社殿まで長い階段が続く.やっぱりここでも例祭があるらしく,お祭りの準備が進んでいるようである.
 
<東光寺>                                <御霊神社(山崎)>

<笛田から夫婦池公園へ>

■三嶋神社と満開の桜
 笛田の谷戸を南へ向けて歩く.
 12時25分,三嶋神社前に到着する.目の前の石段を90段上らなければ拝殿に到着しない.私は到底登る気はないので,希望者だけお参りして貰う.残りの連中は木陰で立ち休憩を取りながら待っている.
  途中,満開の桜を発見する.この時期に咲く桜なのか,それとも狂い咲きなのか私には分からないが,とにかくビックリする.
 
<三嶋神社>                               <満開の桜>

■夫婦池公園で昼食
 12時37分,夫婦池公園に到着する.予定より5~6分遅いが,まあ,まあ,予定通りである.
 遊歩道の脇にあるベンチに座って昼食を摂る.昼食を摂っている所を.うるさいトンビに見つかるかなと思ったが,どうやらトンビの襲来がないうちに昼食を終える.
 
<夫婦池公園>                              <昼食>

<展望の鎌倉山>

■夫婦池公園から鎌倉山さくら通へ
 夫婦池公園での昼食を終えて,13時15分から午後の散策を始める.公園内の散策路を南へ進む.最後に少し長い階段を登って,鎌倉山さくら通に出る.出た所に菅原通斉縁の鎌倉山碑が立っている.
 ここで,数分,立ち休憩を取る.
 その後,未舗装の裏通りをブラブラと東へ向かう.この裏通りも,やがてさくら通りに突き当たって終わりになる.
 バス停若松の手前で,さくら通りから右折して,さくら通りの南側の通りに突き当たる.
 
<鎌倉山の碑>                               <未舗装の裏通り>

■爆弾三勇士碑
 ここは七里ヶ浜への抜け道なので,結構自動車の往来が多い.絶えず通過する自動車を我慢しながら数分歩くと三叉路に出る.この三叉路を右に20~30メートルほど進んだ所に爆弾三勇士碑(あるいは肉弾三勇士)がある.希望者だけこの碑を見学する.
 不思議なことに,この碑の片割れが鶴岡八幡宮の境内にある.なぜ,そんなことになっているか興味があるが,敢えて調べようともしないので,未だにその経緯を知らないままになっている.もっとも,肉弾三勇士などに興味を持つのは,私と同年代以上の年寄りばかりだろうから,まあ,いいか…
 もとの三叉路に戻って,左の道に入る.この道は袋小路になっているので,自動車では抜けられない.袋小路に入った途端に,自動車はバッタリと通らなくなる.私たちの他に歩いている人も居ないので,こんなところでは遠慮なく道幅一杯になってノンビリと歩く.
 この道は,展望絶佳の道でもある.南側には,七里ヶ浜から江の島あたりまでの展望が開けている.
 
<爆弾三勇士碑>                             <七里ヶ浜/江の島の展望>

■鎌倉山神社と鎌倉の展望
 13時54分,鎌倉山神社に到着する.私は少し時間が押しているので,少々,慌て始めているが,まあ,折角だから,希望者には鎌倉山神社を参拝して貰う.
 鎌倉山神社から,さらに数分進むと,舗装道路の突き当たりに到着する.自動車では入れるのはここまでである.
 突き当たりからは,鎌倉市内,二子山,材木座海岸方面の展望が楽しめる.
 一同展望を楽しみながら,暫く立ち休憩を取る.
 
<鎌倉山神社>                               <鎌倉市内・二子山の展望>

<月影地蔵経由で極楽寺方面へ>

■月影地蔵
 舗装道路の突き当たりから,山道に入る.
 ここは鎌倉で最も南に位置している山道である.ちょうど七里ヶ浜の断崖の上に当たる.
 「時間が押していますので,サッサと歩きますよ…」
と宣言して,歩行速度を幾分速める.案の定,列がばらけてしまう.やがて,お山の十字路に到着する.この十字路を左折して,極楽寺方面に下山する積もりである.
 列がばらけてしまったので,暫く立ち止まって,一同が揃うのを待つ.
 14時07分,極楽寺3丁目にある月影地蔵まで下山する.
 
<月影地蔵堂>                                <月影地蔵>

<御霊神社の面掛行列>

■大変な人垣
 御霊神社の面掛行列を見物するのは,私にとっても初めての経験である.事前に調べた所では,14時30分頃,行列が御霊神社を出発するらしいと分かっていたので,それまでに御霊神社に到着するように,やや速歩で歩き続ける.時間が押しているので,途中の極楽寺や成就院の懸隔は省略する.
 14時30分頃,成就院前の坂道を下るが,直ぐにもの凄い人垣に突き当たる.例の力餅屋の手前50メートルほどのところで,先へ進めなくなる.
 見物人の人に伺うと,面掛行列は,御霊神社を出発してから.この辺りを通過するようである.その先,成就院の階段のところで折り返して往路を辿るらしい.
 そうならば,この辺りで見物するに限る.
 私たちは,敢えて御霊神社までは行かないで,ここで面掛行列を見ることにする.
 結構街時間がある.それに蒸し暑い.まだかいなと思いながら,待ち続ける.その内に,自動車の往来がピタリとなくなる.そして,御霊神社の方から賑やかなお囃子の音が聞こえてくる.
 “いよいよ行列が来るな…”
 15時14分,私たちが立っている場所からも,行列の先頭が見えるようになる.
 
<沢山の見物客で賑わっている>                    <行列の先頭が見え出す>

■面掛行列スナップ写真
 私の目の前を面掛行列がつぎつぎに通り過ぎる.
 そんなことを言うと叱られるかも知れないが,京都の葵祭や時代祭と比較すると,こちらは何となく土臭い感じがするが,如何にも庶民的で好感が持てる.
 その内に若い奥さん方が集団になってやってくるので,何事かと思ったら,奥さん方の真ん中に法被姿で着飾った可愛い子供達が行列を作っている.中には着飾ったままお母さんに抱っこして寝てしまっている子も居る.実に可愛いし,微笑ましい.
 仮面行列について,事前にインターネットなどで調べてはいるが,ここで付け焼き刃のような説明を書いても仕方がないので,スナップ写真を何枚か掲載するに留める.
 

 

 

 

 

 

 

<御霊神社・長谷観音を経由して鎌倉駅へ>

■御霊神社
 15時頃,成就院階段付近で折り返した面掛行列の最後尾が,私たちの前を通過する.
 面掛行列は,これから,一旦,力餅屋の前を通過して由比ヶ浜方面まで行ってから,往路を引き返して御霊神社まで戻るようである.
 見物人がぞろぞろと行列の後に付いて歩き出す.私たちも他の見物人と同じように行列の後に付いて歩く.そして,力餅屋の前で行列と分かれて左折し,15時09分に御霊神社に到着する.
 お祭りの最中なので,御霊神社の境内も結構混雑している.人混みで少々ウンザリし始めているので,そのまま御霊神社の境内を通り抜けて,15時20分に長谷寺に到着する.ここでトイレ休憩.
 そのとき偶然にも山旅スクール5期の同窓生,野菜漬物さんにバッタリ出会う.野菜漬物さんも,私たちと一緒に歩くつもりだったらしいが,集合場所を間違えて,JR藤沢駅で私たちを待っていたらしい.残念!
 
<御霊神社>                               <長谷観音で野菜漬物さんにバッタリ>
        
■「ジャックと豆の木」と吉屋信子記念館
 長谷観音でのトイレ休憩を終えて,鎌倉駅を目指して歩き出す.
 沢山の観光客に混じって由比ヶ浜通りを鎌倉駅方面に向かって歩く.途中で左折して,鎌倉文学館に向かう道路に入る.入って直ぐの所にあるパン屋「ジャックと豆の木」に立ち寄る.今日の参加者のお一人が,この店の愛好者だから…
 ここのパンが美味しいことは私も知っているが,家に帰れば夕飯があるし,買うのヤメタ.
 
<「ジャックと豆の木」>                          <吉屋信子記念館>

<鎌倉駅で解散・懇親会>

■鎌倉駅西口で解散
 鎌倉文学館前から裏道を右に左に曲がりながら鎌倉駅を目指す.途中,吉屋信子記念館,問注所跡,を経由して,15時55分に鎌倉駅に到着する.ここで一旦解散.希望者だけで懇親会を開催することにするが,結局,ほぼ全員が懇親会に参加することになる.

■小町通り「モア」で懇親会
 何時もの通り,小町通りの「モア」で懇親会を開く.
 私も今日は機嫌がよいので,珍しくグラスビール450円也を注文する.歩いた後のビール1口の旨いこと! ただし,旨いのは一口だけ.
 懇親会は大いに盛り上がる.
 女性群は,ここで夕食を摂るようである.私は16時40分頃,先にオサラバで退散する.

■市役所前からバスで帰宅
 鎌倉市役所前16時55分発のバスに乗車する.17時15分頃無事帰宅する.
 初めて見学した面掛行列は面白かった.でも,人混みの中を歩いたので,何だか妙な疲労感がある.
 夕食後,早々と就寝する.
 でも,今日一日も良かった,良かった.

<ラップタイム>

 9:30  藤沢駅歩きだし
10:15  弥勒寺
10:35  御霊神社(宮前)
10:50  兜松
11:12  泉光院
11:21  上町屋天満宮
11:41  等覚寺
11:44  大慶寺
11:46  東光寺
12:02  御霊神社(深沢)
12:25  三嶋神社
12:37  夫婦池公園(13;15まで昼食)
13:24  鎌倉山碑
13:49  肉弾三勇士碑
13:54  鎌倉山神社
14:07  月影地蔵
14:30  成就院階段下付近(15:00頃まで面掛行列見物)
15:09  御霊神社
15:20  長谷寺(15:30頃までトイレ休憩)
15:55  鎌倉駅着

[散策記録]

■水平歩行距離   10.6km

■累積登攀高度   198m

■累積下降高度       205m

■所要時間(休憩時間込み)
   藤沢駅発           9:30
   鎌倉駅着         15:55
  (所要時間)        6時間25分(6.42h)
  水平歩行速度     10.6km/6.42h=1.65km/h


「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/db25b2834b160e9275e6a8d98d5e6e79
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