中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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名残の梅の鎌倉:ダイアモンド富士はもう少し先か

2010年03月11日 15時32分24秒 | 鎌倉あれこれ

                  <鎌倉中央公園の梅>

     名残の梅の鎌倉:ダイアモンド富士はもう少し先か
        2010年3月11日(水)


■ああ!・・鶴岡八幡宮のイチョウが・・・!
 3月10日,朝のニュースを聞いて驚愕した.
 あの鶴岡八幡宮のイチョウが,未明に倒壊してしまった.樹齢800年とも1000年ともいわれるイチョウが,何もよりによって,私が生きている間に倒れなくても良いのに・・・
 何だか,鎌倉のヘソを失ってしまったような気分になる.
 あの大イチョウは,源実朝暗殺の舞台として有名な伝説がある.資料(鎌倉商工会議所(監),2009,p.152)によると,伝説は以下の通りである.
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 1209年(承久元年)1月27日,三代将軍源実朝の右大臣拝賀の日は大雪.式を終えた夕刻,実朝は兄源頼家の子,公曉に暗殺される.公曉はこの大イチョウの陰に隠れていた.このとき,北条義時は剣持役を務めるはずだったが,白い犬の姿を見て気分が悪くなり,中原仲章に代わって屋敷に戻った.この犬は覚園寺の薬師如来を警護する十二神将像の内の戌神将の化身だという,
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 実に面白い・・と言っては叱られるかもしれないが,とにかく,私たち鎌倉住民にとっては,大イチョウが倒れてしまったのは大変なショックである.

■いよいよ春だ!
 梶原の民家の庭先は実に見事!


■名残の梅を愛でる
 少々込み入った用事があって,ここ数日は,自宅からあまり離れたところに出かけることができない.今日(3月11日)は,ここのところでは一番天気が良い日である.本当は是非塔ノ岳に行きたいが,我慢して鎌倉市内をウロウロするしかない.
 このままでは足腰が萎えてしまうので,バス停鎌倉中央公園入口から,猛烈な勢いで大船駅まで歩いた.特段,大船で用事があるわけでもない.コーヒーショップに入って,コーヒーを味わってから,少しコースを変えて,再び猛ダッシュで家まで歩く.往復で約5キロメートルほど.まだ,まだ,歩行距離は少ないが,今日のところは,このあたりでやめにしておこう.
 途中,鎌倉中央公園の中で,まだ,まだ,十分に見頃の梅を見かける.今年の梅は,この梅が最後かなと思うと,やたらに速い月日の流れに,一抹の寂しさを感じる.

<水温む>


<鎌倉中央公園の梅>

■ダイアモンド富士はまだ,まだ
 今日(3月11日)は,すばらしい天気.
 夕方,ものぐさをして,外には出ずに,自宅2階の窓から,夕日を眺める.我が家から富士山は良く見えるのだが,図太い電線や鉄塔が折角の景色を台無しにしている.
 太陽は目の前の鉄塔近くに沈んでいった.
 我が家の位置は,おおむね鎌倉の真ん中辺りにある.我が家から見ると,富士山は真西からほんの少し北に見えている.
 今日の太陽は鉄塔に沈んだ.富士山の山頂は,まだ,まだ,北側である.
 鎌倉からダイヤモンド富士が見えるのは,春分の日を少し過ぎた頃かな.
 今から楽しみである.
 
<ダイヤモンド富士は,まだ,まだ,>
                           (おわり)
[参考文献・資料]

鎌倉商工会議所(監),2009『鎌倉観光文化検定公式テキストブック』かまくら春秋社

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