中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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シロヤシオとミツバツツジが見頃の塔ノ岳(今年度第26回)

2008年05月29日 06時53分18秒 | 丹沢の山旅

                    <花立場付近のミツバツツジ>

          シロヤシオとミツバツツジが見頃の塔ノ岳
              (今年度26回目)
               (単独山行)
          2008年5月28日(水)


■どうも身体が重い
 例によって,天気予報を見ながら,“塔へ登るなら今日しかない!”
 ただ,昨晩の夕食が,まだ胃にもたれているような気分がするので,とりあえずは朝食を摂らずに,5時10分に家を出る.大船駅前のコンビニで,朝食用のサンドイッチ,昼食用のおにぎり2個を購入する.
 今日も節約コースで,藤沢から小田急で渋沢駅へ.電車の片隅に座って,サンドイッチを頬張る.渋沢から大倉までは,通称2番バスに乗車する.今日は平日にもかかわらず,座席に座れずに立っている登山客もいる.
 7時41分に大倉を歩き出す.天気予報では晴の筈だったが,曇り空である.それでも,歩き始めると,妙に蒸し暑い.それに,今日の歩きは,どうもリズムに乗れない.運動不足である.先週は,5月23日(金)から25日(日)まで,東海道五十三次宿場巡りでノンビリ旅をしていた.そのために、5月21日に塔ノ岳・丹沢山へ登った後は,全く登山をしていない.案の定,今日は,自分の身体がえらく重く感じる.私は,身体を労りながら登り続ける.当然の事ながら,何時もよりも大分テンポが落ちている.
 それでも,見晴茶屋辺りまで登ると,身体の重さも段々と感じなくなり,ほぼ何時ものような調子に戻る.

■ホトトギス,ツツドリが賑やか
 8時19分に見晴茶屋を通過する.一本松までの急な坂を登っていると,遠くからツツドリの啼き声が聞こえてくる.そして,近くの木の梢辺りでは,ホトトギスが甲高い啼き声をあげている.茂みからはシジュウカラだろうか「ツーピー,ツーピー」という啼き声が聞こえてくる.
 8時46分に駒止茶屋を通過する.大倉を歩き出してから,もう1時間05分も経っている.気温がもう少し低くて,体調が良ければ,大倉からここまで58~59分ほどで登れるが,今日は大分遅い.余り無理をしても仕方がないので,ゆっくりノンビリと登り続けることにする.
 その内に,朝食をサンドイッチだけで済ませたためか,だんだんとシャリバテの気分になってくる.


             <今日の萱場平:高曇りだが足元は良好>

■快速のご常連さん
 堀山付近の尾根道を通過する.この辺りはとても景色が良い所だが,今日はかなり濃い霧が立ち込めていて,あまり視界が利かない.
 9時03分に堀山ノ家を通過する.何時も眺望の良い堀山の尾根道も今日は霧のために殆ど眺望が利かない.
 9時22分に萱場平を通過する.ウグイスの啼き声が聞こえてくる.萱場平で定点観測のための写真を撮る.天気が良ければ見えるはずの花立は霧の彼方である.
 萱場平から続く露岩帯を登り続ける.何時もより少し登攀速度を落として登り続ける.すると,坂の上から,何時もすれ違う修験者が下山してくる.お互いに軽く会釈して通り過ぎる.
 露岩帯を抜けて,花立山荘手前の長い階段を登り始める.体調が本調子でないので,ややユックリとした足取りで登っていると,前方からご常連のTさんが下ってくる.
 「やあ,今日は・・・1週間ほど来なかったね・・」
と私に話しかける.
 「ちょっと,よそへ3日間ほど行っていましたので・・」
 Tさんは,私の乗ったバスより30分早い1番バスで来ている.幾ら今日の私の足が遅くても,山頂からこんなに下がった所ですれ違うとは・・・
 「この所,(大倉から山頂まで)2時間を4~5分,切っていますよ.今日は1時間56分でした・・・」
とTさんが言う.私はTさんの快足ぶりに驚く.
 「凄いですね・・・私は2時間20分台で登れれば御の字です.今日は出だしが暑くて参ってます・・」
 「まあ,ゆっくりお互いにやりましょうよ・・・だって,私は毎日登っているんだもの・・昨日はもっと暑かったですよ」
 
               <森の中の鹿:丹沢では鹿の駆除が始まっている>

■ミツバツツジ
 9時44分,花立山荘を通過する.山荘付近から濃い霧が立ち込めている.霧の中を花立場辺りまで進むと,幾分空が明るくなる.山麓からツツドリの啼く声が聞こえてくる.金冷シ付近に自生する沢山のミツバツツジが満開になっている.今,正に見頃である. 登山道の道端で,腰を下ろしている登山者がいる.軽く会釈をして通り過ぎようとすると,路肩から下の方を指さしながら,
 「あそこのミツバツツジ,本当に綺麗ですね」
という.指さす方を見ると,霧の中に数本のミツバツツジが見事に咲いている.手前のミツバツツジはハッキリみえているが,霧の奥に進むに連れて,ボンヤリと霞んでいく.その風情がとても素晴らしい.
 私はラップタイムに気を取られている自分が,急に厭になる.そして,彼の側に立ち止まって,今は見頃のミツバツツジをデジカメに収める.
 この辺りから金冷シ辺りまでは,まさにミツバツツジ街道である.尾根の両側に,絶え間なくミツバツツジが咲いている.私はミツバツツジを眺めたり,デジカメに収めたりしながら,ラップタイムはそっちのけにして,ゆっくりと進む.
 10時02分,やっと金冷シを通過する.何時もなら,もうとっくに山頂に到着している時間である.

               <霧の中のミツバツツジ:花立場付近>


                <霧の中のミツバツツジ:花立場付近>

■塔ノ岳山頂
 金冷シから先は,何時もの調子で登り続ける.その内に,頭上の霧が晴れ始める.10時17分にようやく塔ノ岳山頂に到着する.上空は晴れ上がったが,山麓には雲がまとわりついている.残念ながら,富士山は顔を出さない.数名の登山客が,山頂で休憩を取っている.
 今日の大倉から山頂までの所要時間は,実に2時間36分.いくら途中で道草をしていたとはいえ,何とも不甲斐ない成績である.
 尊仏山荘に入る.山荘の温度計を見ると,今の外気温は+14.6℃.さほど高い気温ではない.小屋番のHさんも,Oさんも居ない.先客が2人.何時も合う方とは違うカメラマン氏と見知らぬ男性である.
 お茶を所望して,一休みをした後,丹沢山方面を少し散策してから下山しようと思う.

                   <塔ノ岳からの眺望>

■満開のシロヤシオ
 10時35分,尊仏山荘を出る.また少し霧が掛かり始める.シロヤシオを見たいので,丹沢山の方に向かう.急な階段をほんの数分下るとシロヤシオの群生が見える.少し霧が掛かっているが,今,正に満開である.数名の方々がカメラを構えて写真を撮っている.私もデジカメを取りだして,沢山の写真を撮る.
 もう少し先へ行ってみようかと思う.坂を下りながら,いっそのこと,このまま丹沢山を往復しようかなと迷ったが,16時から始まるテレビ,水戸黄門に間に合わなくなるし,体調も思わしくないので,鞍部から引き返す. 再び登り返して,シロヤシオ群生地に近付いたときに,いきなり,
 「おや,flower-hillさん・・・私,1番バスで来ましたが,どこで追い越されたんでしょう・・」
と話しかけられる.山旅スクール8期の男性,Hさん夫妻である.ご夫妻は日高(ひったか)辺りまで足を延ばすとのこと.
 私はシロヤシオが良く見える所まで戻る.道端の大きな枯れ木に座って,初対面の男性と雑談を開始する.そこへ中年の女性も加わる.3人でシロヤシオを見ながら四方山話を始める.この女性は塔ノ岳のご常連のようである.今日は私と同じバスに乗っていたとのことである.
 「あなたに途中で追い越されましたよ・・余りに速いので,どこか山小屋の人かと思いましたよ・・・一体,何時間ぐらいで登るんですか」
と私に聞く.私には,こちらの女性を追い越した記憶は全くないが,速いと思うか,それとも遅いと思うかは,人それぞれだなと実感する.
 このやり取りを切っ掛けにして,暫くの間,四方山話で盛り上がる.

             <シロヤシオとミツバツツジが咲く塔ノ岳>


                 <清楚なシロヤシオの花>


               <シロヤシオの向こうに山が見える>

■沢山の登山客と擦れ違う
 11時34分,四方山話を切り上げて,3人揃って塔ノ岳山頂に戻る.何時の間にか,再び濃い霧が山頂を覆っている.ここでお二人とお別れする.男性の方とはブログでお会いすることにする.ちなみに,この男性のブログ名は「山の英ちゃん」.
 尊仏山荘の中を窓から覗いてみる.丁度,営業部長のミー君が,窓から中に入ろうとしている.客は誰も居ない.小屋番のXさんが退屈そうにお茶を飲んでいる.山荘には立ち寄らずに,そのまま下山することに決める.
 霧が深いので余りよく見えないが,先ほどより沢山の登山客が広場で休憩を取っているようである.ひょっとして,このなかに山旅スクール5期のスケルトンさんが居るかもしれないなと思ったが,敢えて探すこともないので,11時38分に下山を開始する.
 途中で沢山の登山客とすれ違う.何人かの方々から,
 「山頂はまだですか」
 「シロヤシオは咲いていましたか」
と質問を受ける.
 途中で,膝を痛くして戻る夫婦連れもいる.また,運動靴で韋駄天のように坂道を駆け上がっていく若者も沢山居る.

                       <尊仏山荘の営業部長>

■予定通り下山
 バスの時間を見ながら,13時50分に大倉に到着する.下り所要時間は,2時間12分とユックリペース.ただ,途中,あまりにユックリしすぎたので,見晴茶屋辺りから,メチャメチャにピッチを上げた.あまり油断するのは良くないなと自戒.
 予定通りに大倉13時52分発のバスに乗車する.登山客5~6名が同じバスに乗る.渋沢から小田急電車で相模大野へ.途中,秦野を過ぎた辺りで,今月末に「鎌っこ倉ぶ」で散策する弘法山の全景を写真に収める.
 相模大野で急行藤沢行にうまく連絡する.藤沢でもほとんど待ち時間なしで東海道本線に乗り継ぐ.16時から始まる「水戸黄門」に十分間に合う時間に帰宅することができた.
 山行の間を開けると,急速に体力が落ちることを実感した1日であった.

[ラップタイム]

 7:41  大倉歩き出し
 8:02  観音茶屋
 8:17  雑事場ノ平
 8:19  見晴茶屋
 8:37  一本松
 8:46  駒止茶屋
 9:03  堀山ノ家
 9:20  戸沢分岐
 9:44  花立山荘
10:02  金冷シ
10:17  塔ノ岳山頂 着
==============================
10:35  塔ノ岳山頂 発(+14.6℃)
10:43  鞍部往復(11:34までシロヤシオ見物)
11:38  塔ノ岳山頂 着
===============================
11:38  塔ノ岳山頂 発
11:53  金冷シ
12:06  花立山荘
12:27  戸沢分岐
12:41  堀山ノ家
12:58  駒止茶屋
13:10  一本松
13:25  見晴茶屋
13:25  雑事場ノ平
13:34  観音茶屋
13:50  大倉 着

[山行記録]

■登攀・下降高度
  1201m
■水平移動距離   6.5km
■登攀所要時間(雑談時間を含む)
  大倉発      7:41
  塔ノ岳山頂着  10:17
  (所要時間)  2時間36分(2.60h)
 登攀速度   1,201m/2.60h=461.9m/h
■下降所要時間
  塔ノ岳山頂発  11:38
  大倉着     13:50
  (所要時間)  2時間12分(2.20h)
 下降速度   1,201m/2.20h=545.9m/h
                            (おわり)

前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3449a29a4c2274c63ad6670cb5f9fcbf
今回の写真集
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/54d4d2a2cf34914d42792f748ba3f1fb

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