中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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モロッコ訪問記:プロローグ(1)

2009年06月21日 04時41分24秒 | モロッコ;ツブカル山

                 <ツブカル山山頂>

         モロッコ訪問記:プロローグ(1)
          (アルパインツアー)
       2009年6月7日(日)~18日(木)

帰国後第1日目 2009年6月19日(金)

 昨夜(6月18日),12日間におよぶモロッコの旅を,予定通りに終えて,無事,帰国した.
 翌日の今日(6月19日),私は逆時差ボケで無理をしないように,午前中は,旅行中持ち歩いた荷物の整理をしながら,自宅でユックリと過ごす.そして,午後から自宅近くの鎌倉中央公園を一回りする.
 鎌倉中央公園は,私がモロッコに出掛ける前に比較すると,公園の森林が一層鬱蒼とした緑で覆われている.綺麗に刈り込まれた広場の緑陰では,野外活動のために公園を訪れた近くの小学校の学童が活発に走り回っている.つい昨日まで居たモロッコに比較して,国土のほぼ全域が緑に覆われた日本は,なんと恵まれているんだろうと再認識させられる.


               <モロッコ:谷間に僅かな緑が連なる>


                    <鎌倉:天園からの眺望>

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 私は,かねてより,モロッコにある北アフリカの最高峰,ツブカル山(Mt. Toubkal,標高4,167m)に,憧れを抱き,何時かは登ってみたいなと思っていた.
 やっと訪れたツブカル山は,緑が全くない累々とした岩稜の山だった.山頂からは360度の眺望が楽しめた.延々と広がる砂漠が地の果てまで続いていた.砂漠から舞い上がる赤茶色の砂塵が山麓だけでなく上空まで漂っていた.
 ツブカル山登山口の谷間の川に僅かな水が流れている.川の流域には僅かばかりの草木が生えている.そこにヒツジ,ウマ,ニワトリなどの家畜と人間が一緒に住んでいる.
 “・・・・私が子どもだった頃,近くに牛やウマがいたな~ぁ・・・それにニワトリが‘コケコッコ~・・・ゥ・・・’って啼いていたっけ・・・”
 私はモロッコの田舎で,幼少の頃のことを甘酸っぱく思い出していた.

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 夕方,小雨が降りはじめる.
 二階の仕事部屋から鎌倉中央公園の森を見下ろす.雨が公園の緑を一層生き生きとさせている.今が盛りのアジサイには雨が似合いのようである.
 ここ10日余りの間,乾燥しきった大地の中で暮らしていた私は,今,ずぶぬれになって雨の中を思う存分歩いてみたいなという衝動に駆られる.
 小雨の中を,また,鎌倉中央公園に出掛ける.
 モロッコで見た記の緑は,土埃をかぶったような元気のない色をしていた.それに較べると鎌倉の緑は何といっても瑞々しい.平素,やたらに生えてきて困っている雑草も,乾ききったところから見ると,夢のような出来事だろう.誰か言ったか忘れたが「雑草も神様が下さった宝物」だという.数日間,赤土だけの大地に居る内に,雑草も大切だなと思えるようになった.
 喉が渇いた.
 公園内の自動販売機で,120円也のジュースを購入する.
 一口飲んでみる.ジュース類だけは,断然,モロッコが美味しかった.ツブカル山へ登る途中で,売店に立ち寄る.オレンジジュースを注文すると,その場でオレンジを搾ってくれる.このオレンジジュースが実に美味しかった.
 ツブカル山の山頂で,ポーターが昼食を提供してくれた.野菜と果物がてんこ盛りの食事である.ここで食べたメロンは最高.これまで,こんなに美味しいメロンは食べたことがないというほど素晴らしい味であった.

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 モロッコを旅行して得られた第一印象を列挙してみよう.
 *赤土(ラテライト)の赤い砂塵
 *樹木のない世界
 *回教の祈り
 *至る所,ゴミだらけ
 *色々な臭い匂いが混じっている
 *ウマ,ラマ,ヤギ,ニワトリが沢山
 *ネコがのんびり過ごす国
 *砂埃,ゴミ,自動車が一杯のカサブランカ
 *とてもおいしいパン
 *野菜,果物タップリの食生活(総じて女性は太っている)
 *狭い路地,沢山の人々,ロバや荷車が無理矢理通る.カオスの極致
 *市街地での“でたらめ”な車の走行
 *山間部にも立派な舗装道路
 *看板,案内板に英語の表示がほとんどない.
 *観光客はフランス人,ドイツ人など.アメリカ人観光客はあまり居ない.
 *4つ星ホテルでも,必ずどこに欠陥がある.
  バスの栓がない.
  お湯の栓をひねっても,お湯の出が極端に悪い.
  電球が切れている.
  入口のドアの鍵を掛けても,鍵がなくても開いてしまう.
  中に入ったら扉が開かなくなるトイレ.
  ※結局,何の問題もなかったホテルは一ヶ所もなかった.

  
                  <モロッコ:砂漠の夜明け>


               <モロッコ:革工場:もの凄い悪臭が漂っている> 

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帰国後第2日目 2009年6月20日(土)

 かねてより参加予定だった山旅スクール11期生を中心とする某グループの鎌倉アルプス一回りに参加した.
 10時集合の北鎌倉駅へ,十分に間に合うように,9時10分頃,自宅を出発する.久々に山ノ内配水場から尾根筋の小径を経由して北鎌倉駅に向かう.
 途中,見晴の良い展望台からの眺望を楽しむ.
 “モロッコでは,こんなにも艶やかなで,やさしい風景には,ついぞ出会えなかったな”
 私は,改めて,日本の里山の美しさに惚れ直してしまう.そして,こんなに自然が美しい国に生まれたことが,どんなに幸せなことかと,再認識させられる.
 谷間の道を下って,久々に北鎌倉駅近くのコンビニに立ち寄る.店内で,懇意にしてくれるご主人に久々にお会いする.ほんの二言三言だが,ご主人と他愛のない会話を交わす.

             <鎌倉:山ノ内の展望台から六国見山を望む>

 北鎌倉駅前は,この時期にしては大分空いている.
 集合時間には,今日の参加者5人全員が揃う.参加者の中に,このブログでもお馴染みに山旅スクール5期のIさんが居る.Iさんは私の顔を見るなり,
 「ちょっと,太りましたね・・・」
と図星なことを指摘する.
 残念ながら,そのとおりなのである.私は食べ物の好き嫌いがないので,海外に出掛けても,現地の食べ物で難渋することはない.それだけでなく,関空-ドバイ-カサブランカ間往復のフライトで提供される機内食を全部平らげてしまう.また,今回,登山したツブカル山の標高は,4100メートル余しかなく,食欲不振もなかった.そんな関係で,海外旅行中に2キログラムも体重が増えてしまった.これは大変なことである.
 実は,今朝,歩き出して直ぐに「身体が重いな」と感じていた.
 “これはまずいな,すぐ体重を元に戻さなければ・・・”
と内心で焦り出す.
 「体重は直ぐに増えるけど,減らすのがとても大変ですよ・・・」
と,思わず愚痴を言う.

 北鎌倉駅を歩き出す.
 まずは,北鎌倉駅から裏道を辿って,名月院に向かう.
 途中,「猫箱」で,ネコの写真を撮ろうかと思うが,店の前は黒山の観光客である.そこで,今日はスゴスゴとパス.
 名月院は.丁度,アジサイが見頃.沢山の観光客が集まっている.観光客の間を縫うようにして,名月谷へ入る.途端に観光客の姿が殆どなくなる.
 谷間の道を右折して,住宅地の中の急な登り坂を進んで,登山口に達する.
 ここから勝上嶽(“嶽”の正字は「山」冠に「献」)を経由して,天園ハイキングコースを一巡する.
 途中,仙人とバッタリ会う.
 仙人も私達に同行する.

 峠の茶屋で,女主人に,店の外から,仙人と並んで挨拶する.
 「おや,今日は二人お揃いですね・・」
と女主人が声を掛けてくる.ご常連の「エンちゃん」は不在のようである.
 「予定通りに,モロッコへ行って来ましたよ・・・」
と私は女主人に報告する.
 近々,ご常連の方々に,モロッコの旅の印象をお話ししたいなと思っている.

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 次回から,モロッコ訪問記を連載する.
                             (つづく)
「モロッコ:ツブカル山登頂記」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a298cb56e52fca737140e74226b9d9fb
「モロッコ:ツブカル山登頂記」の次回の記事
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