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「コンサート・ホール盤」からワルター・ゲールの「火の鳥」

2011-03-28 18:41:43 | 管弦楽曲

 この週末に「コンサート・ホール盤」の10インチ盤を整理してみた。その内何枚かはすでに紹介済みだが今日はワルター・ゲール(Walter Goehr/1903~1960)ー ベルリン出身の作曲家・指揮者が振ったストラヴィンスキーの舞踊音楽「火の鳥」組曲、写真の1枚にスポットを当ててみたい。このレコードはもう半世紀近く前にリリースされたコンサート・ホール10インチ・モノラル盤(Mー64A)でジャケット・デザインもなかなかイキな1枚である。
 彼はユダヤ系ということもあって当時の「ナチス」の弾圧を逃れるために英国へ亡命し作曲・指揮活働をした人で特にロシアものに定評があったと言われている。事実この収録された「火の鳥」組曲も好演でそれを裏付けている。因みに管弦楽用組曲版には1911年、1919年、1945年の3つの版が存在するがこのレコードではオリジナルの4管編成を2管編成に縮小した1919年版が使用されている。またこのレコードの第2面にはストラヴィンスキーが指揮者セルゲイ・クーセヴィツキー夫人ナタリーに献呈した「ピアノと管楽器のための協奏曲」が収録されている。ここでピアノを弾いているのが鬱病のため自殺により1953年に31歳の若さでこの世を去ったメルボルン出身のピアニスト、ノエル・ミュートン・ウッド(Noel Mewton=Wood/1922~1953)である。彼もまた当時ピアニスト・作曲家として多方面で活躍が期待された人だけにこの録音も貴重な1枚になった。
 尚、余談ながら両曲の管弦楽が「アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団(日本語表記)/Amsterdam Philharmonic Society Orchestra(英語表記)」となっているがその実体が1953年創立の旧アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団、現在のネーデルランド・フィリハーモニー管弦楽団(Nederlands Phiharmonisch Orkest)なのかは不明である。



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