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カラヤンとプッチーニのオペラ

2009-05-04 05:36:57 | ヘルベルト・フォン・カラヤン
 カラヤンはプッチーニのオペラを比較的多く好んで取り上げた指揮者だったかも知れない。特に私の好きな「トスカ」はレコーディングも2種類の名盤を遺しているし舞台上演でも度々とりあげいる。また演奏会形式でも確か1982年2月ベルリン・フィル定期公演だったと思うが行っている。この模様は後にNHKFMでも放送された。他に「ボエーム」や長崎を舞台にした「蝶々夫人」も名録音や映像も遺されている。しかしながらプッチーニ最後のオペラ作品となった「トゥーランドット」はこの写真の1981年5月にウィーンのムジークフェラインでデジタル録音されたもの以外舞台上演記録が見当たらない。実に不思議なことだ。
 カラヤンは南ドイツの大聖堂で有名なウルムの歌劇場から彼の指揮者としての活動が始まったがそこでの数々のオペラ上演記録にもないようだ。その理由はもちろん定かではないが幸いこの1981年にカーティア・リッチャレッリ(トゥーランドット)、プラシド・ドミンゴ(カラフ)2人の名歌手を起用したレコーデイングは彼が持つオペラ美学が結集された名盤だと思う。




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2 コメント

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トゥーランドットといえば (atman)
2009-05-10 00:05:35
このLPが発売されてすぐ、NHK-FMのオペラアワーで放送されたのを聴いた途端、なんだか分からないが引き込まれ、それまでイタリア・オペラにはあまり興味がなかったのですが、個性的なジャケットとともにずっと気になっていました。数年後、CDを購入し、それから現在まで私の愛聴盤のひとつです。とにかくこの演奏は個性的、カラヤンとウィーン・フィルでしかなしえないと思われる異国的、非現実的な一大音絵巻ですね。賛否分かれたリッチャレッリのタイトルロールもこのサウンドにはピッタリはまっています。私にはドミンゴのカラフがこのサウンドの中では少し異質に感じられますが、「異国」の王子役ということで、むしろ役柄通りなのかもしれません。
あまたあるカラヤンの録音のなかでも、これはもっとも個性的なものではないでしょうか。
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トゥーランドットといえば (atman)
2009-05-10 00:05:35
このLPが発売されてすぐ、NHK-FMのオペラアワーで放送されたのを聴いた途端、なんだか分からないが引き込まれ、それまでイタリア・オペラにはあまり興味がなかったのですが、個性的なジャケットとともにずっと気になっていました。数年後、CDを購入し、それから現在まで私の愛聴盤のひとつです。とにかくこの演奏は個性的、カラヤンとウィーン・フィルでしかなしえないと思われる異国的、非現実的な一大音絵巻ですね。賛否分かれたリッチャレッリのタイトルロールもこのサウンドにはピッタリはまっています。私にはドミンゴのカラフがこのサウンドの中では少し異質に感じられますが、「異国」の王子役ということで、むしろ役柄通りなのかもしれません。
あまたあるカラヤンの録音のなかでも、これはもっとも個性的なものではないでしょうか。
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