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アシュケナージの1970年代の「ラフマニノフ/ピアノ協奏曲全集」録音から

2010-03-04 04:29:15 | 協奏曲
 今日は久しぶりに「4トラック・2チャンネル・ステレオ・オープン・テープ」(19cm/s)コレクションから現在指揮者としても大活躍中のウラディミール・アシュケナージがアンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団と1970年代に録音した「ラフマニノフ/ピアノ協奏曲全集」から1本紹介したいと思う。
 写真は1972年に「キング・レコード」からLPと同時にリリースされた「4トラック・オープン・テープ」で最もポピュラーな「第2番ハ短調作品18」と余白に「変奏曲形式」で書かれた「パガニーニの主題による狂詩曲作品43」が収録されている。(日キング/TLA118)アシュケナージはその後1984年のもベルナルト・ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団と2度目の同協奏曲全集を録音しているが筆者個人的にはアシュケナージが当時30代半ばに録音した溌剌としたこの最初の全集録音の方を好んで聴いている。また筆者はこの時代の彼の演奏を生でもよくロンドンをはじめとしてヨーロッパで耳にしたことがあるが特に以前にも紹介したことがあるゲオルグ・ショルティ/ロンドン・フィルと協演したバルトーク/ピアノ協奏曲第2番の演奏は今でも強烈に印象に残っている。(1979年3月/ロイヤル・フェスティバル・ホール、ロンドン)
 このラフマニノフの演奏もバックのプレヴィン/ロンドン響とアシケナージの情感豊かなピアノとのアンサンブルが見事に調和している。


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