私のレコード・ライブラリーから

私のレコード/CDコレクション紹介

シューリヒト&フランス国立管 - シューマン/交響曲第2番ほか ライヴ盤

2012-12-28 13:06:15 | 交響曲

 カール・シューリヒト(Carl Schuricht/1880~1967)はブルックナーと並びシューマンも得意としていた指揮者だった。彼はスタジオ録音で1950年代にパリ音楽院管弦楽団とモノラルで「第2番」と「第3番」を「英デッカ」にまた1960年にはステレオで南ドイツ放送交響楽団と「第3番」、「マンフレッド」序曲を「コンサート・ホール」に録音していた。今回は過去に取り上げなかったシューリヒトのシューマンのLPから写真の「フランス国立管弦楽団」とのライヴ録音を紹介したい。

 このレコードは1985年初出の国内盤REL-3531(RVCー仏エラート原盤ーERH-16009)で「仏エラート」創立30周年、「フランス国立管弦楽団」創立50周年を記念して限定発売された1枚である。LPには1963年5月14日、パリの「シャンゼリゼ劇場」におけるライヴから「マンフレッド」序曲、1955年の「モントルー音楽祭」におけるライヴから「交響曲第2番ハ長調」が収められている。シューリヒトの解釈は快速テンポで振っているところ等々、スタジオ録音との基本的な違いはないがコンサート・ライヴということもあり幾分引き締まった演奏で緊張感が感じられる。モノラル録音なのがちょっと残念だが録音年代からしていたしかたない。尚、演奏終了後の聴衆の拍手は「マンフレッド」序曲はカットされている。