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サー・ネヴィル・マリナー/アカデミー室内管弦楽団 - オペラ名曲集

2009-10-18 06:41:06 | オペラ
 サー・ネヴィル・マリナー(Sir Neville Marriner/1924~ )は手兵「アカデミー室内管弦楽団」との来日公演や東京フィル、都響、NHK響への客演で日本でもファンが多い指揮者の一人である。彼はヴァイオリンの名手でもあり1956年から68年までロンドン交響楽団第2ヴァイオリンの首席をつとめていた。その彼がロンドン響在籍時代の1959年に創設したのがこの「アカデミー室内管弦楽団ーThe Academy of St. Martin-in-the-Fields」である。「アカデミー室内管弦楽団」とのコンビによる録音はヴィヴァルディの「四季」を始め数多くの名演があるが今日はユニークな企画によるヴェルディ、プッチーニのオペラ・アリアの名曲を集めたLP盤を紹介したい。このレコードは1987年にロンドンのAbbey Rooad Studio No.1 デジタル・レコーディングされたもので(英EMI/EL7 49552 1)声楽ぬきの純管弦楽で演奏されている。管弦楽のアレンジにはクリストファー・パルマー(Christpher Palmer)とアンドリュー・プリス・ジャックマン(Andrew Pryce Jackman)の二人が携わっている。
 収録内容はヴェルディから「アイーダ」より「清きアイーダ」、「リゴレット」より「女心の歌ー風の中の羽根のように」、「椿姫」より「プロヴァンスの海と陸」、プッチーニからは「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」、「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」、「トスカ」より「星は光ぬ」等々オペラ・ファンならずとも広くしられた名曲が並んでいる。「星は光ぬ」は2つの異なったアレンジが収録されており興味深い。
 イタリア・オペラの名旋律が気軽に楽しめるマリナーの気品のある演奏の1枚だ。おまけにジャケットのセンスもすばらしい。


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