玉川上水 花マップ

玉川上水沿いの主な野草の生育地図を作ります

シンポジウムへの感想

2023-05-09 11:29:17 | シンポジウム
以下に、寄せられた感想を紹介します。必要に応じてごく一部修正、省略することをご了解ください。

「はけ文」の横須賀雪枝です。昨日はシンポジウムに参加させていただき
ありがとうございました。最前列で聞かせていただき大変勉強になりました。
はけ文のブログに感想文を書きました。こちら

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韓昌道(5月8日)
 昨日は貴重なお話をお聞きすることができて大変良い勉強になりました。玉川上水の貴重さと魅力が一人でも多くの方に知っていただければ素晴らしいなと感じました。
 昆虫類の調査をしていても、東京都レッドデータに掲載されている種も含め(数日前に2023年度版が新たに発表されましたが、私が確認した昆虫類は10種ほど掲載されています)、未だ記録されていない種、記録がかなり珍しい種(トウキョウトラカミキリ、ヤマトガガンボモドキ、ジュウロクホシテントウなど)も含まれていますので、上水を守ることの大切さを再確認しました。
 中央体育館の林の話がありましたが、上水がクヌギ・コナラなどの広葉樹が多いのですが、その反面針葉樹があまりありません。私の記憶では、中央体育館にはモミが、林にはヒノキ林があったと記憶しているのですが…、そのような観点からもこれらの樹種に依存して生きる生き物は上水ではこのような場所に依存するしかないので、なくなると大打撃ではと感じております。
 微力ではありますが、私にできることがありましたら、ご連絡していただければ幸いです。立場上、行政への抗議や関与などは複雑な問題があるのですが…、研究に関することでしたら尽力したいと思います。
いろいろとありがとうございます!長文失礼いたしました。

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追伸
 最近は採集したものをしっかりと投稿して記録することに専念しており、その甲斐あって東京都レッドデータ2023年度版に2つの短報が引用されました。短報は全て「東京都小平市で~」という出だしで、必ず「玉川上水」を強調した文にしています。今朝、確認するとヒノキとサワラでした。やはりあれくらいの幅であのような林があることは大変貴重だと感じましたし、上を跨ぐのは大規模すぎて陰になる部分が多く影響は大きいと感じました。地下案が今の現状では最適かと思います。
 東京都レッドデータでは東京都環境局が行っているのですが、今回の改訂版では特に東京都に関わりの深い生き物が紹介され強調されています。
その中でトウキョウトラカミキリは東京で採集された新種でありながら、東京での発見例がほぼなく、しかし北多摩地区からの報告が近年増えているとコメントが掲載されています(私や原島真二氏(東大和郷土博物館の方で後藤祥夫さんのご友人)の調査内容の引用です)。
私が発見した場所は鷹の台駅の近くなので、このような観点から環境局が工事に関して意見を反映してもらえればと朝に思いましたが…。

高槻先生もおっしゃっていましたが、希少性のある生き物だけではなく、まだまだ昆虫類は記録に反映されていないような種や東京でわずか数例目の発見などもあり、調べる部分が沢山あるので、玉川上水の分断だけは避けたいと強く感じます。

*トウキョウトラが紹介されている環境局のコラムを添付いたします。またサイトもご紹介いたします。

東京都環境局HP(東京都レッドデータブック2023のページを新設)

*これまで12年間ほど調査を行い、分かるものだけを記録してきたデータをお送りいたします。標本は2千個体以上あり、微小甲虫類、ハエ・寄生バチなどは同定できておらず、リストには繁栄されていません。

私もできるだけ自身の研究を通して貢献できることがあれば玉川上水を大切に思う一員として頑張っていきたいと思います。

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原田直子(5月8日)
たいへん貴重なお話の数々を拝聴しまして、厳しい現実ではありながら勇敢に立ち向かった(これからも)皆様方に敬意を表します。
 川沿い、緑地や公園を散策するのが趣味なので、お話に出てきた神田川、玉川上水、など深く頷きながら聞きました。本格的な生態の調査をもとに考えを具体化する、それは感想や個人の意見というものに力を与えてくれるのだと改めて思いました。
 貴重な深い林の価値は測りようがありませんが、ある意味では周辺の土地、不動産の価格にも影響するのではないかと思うこともあります。たとえば、森の間を縫う部分だけを16m道路にするだけでも被害を減らせないでしょうか。ひとりでも多くのひとが反対しない、そういう提案を押し出せないか、と考えたりします。
 じつは、地元の西荻窪駅北口でも道路拡幅計画がありまして、それに関してここ数年住民で意見交換や行政への提案などをしてきました。立ち退きの地権者の数軒が強固に反対運動をしています。選挙が続くために、政治マターとされる傾向もあり、悩ましい問題です。私個人はすれ違えないほど狭い部分もある歩道を広くすることには賛成で、バスなど公共交通の安全性から見ても16mになっても納得する立場です。
 同時に、計画線上にあって建築規制などで自由の利かないまま数十年塩漬けにされる地権者の立場を見直してほしいと切に思います。当店も当事者でしたがセットバックしてマンションに建て変わりました。都市計画に振り回される地域住民も全体像を捉えて知識を身につけて学ばないといけませんね。國分先生の『来るべき民主主義』は貴重なテキストですので、それを実地に生かしてゆきたいとおもっています。
 ご縁があって水口さん、尾川さんとは以前から情報交換をしてきたのですが、西荻のまち情報『ニシオギ空想新聞』第2号を水口さんの事務所にお送りしました。お時間があるときにお目通しください。
 私は個人的に都市樹林の保護育成を願っていますので、道路拡幅の際にまちにあった街路樹を選定するプロジェクトチームに(岸本区長が提案してまちづくり企画がスタート予定)参加希望です。
 明治神宮外苑の森も心配です、おっしゃるように全面的な勝利ではなくても、住民の願いを結集して、ひとつでも強引な計画を修正させたい、そう願っています。
 これからも小平の皆さまの取り組みに学び、連帯してよりよいまちづくりになりますよう、協力してゆきましょう。
どうぞよろしくお願い致します。

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永添景子(どんぐりの会)
かぎもと景子(幻燈会朗読者)5月9日
高槻先生
先日はありがとうございました。
いろいろ考えさせられる会でした。
同じ気持ちを持った方々に直接会えて、良かったです。
またその後のアンケートの文章なども先生が文字起こしして下さり有難うございました。
ますます行政の理不尽さに憤り、住民投票の時の悔しさや、諦めや押し込めていた感情を思い出しました。
先生のブログの初めの方で
市長の「長」が、美しい鳥の「鳥」になっていました。
先生のたぬきのお話を武蔵美で初めて伺った時、ユーモアと愛があり素敵だなぁと思いました。今回もユーモアがあって、笑えるところがあり助かりました。笑えるところがないと、こういう内容はやってゆけないので、、、。

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市川 優(5月10日)

高槻成紀様
昨日は、「はけぶん」さんの情報と、高槻さんの記録と、2通の一斉メールのご送信、ありがとうございました。
私は申し込みはしたものの、当日はキャンセルして行かれなかったのですが、おかげさまで、内容を知ることができ、感謝いたします。

玉川上水の96の橋のお花のことや、タヌキのこと、小金井の上水伐採後の鳥たちのことなど、玉川上水、そして野川周辺のことなど、興味深く拝見しました。

自然のめぐりのように、
穏やかに、いつでも
たしかに花を咲かせていくように、
わたしたち
ひとりひとりの人間の活動も、
自然とともにあることを思いました。

このたびは、玉川上水の情報をお伝えいただきまして、ご親切に、どうもありがとうございました。

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リー智子(5月10日)

このシンポジウムは第一回目にふさわしく、とても良い内容だったと思いました。
 水口さんは、淡々と事実をわかりやすく伝えてくれたなと思います。当時を知っている人はわかることですが、住民投票を実現させる動きは台風のようで、ものすごかったです。それは知らない人には伝わらないことなので、数字などでどういうものだったかを伝えてくれたのは良かったです。
 しかしあれだけの時間とエネルギーを費やしても住民投票は開票されなかったし、もう無駄と思っている人もいます。いまさらもう一度この運動を活性化させるのは、至難の技です。前回以上のエネルギーが必要です。
 住民投票の次の年に高槻先生と出会いました。 高槻先生は、玉川上水の価値を専門的なデータを多く取り入れ、表すことができる人です。エネルギーもある上に、ユーモアのセンスもあります。住民投票の時にはなかった強い力です。
 関野先生の話は、私たちが今どういう選択をすべきか、何が大切なのかを伝えることのできる内容だったと思います。
 國分さんは、住民投票のその後の流れがいかに民主主義に反していたかを話してくださいました。私は生き物系のことに偏っていたので、大事なことに気がつかされました。
 私の一番気になる部分は、幹線道路を充実させることにより、病院にに早く行けて人命救助につながるというところです。そこだけは、道路は必要かもしれないと。道路を作らなくても、早くいける方法を何か提案できたら良いです。
 内容は全体的にバランスよく、大切なことが的確に語られたのではないかと思います。國分さんの「こういう記録がいつどういう力を持つかわからない」ということばが心に残りました。

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西尾成子(5月19日)
 玉川上水の会良かったです。市と都に(328号線の)地下化の請願を出したいです。小平の東部、中央、北部の市民は余り道路について知らない。まずは上水の自然と木々の美しさと史跡をピーアールし、署名活動(3万筆)あつめ、ひいては市長選挙につなげて実現したい、まちづくり仲間からはじめ、多くの都民も巻き込んで実現できたらと思います。

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市川 優(6月3日)
ユーチューブの
シンポジウム
見せていただきました。

わたしたち
ひとりひとりが
それぞれに、
自分の思うところを
一歩一歩
行動に移していくことの
大切さを改めて思いました。

野川を分断する都道の計画の
パブリックコメントの
取り扱われ方をみても、
野川沿いの木々の伐採の
問い合わせにしても、
小平で起きていることと
同じような行政の対応に出会いますが、
最近石川県で発見されたムジナモのように、
いつどこで小さな種が芽を吹くか
わかりませんので、
草草のように、ただただ
そのときそのとき、
これはと思うことに
自分のフィーリングにしたがって、
おおらかに
行動していこうと思います。

昨日の朝日新聞の「くっつく植物の種子」の
記事に、キツネやタヌキが林で
10メートル程動くだけで、
いろいろな植物の種が
約9千個もつくと推測できる
というものもありました。
自然を思うひとが
いろいろなところに
気ままに動きまわっていると、
知らずといろいろな種が
はこばれ、まかれて、
あちこちに
花が咲くことでしょう。




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