形成的アセスメントと学力 人格形成のための対話型学習をめざして明石書店このアイテムの詳細を見る |
☆国立教育政策研究所や東北大の有本教授が中心となって、浸透しようとしている古くて新しい評価方法および評価基準(クライテリア)の基本的な考え方や各国の事例が充実。
☆形成的アセスメントという言葉自体は40年ぐらい前からあるが、知識蓄積・分類・整理型の従来の学習指導要領では、総括的アセスメント(従来のスコアによるる評価。たとえば5段階評価をイメージ)で十分だった。
☆しかし、知識基盤社会における知は、リサーチ、ディスカッション、プレゼンテーションという知の技術が必要。この思考と表現のプロセスを評価するには形成的アセスメントが必要となる。
☆改訂学習指導要領は、まだそこまでは考えていない。しかし、水面下では、知識基盤社会において「生きる力」(キーコンピテンシー)を発揮する学びの学び、自己評価の学びができる教育システムとイノベーションが必要という認識が広まりつつある。
☆形成的アセスメントには、実はICTが欠かせない。これを学校として実現したのは白梅学園清修の柴田哲彦副校長。この形成的評価の実践を授業として確立したのは明大明治の松田孝志先生。両教諭は形成的アセスメントのロールモデルである。