教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

消費者庁 波乱の船出

2009-09-01 07:13:09 | 経済
消費者行政を一元的に担う消費者庁が1日発足する。しかし、消費者庁を監視する消費者委員会の委員長になる見通しだった住田裕子弁護士が委員就任を辞退するなど、波乱含みのスタートだ。・・・・・・住田氏については、これまで各地の弁護士会や消費者団体から「消費者問題に詳しくない」などの理由で、人選について見直しを求める声が上がっていた。委員長就任についても、他の設立準備参与から「互選なのに、あらかじめ決められているのはおかしい」との批判があった。一方、民主党は長官人事などについて、「旧来型の官僚主導で進めることは極めて不適切」と反発。総選挙前から再考を求めている。(朝日新聞090901

☆住田氏がどうして辞退したのか、本当のところはわからない。

☆ただ、

①適正手続き
②官尊民卑の排除
③専門家目線ではなく市民の目線で

☆ということが議論される問題ではある。

☆それにしても、この手の話になると、必ず出てくる「消費者問題に詳しくない」というミニ官僚的発想。

☆消費者とは人間のことだろう。まさかお金を使って物を買う専門家であるまい。

☆こういう発想は、「おまえは人間じゃない」と言っているのに等しいということに気づいていない。

☆消費者問題は、専門家だけが解決する問題ではない。市民が人間が自ら解決する問題である。その環境をつくるのが委員会の役割でもあろう。

☆相変わらず市民はバカだと思っているのだろうか・・・。不足している部分を私たちが補ってあげなくてはと。