奥多摩駅の駅そば

2008-02-19 23:59:50 | 日常&時間の旅


奥多摩駅と201系(2年前の秋)


 先日、知り合いの女性から、「女一人、ふらりと鉄道に乗りたいのだけど、ふわ~と心が癒される鉄道が近くにないかしら?」と質問されました。
 「テツ」化して一年、まだ入口あたりをウロチョロしている新参者に過ぎませんが、「心が癒される鉄道」と聞いて、即座に頭に思い浮かんだのが、JR桐生駅を起点とする「わたらせ渓谷鐡道」です。旧国鉄時代は足尾線と呼ばれていた第3セクターの鉄道では、「テツ」の時代が来る前からトロッコ列車を走らせたり(ディーゼル機関車がトロッコ客車やお座敷客車を牽引する)、駅に温泉施設を造ったり(水沼駅)、列車を改造したレストランがあったり(神戸=ゴウド駅)、冬のシーズンに沿線の駅をイルミネーションで飾ってお座敷列車を走らせるなど、生き残りをかけて、いろいろなことを試みています。
(わたらせ渓谷鐡道に関しては、その魅力をたっぷり伝えるつもりですが、記事が遅れてごめんなさい)

 こうした工夫を施さなくても、わたらせ渓谷鐡道は、その名のとおり、渡良瀬川に沿って走る鉄道で、窓から景色を眺めているだけで自然と心が「癒され」ます。桃の花が咲く春から紅葉の秋にかけて多くの観光客が訪れますが、冬の季節も捨てたものではなくて、線路に敷かれた落ち葉を風圧で舞いあげながら進む様子はとても風情がありました。小豆色の小さな旧型起動車とか、開業当時の木造駅舎がそのまま残されている(上神梅駅など)点など、それだけで十分魅力的です。足尾銅山跡を訪ねるのも面白いでしょう。

 東武鉄道桐生線が渓谷鐡道に乗り入れていて、浅草から特急に乗って1時間半で「相老」に着きますが、国立から出発するなら、4時37分の下り始発電車に乗って、立川から青梅線&八高線と乗り継ぐと高崎を経由して7時半頃には始発駅の桐生に到着、8時8分発の終点「間藤」行きに乗ることができます。わたらせ渓谷鐡道でたっぷり遊んで20時に桐生に戻ってきても、今度は「小山」「大宮」経由で22時半には国立に戻って来られることを教えてあげたら、意外な近さに驚いていました。



 

 「でも、何も群馬や栃木まで行かなくても、東京都内にも「青梅線」という渓谷鉄道があるんだよ」と教えてあげたら、もっと驚いていました。西立川から市街地を一直線に進んでいく青梅線は、青梅を過ぎると景色がガラリと変わり、御嶽から終点の奥多摩までは完全に山岳鉄道になります。ついこの間乗ったときは、雨が降っていたので、なおさら神秘的でした。国立から往復3時間、終点の「奥多摩」まで行って帰ってくるだけで、深い峡谷の景色を見られるなんて・・・ブラボ~♪
(今回は窓ガラスが水滴だらけだったので、車窓の風景を撮らなかった)




 晴れても雨でも雪(だと止まることがあるが)でも、それぞれの顔を四季折々楽しむことができますが、せっかく奥多摩まで行ったのだから近くを歩いてみましょう。
(空気がうまい!)
 そして、20分くらい電車を待つことになったら、是非とも、駅舎二階の広々とした蕎麦スタンドに立ち寄って、ギャラリーに飾られている奥多摩の美しい写真を眺めながら、400円の手打ち蕎麦をおやつ代わりにお試しあれ。
 「これが駅そば?」と感動する美味。特に、暖かい汁に浸けていただく「田舎せいろ」は、鳥の出汁がほどよく出ているめんつゆが絶品。食後は、つゆに蕎麦湯をドボドボ注いで、一滴残らず飲み干しました。
 その日、あまりの旨さに「おいしかった、ごちそうさま~」とお礼を言って、大急ぎで改札へ向かったニワトリさんは、電車が青梅に着くころ、折りたたみ傘を入口の傘立てに置き忘れてきたことを思い出しました。傘のことをすっかり忘れてしまうほど、おいしかった、ということにしておきましょう。
 お気に入りのだったのに・・・


土曜日の井の頭自然文化園

2008-02-18 22:37:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 我が家の白梅も、ついに最初の一輪が咲きました。土曜日に先頭を切って咲いたのですが、日曜日もこれに続く花は出ず・・・
 このところ、週末になると井の頭自然文化園に来ていますが、いつもそれなりの発見とハプニングがあるので、ついつい足を運んでしまいます。まずは・・・


 ヤクシカ達は、いくつかのグループに分かれて集まって日向ぼっこしています。その後方にいるのは・・・?
                   

 やっぱし、例の(あんこさんも注目している)ウマ鹿君だあ~(これだけ角が見事なのは他にいませんが)。木の陰で何しているんでしょうね~。声をかけたら、「フンッ」と、ガンを飛ばしてきました。


 この鹿男凶暴につき・・・フェンス相手に角で押し合う鹿相撲?のファイティング・ポーズを見せて鼻息を荒くしたのち、大見得を切って固まりましたが、私以外は注目せず。他の鹿は相変わらずのんびり日向ぼっこ。「この鹿・・・ホンモノかもしれない・・・」
 笑いながら写真を撮りましたが、おすまししている顔は可愛くもあり、この画面ではわかりにくいけど、睫毛がとても長~い。あんたが大将~♪


                   

 はな子はタイヤを引っ張って遊んでいました。次の写真は、新しいホースをもらったときのはな子です。たぐりよせて具合を確かめています。はな子はホース遊びが大好きなのですが、口にくわえて思い切り引っ張るものだから、さしもの強化ホースも「ブチブチ」切れて、どんどん短くなってしまいます。今回はタイヤに結んだのですね。


                   

 【リス(に飛びつかれる)小径】では、今日も・・・飛びつかれました。この外套のせいでしょうか? カメラ(R6)に好奇心を抱いたのか、レンズを覗きこみました。あとは、ニワトリさんの体で遊ぶリスの撮影会に。じっと我慢の子でしたが、カメラやケータイを向けられて、ちょっとしたモデル気分?


                   

 ゾウ舎に戻ると、はな子の食事が始まっていました。今日の園内ガイド(13時より)は、草を食べる動物について。はな子が普段何を食べているか、お客さんに説明していきます。でも、今日のはな子はご機嫌斜め? そのうち後ろの壁にへばりついてしまい、頑として動かなくなりました。仕方がないので、最後のヘイキューブ団子5個は、飼育係がはな子ところへまで行って「鼻わたし」しました。




                   

 スポーツドリンクを飲んで、ブドウを食べ終わってからも、この位置にへばりついてしまったはな子ですが、以心伝心の飼育係が葉っぱのついた木の枝をはな子のおなかの下に置きました。これこれ、好きなんだよね~。はな子は枝の端を足で踏んでしっかり固定してから鼻を枝に巻きつけて、こそげるように葉っぱをむしりとっていきます。
(この写真だと枝がしなっているのが見えないかなあ?)
 こうしてきれいに葉っぱだけ食べてしまいました。頭いい~♪


 まだ一輪しか咲いていないけど、もうすぐ春ですね~♪

 本日、万歩計は23457歩を記録(第2位)。2万歩を超えたのは3回目。これからもうひと歩きして記録更新して来ようかな?


「土曜すてき旅」と銚子電鉄

2008-02-17 07:03:30 | 映画&ドラマ




これが「鉄子車両」。昭和30~40年代は地下鉄銀座線として活躍した。
名物「濡れせんべい」をモチーフにしたヘッドマークは当局の許可が下りず・・・


 『小さな旅』で取り上げられた「渋」温泉に関する記事を書くのに時間がかかってしまったので早足で参ります。
 16日放送『おはよう日本』の「土曜すてき旅」のコーナーで、銚子電鉄が取り上げられました(一年前に『小さな旅』でも取り上げられた)。まずまずの内容だったのですが、「鉄子」車両に全く触れなかったのはちょっと残念でした。公正を欠くと判断したのかもしれませんが、もう一両の宣伝カー(ゲーム会社のラッピング車両)とは性質が異なると思うので、取り上げて欲しかったです。
 何でもそうだけど、「放送されたものだけが真実ではない」ということを改めて肝に命じました。「鉄子」車両は毎日走ってますよ~♪

 「鉄子」車両は、苦戦の続くローカル線を何とか盛り上げようという皆の想いがたまたま形になったものです。
 「銚子電鉄」は最近の「鉄道ブーム」のきっかけを作ったとも言われている漫画『鉄子の旅』と少なからぬ縁があり、第1巻で取り上げられているばかりか、連載が終わった後も横見クン企画のツアーが組まれるなど、「鉄ヲタ」たちが集客や宣伝に一役買ってきました。
 個人的な思い入れで盛り上がっていたときに、漫画を描いた菊池直恵さんのデザインによる車両を走らせよう、という新たな企画が生まれ、銚子電鉄も快諾。「テツ」ではないけど意気に感じた彼女が「外房の海と太陽、そして波」を三つの色に置き換えてデザインしたのが、この車両です。
 だから、これは漫画『鉄子の旅』宣伝カーではなくて、銚子電鉄の新しいカラーリングといった方がいい。同じカラーリングのNゲージ車両付き限定版『鉄子の旅』の売れ行きも好調で、収益の一部は車両を提供した銚子電鉄に還元されています。
 NHKが鉄子車両を完全に無視したのは、漫画の宣伝をしないための配慮だったのでしょうが、ちょっと疑問に感じました。

 疑問に感じたといえば、今週の『ちりとてちん』。藤本脚本を褒めている人がたくさんいますが、私は納得できません(草原&小草若は素晴らしかった)。やはり途中リタイアしてよかったと思いました(来週、清海の「うそつき!」に期待)。
 そうそう、『フルスイング』は、今週も素晴らしかったです。でも来週、最終回ですね。余韻に浸っていたから前回記事のUPが遅れましたが、再放送される前にブルーレイのデッキを買わなくちゃ!(ハイビジョンで見たいじゃん)
 それにしても、ブルーレイ対HD-DVDのユーザーを無視した戦争は、HD-DVD側の音頭を取ってきた東芝がいきなり撤退して決着がつきましたが、HD-DVDのデッキを買った10%の人はどうなるんだろう?




「犬吠」駅でも販売されていた「応援BOX」。
書き下ろし新作付。鉄子車両でも読めます!
売り切れだったので、後日購入しました。


渋温泉に行こう! ~『小さな旅 ばあちゃんたちの応援歌』

2008-02-16 23:57:50 | 映画&ドラマ


 日曜日の朝は、朝食後の『さわやか自然百景』と『小さな旅』から始まる。番組が終わってから腰を上げ、『趣味の園芸』をながら見しつつ、掃除&洗濯に取りかかるのが家にいるときのパターンだ(あるいは掃除を後回しにして井の頭へ出かける)。
 
 『さわやか自然百景』は、生きものと自然が四季織りなす静かなドラマで、15分という放送時間も、この国の豊かさを改めて知るのにちょうどいい。
 引き続き『小さな旅』が始まる。担当アナ(国井さん&村上さん)が関東甲信越を旅する番組だが、「旅」番組というよりも、その土地に暮らす人々にスポットを当てたドキュメンタリー番組だ。年に何回か全国各地まで範囲が広がるが、そのときの番組が非常に秀逸で、去年の12月に放送された『故郷の山輝くとき』などは、番組を見て本当に良かったと思った。これぞ、珠玉の小品だ。番組HPから引用すると、

 ~広島県のある小さな町で、毎年12月の夜、町の中心部にある小さな山全体がイルミネーションで飾られる。頂上付近では公募で選ばれた4つのデザインや言葉が光り輝く。そこには町の人たちの様々な思いが込められている。今年、デザインを考え出した小学校6年生の女の子。子どもたちのためにとイベントを最前線で仕切る84歳の男性。イルミネーションの点灯式までの日々を通して、人々のふるさとへの思いを見つめる。

 ちょっといい話でしょう? もちろん、百聞は一見にしかずで、番組制作者が書いた文章も、放送内容の一割も伝えることはできないのですが・・・。
 クラスの皆で演じた英語劇「CATS」の思い出に、その文字を山に飾りたいと公募に応募してきた女の子。その思いに答えた町のスタッフ(全てがボランティアのイベントは高齢化も進んでいて、もう終わりにしようという声すらあったという)。最初は英語劇で、次はイルミネーション作りを通してひとつになった生徒たち・・・
 感激したニワトリさんは、イルミネーションをこの目で見ようとさえ思い、行くことが可能だったのに行かなかった(その理由については近々話せるかも)。再放送の録画にも失敗して、天を仰いだのである。
12/16 放送「故郷の山輝くとき」バックナンバーは、 → ここをクリックして、「いままでの小さな旅」をクリックすると行かれます。


 このところ、予約録画に失敗ばかりしているので、先週の『小さな旅』の再放送を録画する際は慎重を期した。最初から両番組を録画しておけばいい話だが、そうすると「後で録画を見ればいいや」という気持ちからか、どうにも集中力を欠いてしまうのと、録画したから何度も見ているかといえばそうではなくて、二度と見ないことの方がむしろ多い(映画のDVDソフトもそうだ・・・)。だから一期一会のつもりで見て、どうしても残したい場合のみ再放送を録画することにしている。

 先週放送された『小さな旅 ばあちゃんたちの応援歌 ~長野県渋温泉』の再放送(土曜朝4時30分から)が無事録画されていたので、胸を撫でおろした。
(もし失敗していたら、即座に現地へ飛ぼうと思った)
 番組がスポットを当てたのは、戦中&戦後に「渋」を支えてきた女性たち。40年間コーヒーだけを淹れてきた喫茶店「信濃路」の春子さん(84才)、日用雑貨店「おもしろ夢倶楽部」を経営するれい子さん(94才)、三年前に温泉旅館「古久屋」の大女将を退いたが今でも圧倒的な存在感を示すきよ子さん(80才)の三人を取材した。
 この人たちの「顔」の素晴らしさといったら、自分の拙い文章力ではとても表現できない。いい番組を見たときには、「あっ、この番組をFusakoさんに見てもらいたいな~」と必ず思う。『さわやか自然百景』と『小さな旅』が、ラスベガスでも放送されてくれていれば嬉しいのですが・・・。

 その中でも驚かされたのが94才のれい子さん。私よりもはるかに元気だ。昔の生活雑貨を集める傍ら、14年間にわたって地元の言い伝えを紙芝居にしてきた。
 猿が温泉に入ることで有名な「地獄谷温泉」にまつわる言い伝えがある。最初に温泉に浸かった勇気あるメスザルの話を『我輩は猿でござる』という紙芝居にした。「渋」の町は女性が支えてきたという自負を象徴する逸話だ。特に戦中&戦後、男手が不足した困難な時期、女性たちは懸命に生きてきた。
 れい子さんは浪曲で鍛えた自慢の咽喉で自作の紙芝居の朗読もする。最近は「戦争」のことを次世代の人々に伝えなければならないと、一ヶ月かけて『息子よ』という紙芝居を描いた。戦争に行った息子の帰りを待ちながら亡くなった母親の物語は、れい子さんのおばの体験をそのまま物語にしたものだった。そしてれい子さんもまた、中国大陸へ出征したご主人の帰りを7年間待ち続けた。お百度を踏みながら、1歳の子供をたった一人で育てた。
 れい子さんは、スキー合宿に来た240名の中学一年生の前で『息子よ』を朗読した。作文・作画・朗読と、全てを一人でこなすれい子さんが、チャップリンの姿とダブって目頭が熱くなった。と同時に、きよ子さんの旅館に泊まり、春子さんのコーヒーを飲み、れい子さんの紙芝居を見たいと、強く強く思った。

2/10 放送「ばあちゃんたちの応援歌」のバックナンバーは、→ ここをクリックして同じように「いままでの小さな旅」をクリックしてください。

 渋温泉の公式HPは、 → ここをクリック 


『鹿男あをによし』第5回 ~今日今日(けふけふ)と・・・

2008-02-15 23:59:30 | 鹿男あをによし=奈良


 突然ですが、万歩計の新記録「23759步」が出ました。国立~谷保駅間を往復、仕事で1時間少々歩き、最後に立川から家まで歩いて帰ったら、こうなりました。距離にすると14.25km。『ちりとてちん』の松重さんは一日30000歩を記録していますが、私もそれを達成したあかつきには、証拠の写真を撮ってブログに載せるつもり。でも、正直いって、これからさらに7000歩近く歩くのは結構しんどい。もう一度立川まで歩いても1000歩足りないもん・・・

 今週の『鹿男あをによし』は50点。だって、「奈良」が全然出てこなくて、「かりんとう」の出番も少なかったから。両手を使わずバタ足だけで自由形を戦うようなもので、勝負は目に見えていますよね~。
 でも、戦うといえば、今週の主役であるイトちゃんたち奈良女学館剣道部員は頑張りました。『フルスイング』を見ているのかと錯覚するほど? 「スポ根」ドラマよろしく、マドンナ率いる強豪京都女学館と手に汗握る死闘が繰り広げられました。
 『鹿男あをによし』のHPで「エキストラ」を募集していて、その内容=「劇中で主人公が勤務する女子校で行われる姉妹校対抗の運動競技大会を応援する女子高生達として参加していただきます」を読む限り、どうやら今週のシーンは奈良ではなくて、栃木県で撮影された模様。18~25才の女性を募っていましたが、伝統校という設定なので「茶髪&パーマ&金髪」の方はご遠慮ください、という但し書きが添えられていました。今どきの女性は高校を卒業した途端、「茶髪&パーマ&金髪」になってしまうので、一人も集まらなかったりして?(でも、ちゃんと集まったね)

 今回「男を上げた」?のは、美術の福原先生(佐々木蔵之介)と、学年主任の溝口先生(篠井英介)。福原先生は飄々としたキャラクターが兼ねてより魅力的でしたが、今回はマドンナとのツーショットもあり、この二人、意外とお似合いですね。一方、学年主任の溝口先生はスポーツに全く無関心で、職員室でただ一人、まるで「サンカク」を守っているかのように、優勝カップが並べられた机の前にデンと座って、てこでも動かない構えだったのですが、ついに我慢ができなくなって?体育館を覗きに行くと、いつの間にか先頭に立ってイトちゃんに大声援を送っていました。本当は非常に感動し易いタイプなので、あのように普段は仮面を被っていたのかもしれませんね。

 さて、大将同士の戦いは延長戦までもつれこみ、最後の最後でイトちゃんの胴が見事に決まり、「サンカク」の優勝プレートは奈良女学館の預かりとなったのですが、誰もいなくなった職員室からいつの間にか誰かが持ち去っていたのかと思いきやそうではなく、アホなねずみ(大阪女学館の南場先生)が道場にやって来たから「さては取り返しに来たな」と思ったら、スポーツマンらしく自分の非を詫びに来ただけで(でも「来年は勝ち抜き戦じゃなくて総当たり戦で戦わせてもらう」と計算しているところが彼らしい)、もしかして鹿のいう「サンカク」って、この優勝プレートのことではないのでは?と思い始めたら、鹿曰く「それは何だ、先生?」。やっぱりそうでした・・・

 でも、小川先生は大和杯を戦っている間、鹿の話も、自分が鹿の顔にされていることも忘れていたと言ってましたよね。そうしたこととは関係なしに勝ちたかったと。だから、この肩すかしエピソードも、十分楽しめました。剣道未経験の未華子さんも、よく頑張りました。面をつけていれば誰だがわからないので、いくらでも代役使えたのに・・・
 さあ、来週は「かりんとう」(綾瀬はるか)が大活躍? 「マドンナ」(柴本幸)もたくさん見られそうなので、今から楽しみで仕方がありません。ちなみに、今回の枕詞も「飛鳥」にかかります。あ~、奈良へ行きたい~♪ 


盗んだ仏像たちと暮らしていた男

2008-02-14 23:46:05 | 独り言&拾いもの



善鳳被告が盗んだ61体の像


 2月13日付、東京新聞夕刊の社会面に、埼玉県の飯能市で仏像など61体(約1000万円相当)を盗んだとして逮捕・起訴された男の記事が掲載されていました。
 男は盗んだ仏像を自宅の棚などに飾って拝んでいたらしく、同新聞によると「仏像が自分に仏教を語りかけてくれた。身近でお世話したかった」と供述しているそうです。
 仏教に興味があった被告は1980年に「善鳳」に改名。仏教系大学を卒業後、何と四つの仏教系大学院を卒業。昨年頃まで仏教系専門学校の講師をしており、経歴を見ればわかるように、非常に熱心な仏教信者だったと見受けられます。
 大事な像を盗まれた方々には申し訳ありませんが、この人を犯罪者として断罪する気にはなれず、「(窃盗は許されざる犯罪だけれど)本業を忘れた「生臭坊主」より善鳳被告の方が立派な人かもしれないよ」と、苦笑いしました。
 でも、写真をよく見ると、仏像の中に聖母像や天使に妖精&少女像などが混じっていますね。これって、いったい?・・・善鳳被告は、「話しかけると答えてくれ、“ 寒い ”と言えば服を着せていた」とも供述しているそうです。善鳳被告、どうやら単なる信心深い人ではなかったようですが、「(仏)像が寂しがっているので、かわいがってあげたかった」という気持ちには「嘘」はなさそうです。
 盗んだ仏像の中には、「こんな大きくて重たい像をどうやって一人で運んだのだろう?」と不思議に思うものもあるし、「この人にお世話されて幸福だった」仏像もあるかもしれません。一連の「偽装」事件より、遥かに好感の持てる事件でした。


散歩INDEX

2008-02-14 01:31:05 | 道草&散歩(索引)

 
 【散歩 INDEX】は、これまで歩いた場所を一覧にしたもので、多少鉄道旅行や他のジャンルと重なったりするのですが、逐次更新していくつもりです。皆様が私と同じように散歩を楽しんでいただければ、これに勝る喜びはありません。
(時系列的には、【日常の旅&時間の旅】からも、行けます)


【多摩地区】

鉄塔国分寺線  ~1号鉄塔めざして・・・

国分寺  ~万葉植物園から「お鷹の道」へ(予告)
       ~武蔵国分寺跡
             ~万葉植物園・真姿の池湧き水群
      ~万葉植物園その2

国立  ~解体が始まった三角屋根の駅舎(+「将門首塚」)
     
~谷保天満宮と不思議なニワトリ
     ~桜便り(大学通りなど)

武蔵村山  ~都立野山北&六道山公園(里山散策)
        ~都立野山北&六道山公園(きのこロード)

聖蹟桜ヶ丘  ~自転車に乗って・・・映画『耳をすませば』の聖地を走る
         ~その2(閑話休題)
         ~その3「カントリー・ロード」を聴きながら 
         ~その4「コンクリート・ロード」を口ずさみながら
         ~その5「聖蹟記念館」とセンチメンタルロード

羽村  ~まいまいずの井戸
     ~羽村動物園
     ~羽村の堰(その1) 
     ~羽村の堰(その2)羽村市郷土博物館

青梅  ~キネマ看板と昭和幻燈館
     ~赤塚不二夫記念館と昭和の雑貨屋さん
     ~喫茶「夏の扉」
     ~青梅鉄道公園
     ~キネマ通り
拝島  ~日本一長い踏切と

吉野梅郷 ~二万五千本の梅の咲く里
       ~青梅市梅の公園周辺
       ~青梅市梅の公園
       
~青梅・宮ノ平・日和田
       ~日向和田エトセトラ

       ~梅とツツジの競演
     

       ~「しだれ梅」の図

       ~二俣尾へ・・・  

御嶽  ~紅葉ピクニック?

奥多摩〈むかしみち〉 ~トシ子、ビビる?
               ~トシ子、バテる・・・
                               ~奥多摩駅・駅蕎麦

【23区】

上野  ~不忍池と解体が決まった「モミの木ビル」
     ~博物館動物園駅跡・奏楽堂・上野東照宮・彰義隊(戦士之墓)
     ~穴稲荷・不忍池・岩崎邸
     ~聖橋から無縁坂へ(湯島聖堂・湯島天神・春日局の墓 etc)
     
~谷中から上野へ花見散歩その1
     ~上野周辺花見散歩その2

千駄木&谷中  ~鴎外と漱石を偲びながら、食べ歩き?
            ~谷中墓地&五重塔跡
           ~観音寺築地土塀&夕焼けだんだん
           ~寛永寺・浄名院・愛染堂・長久院・全生庵・根津神社

駒込  ~六義園から旧古河庭園へ

3月10日を歩く  ~横十間川と親水公園 
             ~東京大空襲・戦災資料センター&東京都慰霊堂

江戸の水を辿る  ~江戸川公園と神田上水
            ~小石川後楽園と神田上水
            ~水道橋&聖橋と神田上水

自転車で皇居一周   ~銀座4丁目
               ~日比谷公園
               ~桜田門・千鳥ヶ淵・北の丸公園
               ~平河門・天守台跡・東御苑
               ~二重橋

高田馬場  ~おとめ山公園(徳川家の狩猟場跡)

目黒  ~庭園美術館(旧朝香宮邸)その1
     ~恵比寿ガーデンプレイスと庭園美術館

【関東】

八千代緑ヶ丘(千葉)  ~京成バラ園


201系とボンネットバス

2008-02-13 01:56:05 | 鉄道紀行&乗り物


                   

 今日は所用で奥多摩まで行くことになったのですが、あいにくの雨・・・でも、デジカメを鞄に入れておいて良かった~♪ ラストラン間近の201系に、これまた珍しいボンネットバスの写真が撮れたから。
 ボンネットバスは、西東京バスの車庫の前をたまたま通った際に、整備用のガレージに鎮座していたので、職員の方に断りを入れて撮影しました。
 201系は奥多摩駅に着いたときに一応撮っておいたのですが、ラストランが近いこともあって、多くの「テツ」が柿色の201系に会いに「立川詣で」をしていることを、帰宅してから知りました。そういえば、立川駅の「青梅・五日市線」乗り場が、いつもとは違う感じだったのですが、「テツ」が混じっていたからだったんですね~!
 同じ201系でも「青梅・五日市線」の車両は、写真のように四隅に梅をあしらったステッカーを貼っています。青梅線は東青梅から先は単線になり、青梅~奥多摩間を行き来している車両は全て201系でした。いつまで見られるか、わからないけど・・・
 


 

                   

 それまで「テツ」は、東京駅のひときわ高い3階にある中央線プラットホームの先頭に立って、入線してくる201系を待っていましたが、1年前に遡ると、201系には目もくれず、たまにやって来る新型車両のE233系の写真を撮る「テツ」が圧倒的に多かったように記憶しています。
 車両の置き換えは急ピッチで進み、今年に入ると201系は激減しましたが、その一方で、201系の最後の姿を撮ろうと、人々が続々とこの場所に集まるようになったそうです。すでに201系は1時間に1本程度まで数を減らしており、それならば201系の本数が中央線に比べるとまだ多い青梅・五日市線の発着駅である立川駅まで行った方が良いということで、「立川詣で」が始まったとか・・・
 この日も、終点の奥多摩まで乗って、そのまま引き返す「テツ」を見かけました。



        
                   

 私は私で急速に「テツ」化が進行し、去年のGW明けには、定時に上がったときはホーム先頭まで歩き、183系特急(中央ライナーとして使用中)の入線を待つという、立派な「テツ」に成長?しました。一連の写真は、去年の5~7月頃にR5&R6で撮影したものですが、この頃すでに中央線の半数近くがE233系に置き換えられており、写真のように201系が並ぶと、嬉しくなったものです。写真に写っている人はE233系&183系を待っていました。


     

 約1年半ぶりに終点の奥多摩まで行きましたが、そのときよりもかなり「テツ」分が増加していることが自分でもよくわかりました。
 青梅線は、青梅を過ぎると車窓が激変しますが、御嶽より先の風景を眺めていると、東京都にいることが信じられません。国立からわずか1時間弱で、こんな景色を見られるなんて・・・しかも、今日は雨が降っているせいで、景色が全然違う!
 深い峡谷から白い水蒸気が湧いてきては、山裾を舐めるように上空に立ち昇って灰色の空に溶け込んでいく様子は、そこに建物や道路がなかったら恐怖心を覚えるほど幽玄的で、こんな幻想的な景色を「気軽に」楽しめる「鉄道」という乗り物の素晴らしさを改めて実感しました。
(写真は歩きながら撮影したものです)


 今年は、「鯛の鯛」を二個とも取り出せました。何かいいことあるかも?


「大雪~♪」とまでは・・・(続き)

2008-02-12 01:58:18 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 夜桜ならぬ夜雪見に出かけたけど、午後8時ぐらいの方が雪国っぽくて綺麗でした。もう少し降ってくれれば別世界になるところだったのに、惜しかったです。写真を撮っているうちは気にならなかったのですが、すっかり体が冷えてしまい、さぶいのなんのって! 行きはヨイヨイ帰りは怖い・・・帰宅するなり、湯船にザブンと浸かりました。はあ~、極楽、極楽~♪

 翌朝は長靴で出かけたのですが、電車の中で「長靴をはいた猫」ならぬニワトリは一人だったので、やや恥ずかしさを覚えました。三鷹から玉川上水に沿って、いつものように歩いていくと、ジブリ美術館行きのバスが大勢の人を乗せて追い越していきました。


     

 雪や濡れた地面に太陽光線が反射して、非常に眩しい朝になりました。彼女はこちらに向かって急ぎ足で歩いていたのですが、梅の花の下まで来ると足を止めました。十秒は佇んでいたと思います(数えてみてください。意外と長い時間ですよ)。
 それからケータイを取り出して・・・ふと、古文の授業で教わった一首=「春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ 乙女」(大伴家持)が頭に浮かびました。
 咲いているのは桃色の「梅」だけど、出で立つ「乙女」の「花を愛でる」心は千三百年後の今も変わらない・・・いい景色に出会いました。



                   

 9時35分。開園直後の「井の頭自然文化園」は、通路の雪かきで大忙し。入場者より従業員の方が多い? はな子は運動場の真ん中で足踏みしていましたが、すぐに「オハヨー」の挨拶をしてくれました。


     

 ひと回りしてゾウ舎に戻ると、朝食のバナナをもらっていました。少なく見えるかもしれませんが、これで6kgあります。11時には、さらにバナナ6kg食べて、ドクダミ入りスポーツドリンクを20リットル飲みます。


      

 リスも相変わらず活発に活動していました。「朝っぱらから、ヒマな野郎だな。ちょっとからかってやろうか?」と身を乗り出して、おもむろに身構えたかと思ったら、ジャンプ一閃! 飛びついてきました。そう来ると、思ってはいましたが・・・


     

 本日の鹿さん。井の頭の鹿はヤクシカなので、全体的に小ぶりです。お食事中のところを失礼したのですが、ちょっとムッとした感じ?でした。右の写真は、シカ舎より広い中庭にいるヤクシカ。12月の写真だけど落ち葉が美しくて、やはり古文で習った「奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声聴くときぞ 秋は悲しき」(猿丸太夫)を思い出したので、パチリ。動物たちの写真もずいぶんたまっています・・・




                   

 ちなみに、(左上)のように広い。ブログ用にダウンコンバートした写真では読み取れないと思うけど、FZ18は、敷きつめられた落ち葉の一枚一枚を描き分ける実力の持ち主。一眼レフも、うかうかしていられない。ところで、先ほどのシカが紅葉踏み分け近寄ってきたのは、実をいうと(右上)の「焼き芋」の香りに誘われたため。その頃、ニワトリさんはベンチでこのように「芋たこ」休憩中だったのだ。餌やり禁止でなければ、一緒に食べられたのに・・・。


 井の頭公園を一周してから帰りました。赤い弁天堂は雪が似合います。もう少し降ってくれればもっと風情があったかも?


     

 雪の上に誰かがつけた足跡。小さい頃は、一番乗りで自分の足跡をつけるために、近所の原っぱや校庭までよく走りました。ボート池のハクチョウたちは、船着場で待機中。さすがに今日は、お客さんの出足が遅い?


明日12日、『スタパ』に茂山宗彦さんが出演します!

2008-02-11 20:14:01 | 連続テレビ小説


 国会中継で延び延びになっていた小草若=茂山宗彦さんの出演された『スタジオパークからこんにちは』が、明日12日の1時05分に放送されます。桂吉弥さんのときは、当日知ったので、お知らせできなかったのですが、久しぶりにHPを訪ねてみたら、その旨記載されていました。忘れずに予約録画しときましょう。ご存知の方も多いとは思いますが、一応お知らせしておきますね~♪

 2月12日(火)『スタジオパークからこんにちは』 13時05分~
             小草若役 茂山宗彦(録画放送)

 2月20日(水)『スタジオパークからこんにちは』 13時05分~
             テーマ曲演奏 松下奈緒(生演奏もアリ?)