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名画座への招待 ~ユリイカVS映画秘宝

2010-08-20 23:59:10 | 映画&ドラマ


 


 以前、「映画館に棲みたい(「住む」じゃなくて「棲む」)」と書きましたが、より正確にいうと、名画座の館主(支配人)になって自分の好きな映画を二本立て三本立てで上映するのが夢でした。
 当時の名画座は、今の回顧上映のように、明確な意思を持って上映作品を選定してるところが多かったので、その影響をかなり受けたのでしょう。今では、名画座こそ絶滅しましたが映画ソフトが充実しているので、家庭劇場でトリュフォーの『大人は判ってくれない』と、カネフスキーの『動くな、死ね、甦れ!』(とうとう、DVD-BOXが今月28日に発売)という贅沢極まりない二本立てを上映することも可能です。それを考えると、今の時代の方が充実しているような気もするのですが・・・。

 昔も今も基本的には同じだと思うけれど、その昔、お小遣いでロードショーを観てしまったらその月はもう他の映画を観ることができないので、見たい映画が二番館(名画座など)まで降りてくるのを待つのが「普通」でした。名画座の入場料はロードショーの半分ぐらいだったので、ロードショーを1本見るお金で、二本立てなら4本、三本立てなら6本も見られる計算になります。
 当時はDVDどころかビデオテープもなかったのですが、その代わり名画座が沢山ありました。映画を観る際は、山ほどある名画座から一番得と思える二本立て三本立てを探すのが最初の仕事でした。映画狂がいよいよ高じてきた頃に、情報誌の『ぴあ』『シティロード』が創刊されました。見たい映画を探すのにどれくらい役に立ったか・・・今のパソコンの比ではありません。

 映画を浴びるように見るようになると、全ての映画が傑作ではないと否応なしに気づきます。二本立てでも元が取れないつまらない映画もあれば、最初から二本立て&三本立て上映を前提とした「グラインドハウス・ムービー」があることも、やがて知るようになります。
 国立にも「国立スカラ座」という名画座があって、多いときは月4回(計8本)通っていました。アメリカ映画以外はなかなか上映されなかったのですが、ロードショー作品を比較的早く見ることができて、パンフレットも手に入るので非常に重宝していました。

 今では交通費を浮かすことが一番の目的ですが、立川で映画を見るとき以外は大抵「はしご」をしています。
20日の組み合わせは、11時15分の『シルビアのいる街で』と、14時10分の『ゾンビランド』です。
 『シルビアのいる街で』は、あのビクトル・エリセが太鼓判を押し、蓮實重彦教授とその門下生が大絶賛しているヨーロッパ映画で、『ゾンビランド』は、「映画秘宝」の高橋ヨシキさんや、ゾンビ映画を語らせたら右に出るものはない伊藤美和さんも一目置いているゾンビ映画です。
 観客が全くかぶらない、水と油の関係にも似た映画をはしごするなんてどうかしていると思うかもしれませんが、共に居心地の良い時間を過ごすことができました。ふざけて、「ユリイカ」VS「映画秘宝」と書きましたが、どちらの映画も同じように好きであってほしいと思います。
 実際の話、『シルビアのいる街で』は決して真似をしてはいけない「ストーカー映画」で、主演男優が美形でなければいかなるマジックを使おうと、変質者呼ばわりされかねない映画です。一方の『ゾンビランド』は、派手に血しぶきが上がるわりに良質のエンタテイメントで、誰もが共感できる青春映画だったので、この二本立ては正解だったと、今も映画の余韻に浸っているニワトリさんなのでした。
 個々のレビューは後ほど・・・

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