Cow Parade Tokyo Marunouchi 2008 ~丸の内逍遥

2008-10-15 23:58:10 | 美術館&博物館など


ニワトリさんが一番気に入った「牛」の絵柄


 「鉄道フェスティバル」の会場に向かう道すがら、街角のところどころに置かれている牛の置物がどうにも気になったニワトリさんは(丑年生まれのせいか、牛は大好きな動物なのだ)、「牛」を訪ねて三千里! じゃなくて一万歩も歩いてしまいました。
 最初は丸の内の「うち」と「牛」をひっかけた「お遊び」だとタカをくくっていたのですが、「カウパレード」と呼ばれているパブリックアートだったんですね。ニューヨークやパリで開催されたときは驚異的な動員数を記録したとか・・・東京で開催されるのは二年ぶり3回目とのことです。二年前といえば、勤め先が京橋で、(飲食店のたぐいは殆ど知らないくせに)丸の内&銀座は自分の庭さ~なんて威張ってましたが、こうしたイベントがあったことも、全く知らなかった・・・。


                   

(右)真っ先に瞳に飛び込んできたのが、このピンクの牛=「愛エレガントスター」。ブティックのマネキンよりポップでお洒落。作者は何と、地元の中学生です。
(左)多くの人がこんな風に近づいて覗きこんだり、牛と記念写真を撮っていました。こちらの作品の題名は「色情牛」。作者は荒木経維。えっ、もしかして?


 40分ほど周辺を逍遥して、「カウパレード」が開催されていることを知りました。この時点で8頭ほどの牛を目撃していたのですが、そうなると、宝探しじゃないけど「牛」をもっともっと捜してみたくなり、さらに1時間近く「牛」を探して徘徊してしまいました。
 「カウパレード」の発祥地はスイス。地元アーティストが実物大の牛のオブジェに思い思いの模様を描いて街路に飾ったところ、スポンサーや寄付金が集まるほど話題を集めました。その後、NYやパリなど主要都市でも開催され、大好評を博します。展示された牛は「セリ」(オークション)にかけられ、オークションの売り上げは全て慈善団体に寄付されるなど(必要経費は除く)、「カウパレード」は社会性を帯びた楽しいイベントへと発展していきました。
 ニワトリさんは、一帯を徘徊した結果(最後は腰が悲鳴を上げた)、18頭の牛を目撃して一応納得していたのですが、記事を書くために「カウパレード」のHPを見てびっくり仰天! なんと、グラスファイバー製の実物大ホルスタイン?65頭に、今回初登場のベビーカウ(通称=ミニムー)8頭を足して、合計73頭もの牛がこの界隈に放牧!されていたとは・・・一部の牛は10月5日をもって展示が終わったそうですが、こうなると、ニワトリさんの血が妙に騒ぎ出しました。19日までにもう一度丸の内に降り立って、全ての牛とご対面した~い!


                   

 建築家=隅研吾さんの「コスメ牛」(左)と、丸ビル前には中川翔子さんの「牡牛座ギザ11次元」。ショコタン、なかなかやりますね~♪


                   

 加納明日香さん(武蔵美大)の「ねむりりにも、つけない」(左)と、サカキテツロオさん(三菱地所)の「がんばれ丸の牛2008」(右)。「丸の牛」は20kgの減量に挑戦中。


                   

 背中の黒ブチ模様を拡大すると、小さな黒い牛がひしめきあっているグエナエル・ニコラさん(プロダクトデザイナー)の「コミュニティ」(左)と、素材にストッキングを使ったアートが評判を呼んでいる(ストッキングフェチ?)土ヶ端大介さんの「罪と罠とある日の雌牛」。

                   

 イラストレーター対決。ペニンシュラホテル前の「田んぼでつかまえて」(岩清水さやか 作)と、東京国際フォーラム前の「ハッピー 乳 タウン」(松並良仁 作)。甲乙つけがたいところですが、ケータイをかざして激写中の女性の御足が写っている「ハッピー乳~」の勝ち? 否、この場合「ハッピー腿~」と言うべきか?


                   

 有楽町電気ビル近辺で、エントリーナンバー「1番」をつけた「牛」を見つけました。動物切り絵作家の岡本陸矢さんの「カウパレードな動物園」です。動物好きにはたまらなく可愛い切り絵ですね~♪



 ニワトリさんが一等賞に選んだのが、さわだりえ さん(イラストレーター)の、その名も「うし」。メルヘンチックで素晴らしい~♪

 カウパレードに行かれなくても、公式HPを訪ねれば73頭全てに会える~♪
     公式  HP  → 【 Cow Parade Tokyo Marunouchi 2008