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太陽電池の製造コストが半分に、立命館大学等の共同研究 - 従来比で2分の1以下の極薄シリコンを実現

2012-06-21 | いとすぎの見るこの社会-地球環境を考える
中国電力管内では太陽光発電が急激に伸びていて
原発1機分に相当する容量規模に達していると言う。

電力大手・原発への強烈な嫌悪感と固定価格買取制度のインセンティブにより
今後しばらくは順当な普及が望めるであろう。

「夏の電力ピークに向け太陽電池は必要不可欠である。
 何故なら太陽電池は冷房での電力需要の膨らむ真昼の晴天にこそ
 最大限の能力を発揮できる電源であるからだ。

 ドイツの実績から考えて、夏のピーク電力の10%は
 太陽電池で充分に補うことができる筈である。
 低下しつつあるもののまだコストは高いが、施工期間が短いのもメリットだ」

と当ウェブログは主張したがほぼ想定通りの展開である。
勿論まだまだ普及余地は大きい。

特に関電管内は原子力の発電シェアを食い破って欲しいものだ。
原子力の見かけの低コストは情報操作と補助金のためである。
今の好機に原子力の補助金を太陽光・風力・ガスコージェネのインセンティブに移転し、
原子力利権を限界まで締め上げなければならない。


 ↓ 参考

原発6基分に相当する太陽光発電、年内に600万kWに迫る見通し - 急速に拡大する国内導入量
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/456f0f5eff7f057f63a16c72015550a0


また、喜ばしいことに立命館大学がシリコン太陽電池の新技術を開発し、
格段に製造コストを下げることができるようになると言う。

家庭や企業等の自家発電には変換効率の高さが重要だ。
シリコン価格と変換効率、耐久性にもよるが、
薄膜シリコンも台風の目となるかもしれない。


妹尾堅一郎氏は
「日本は技術立国ではない」
著作で語っているが、それは技術があっても稼げていないからである。

太陽電池においてはこれまでの轍を踏まず、
世界市場で圧倒的なシェアを奪えるように
知財権戦略や水平統合戦略も抜かりなく展開して欲しいものである。


▽ 技術開発で先行しても、普及拡大期に韓国等にシェアを奪われる

『技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由』



 ↓ 低コストの有機薄膜太陽電池とどちらが市場で勝ち抜くか?

コスト10分の1の太陽電池が登場、高層ビル壁面がメガソーラーに! - 三菱ケミカルHDが来年発売
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/f85bfba25955488d723a72ef10c57a2a


▽ しかも太陽光・風力発電のコスト低下が急激に進んでいるのも明らか

『国民のためのエネルギー原論』(植田和弘/梶山恵司,日本経済新聞出版社)



太陽光パネルの製造コストを半減 立命大などが新技術(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD120E5_S2A610C1TJ1000/
”立命館大学などは12日、太陽光パネルの製造コストを半減できる新技術を開発したと発表した。同じ量の材料から2.5倍のパネルを作れる加工技術を確立した。同大発ベンチャーのツールバンク(大津市)、研磨加工のクリスタル光学(大津市)と共同で2年後の実用化を目指す。新技術で太陽光発電の普及に弾みが付く可能性がある。
 開発したのは化学溶液を使う半導体加工技術と極細ワイヤを組み合わせたシリコンの切断技術。太陽光パネルは主材料となるシリコンの塊を何層にも切断し、シリコン薄膜を取り出してから加工している。新技術で取り出せるシリコン薄膜の厚さは約60マイクロメートルとなり、従来技術の2分の1以下にすることが可能。加工速度は従来と同じ程度でできるという。
〔中略〕
 太陽光パネルは低コスト化が普及のカギといわれている。主材料のシリコンを薄く切断できるほど得られる薄膜の枚数が多くなるため、製造コストの低下には新しい切断技術の開発が必要とされていた。”

有機薄膜太陽電池と高変換効率の新型太陽電池の激突が
これから始まるかと思っていたが情勢は混沌としてきた。
数年後の勝者が全く見えてこない。


中国電管内の太陽光発電、10万件超に 島根原発1号機に相当(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO42825950Q2A620C1LC0000/
”中国電力は20日、管内の太陽光発電による余剰電力購入の契約件数が5月末時点で10万件を超えたことを明らかにした。再生可能エネルギーへの関心の高まりを背景に導入が加速しており「今後も件数が増えていく見通し」(同社)だ。
〔中略〕
「最近は月2000件のペースで増加している」という。契約容量の合計は41万4000キロワットで、すべてが容量通りに発電すれば島根原子力発電所1号機(松江市、出力46万キロワット)に近い規模に相当する。
 固定価格買い取り制度が7月に開始する影響で、8月分からは電気料金が1キロワット時あたり0.22円上乗せされる。中国電力によると、標準家庭(使用量が300キロワット時)の場合、現行の負担金を合わせて月98円の上乗せになるという。”

順調に太陽光発電の普及が進んでいる。
電気料金が上昇し、原発の再稼働が遅れる中で
太陽光・風力・コージェネで電力大手の収益を締め上げる方向に進んでいる。


大阪ガス、メガソーラーを国内展開=3カ所で計3500キロワット(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2012062100614
”大阪ガスは21日、国内でメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業に参入すると発表した。約10億円を投じ、大阪市など3カ所に合計出力約3500キロワットのメガソーラーを建設する。電源の分散化を図るのが狙いで、今後も事業を拡大する方針。
 建設予定地は、大阪市(出力約1800キロワット)と岡山県勝央町(同約900キロワット)、和歌山県広川町(同約800キロワット)。3カ所とも早ければ8月に着工し、来年3月末までに完成し運転を開始する予定。〔以下略〕”

ただの「アリバイ」でメガソーラーを手掛ける電力大手よりも
ガス会社の方が信用できる。政治バイアスのかからないデータを出すだろう。

但し夜に発電できないメガソーラーは夏以外は効率が大きく落ちる。
太陽電池とガスコージェネを組み合わせたハイブリッド型で
マンションや工場、オフィスにシステムを組み込むビジネスの方が望ましい。

電力大手と違って原子力での事業独占ができない
ガス会社であれば政治とカネでエネルギー政策を歪める危険性は低い。
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